カフェへ行こう
28話 カフェへ行こう
「そのぬいぐるみの中に入ってるのはなに?」みたいなコト言ってた鹿島世泉。
プッテの中には、ナニか居るのはマナが声を聞いているコトでも確かだ。
精霊なのか? それとも。
「あなたも…」みたいなコトも巫女音朋に鹿嶋世泉は。朋にも何か。
ああ、あたし何考えてるの。仲間の正体より、あの悪魔の正体を。
朋が、なんだっていいじゃない味方なんだから。
「聞いてる? クロエ、何ボーッとしてんの」
「あ、ゴメン。なんだっけ」
「こないだ見つけに行ったカフェを探しに行こって。今日はあたしも聖子も時間あるから」
まあそういうコトで学校を出て駅前に。
また、マスターの絵本、ちゃんと見れなかった。人形のフランシーヌはどんな冒険したのかしら。
「おかしいなぁ」
この前朋ちんと来た路地に入ったがあのネコ穴も無い。
それに店のドアを開けたらすぐ駅が見えたのに。
「聖子、憶えてない? あのカフェへどうやって行ったか」
「ぜんぜん」
と、聖子は欧米人が、よくやる両手を上げて言った。最近は日本人でも増えた。
「どうなってんのかな、あの店。朋ちんが一緒じゃないと入れないのかなぁ?」
「なら、クロ子を探して」
「学校に来てればね。家に居たらダメよ。今日、学校で見かけた?」
「う〜ん」
モリーと聖子が考えてる。あれほど目立つ子なのに。馴れると関心なくなるのね。
電車が来た。そして行った。こんなハンパな時間、降りる人は、いないのか。誰も駅から出てこない。
この駅は学生でもってるんじゃないかと。
寂れた駅前、コンビニが一件。ここが学生たちのオアシスだ。無休だからね。
しかし、夜は、12時で閉まる個人経営のコンビニ。名前? 言っても知らないよ。
あとは大きな駐車場。田舎駅のあるあるね。
「うそっ!」
「ナニ、クロエ?」
駅から出てくる三人は。
つづく




