第三話 四月一日 正午
八時三十九分!ギリギリだった・・・
「いや〜クラスがあらかじめ決まっていて良かった良かった」
「悠里、新学期早々走る事になった原因作ったのは君だから」
何とか成ってよかった・・・けど、疲れた。
「しかし、どうせ式なんて直に終わるならしなくていいんだかな・・・」
「まあ、ある意味この学校だから・・・」
僕らが通っているこの光鐘学園。元々此処に光輝く釣り鐘があった所に学園を建てたから、光鐘学園と
決めたらしい・・・
で、なぜ直に終わるのかと言うと・・・
「ワシは長いのは嫌いじゃ!だから長話はするな!」
と初代校長が言った事から式は普通の学校より半分ぐらい短い。
だから、クラスなどは早く決め、休みまえには知らされる。
楽しみが少ないと言う人が多々居るが・・・・
あ、担任の先生が来た。
「全員居るな〜そんじゃ、式に行くから並べ〜」
先生・・・適当すぎ
「ま、面倒だからさっさと終わる様並ぶか」
「そうだね」
式内
「皆さん、無事な様ですね。長々話をせず、では式は終わらせます」
・・・・・・・・
「・・・短すぎないか、今回」
「所有時間・・・五分」
これでいいのか先生方・・・
「さて、式も終わったし、連絡も来週にしてこれにてLHRも終わりだ」
終わりか・・・早く帰れるから楽だな〜
「そうだ一ノ瀬」
「はい?」
「ちょっと来い」
あれ・・・何かしたっけ?
「遅刻の事で怒られるのかもな」
「してないし、それなら悠里も一緒だからね」
じゃないからなんだろう・・・
「御前、昔に何かしたか」
はい・・・・?
「行き成りなんですかそれ」
「無いのか、無いならそれでいい」
ってあれ?それだけ?あの〜
「なんじゃそれ?」
「そうだね・・・昔って言ってたけど、其れしか言ってなくて・・・」
「へ〜そんな事があってたんだ・・・」
アレから直に家に帰り、珊瑚の作った昼食を食べてあのやり取りを話していた。
「あれじゃなにを言いたかったのかな・・・」
「さあね〜けど・・・」
「ま、何かあっても俺らやあいつは何時でも味方だ」
「!悠里兄!それ私のセリフ!」
二人はそう言って口喧嘩を始めた。
はぁ・・・本当にこの二人は・・・・
「二人ともいいが
ピンポ〜ン♪
「?誰だろう?葵かな?」
「かもな。見に行くか」
「そうね」
其の時にきちんと聞いておくべきだった。
「どうぞ」
なぜなら
そこに居たのは・・・
「琥珀!!」
綺麗な銀髪の・・・・
「・・・・・誰?」
この後大変な事が起こるのだから・・・
やっと三話目です。次を早く書けるに頑張ります。