第四話:生きていればいろいろなことがあります!
休んでいて申し訳ありません。再開しました。
最後まで読んでってください!
家に帰って俺は妹に今日の転校生のことを話した。
「えー、また私の敵が出たじゃん」
「ごめんごめん、まさかあんなに似てると思わなくてさ」
「許さん!」
「ごめんってば」
「まぁお兄ちゃんが本当に好きなの私だからいいけどね」
「わかったよ……」
そんな会話をしていると、ピンポーン……
誰かが来たようだ。
「お兄ちゃん出てー」
「はいはい」
ガチャ……
「こんばんはー」
「純くん遊びに来たよー」
「帰れ」
「えぇーなんでよー」
「お前、今日だけで3回も来てるだろ?」
「別にいいでしょー?」
「よくないよ!」
「だって暇なんだもん」
「はぁ……わかったよ、少しだけだぞ?」
「うん!ありがとー」
それから俺たちはゲームをしたり、漫画を読んだりして遊んだ。
「もうこんな時間か」
時計を見ると夜の9時を回った頃だ。
「そうだねー、そろそろ帰ろうかな」
「じゃあ、気をつけて帰るんだぞ?」
「うん、ばいばーい」
〜翌朝〜 いつものように俺は朝早く起きた。そして、顔を洗うため、鏡を見た。すると……
「えっ!?」
俺の左目が青くなっていた。
「嘘だろ?」
俺は急いでリビングに行き、妹を起こした。
「おい!起きてくれ!」
「どうしたの?こんな時間に」
「大変なんだ、左目の色が変わってる」
「えー、見せて見せて」
「ほら、見てみろ」
「ほんとだ、青い」
「これって何かわかるか?」
「んー、わからん」
「そっかー」
「とりあえず、学校には眼帯でもつけて行くしかないな……」
〜登校後〜
「おはよう、白雪さん」
「あら、こんにちは。それと、はじめましてですね」
「あっ、そういえばそうだったね」
「これからよろしくお願いします」
「こちらこそ」
「あと、呼び方は美麗でいいですよ」
「わかった、そうするよ」
キーンコーンカーンコーン
「起立!礼!」
『お願いしまーす』
「よし、今日も一日頑張るか」
「ねぇ、白雪さん」
「何ですか?」
「ちょっと聞きたいことがあるんだけどさ……」
「はい、何でも聞いてください」
「この左目の色なんだけどさ……」
「ああ、それは多分能力者になったからじゃないですか?」
「能力者……?」
「そうです。能力者は全員、自分の能力を使うことができるんです」
「へー、そうなのか」
「てかそれゲームの中じゃなくて?」
「現実です」
「マジで?」
「はい」
「じゃあ、美麗の能力はどんなものなんだ?」
「私は回復系の魔法が使えます」
「ゲームで言うヒーラーみたいな感じですかね」
「なるほど……」
「なるほど……」
キーンコーンカーンコーン……昼休みに入った。
「あ、純くんお弁当食べようよ」
「ああ、いいぞ」
「そう言えば、昨日は大丈夫だった?」
「あー、それがな……」
俺は今日の朝のことを説明した。
「そうなんだ……大変だね。でもゲームのやりすぎじゃない」
「でも能力だって...」
「そんなの嘘に決まってるじゃん。噓も方便って言うでしょ!」
なんか違う気がするけどまぁいいか...
「そーいえばさ、あんたって彼女いんの?もしかしてあたし?」
「そんなわけね―じゃん。そもそもお前なんて彼氏できねーよ」
「もーひどいー!!」
俺は美桜との何気ない会話を楽しんでいた。
だが、これが本当の始まりに過ぎなかったのだ……
〜放課後〜
「純くん帰ろー」
「おう」
俺たちは家に帰ろうとしていた。その時……
ドガァーン!!! 大きな爆発音が聞こえてきた。
「な、なんだ!?」
俺は慌てて音のした方に走って行った。
そこには信じられない光景が広がっていた。
人が死んでいた……それも2人だ。
「これは一体……」
「君たち!そこで何をしている!」
警察官が駆けつけて来た。
「いえ、その……友達と遊んでたらたまたまここに来ちゃったっていうか……」
「ふむ、ならいいんだが……あまりこういう所には近づかないようにしてくれよ?」
「はい……」
俺たちはその場を離れた。
「なんだったんだろうな?」
「さぁ?まぁいいじゃん、帰ろー」
俺たちは帰り道を歩いていった。
しばらく歩いていると……
「きゃあー」
女性の悲鳴が聞こえた。
「なんだ?」
「行ってみよ!」
「ああ」
俺たちは声のした方向に走っていった。すると、目の前に大きなトラックが迫ってきていた。そして……
キィィーン……ドンッ! 俺は咄嵯の判断で飛び出し、美桜を突き飛ばした。
「ぐっ……」
「純くん!?」
俺の意識は次第に薄れていった……
〜????〜 ここはどこだろう?真っ暗だ……
あれ?俺死んだんじゃなかったのか?………….. 何も起きないぞ?おかしいな……
そう思っていると、突然光が差し込んできた。
眩しい……目が慣れてくると、そこには1人の女性がいた。
「あなたは誰ですか?」
「私は女神です」
「女神様?どうしてこんなところに?」
「あなたは死んでしまいました」
やっぱりそうだったんだ……
「でも安心して下さい。生き返らせてあげることができます」
「本当ですか!?」
「ええ、ただし条件付きで」
「条件とは?」
「あなたの好きな世界に戻してあげましょう」
「なるほど……」
俺は少し考えた後こう言った。
「じゃあ、美麗や美桜がいる今と同じような世界」
「わかりました。では準備ができ次第すぐに転生させます」
「ありがとうございます」
「それではまた会う日まで……」
こうして俺は新たな人生を歩むことになった。
俺は今、自分の部屋にいる。
「はぁー、まさか本当に戻れるなんてな……」
「とりあえず美桜に連絡するか……」
プルルルル……ガチャ
「もしもし、美桜か?」
「うん、どうしたの?」
「いやさ、実は俺、事故にあって死んじまったんだよ」
「は?」
「だから、もうこの世界にはいないんだって」
「いや、意味わかんないし……」
「まあ、そういうことだから」
「じゃあな」
プツッ……ツー……ツー……
「はぁー、これで良かったのかな……」
俺はそんなことを考えながら眠りについた。
どうでしたか?私は今結構焦って書いています。やることがたくさんあるというか...まあ、忙しいことはいいことですからね。皆さんもお互いに頑張っていきましょう。
ではまた次回お会いしましょう。