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詩、あるいは詞

どっかのささくれ

作者: 志賀飛介

やさぐれている

心が荒んでいる

そんな気がする


大体僕らの毎日は

良かったり悪かったりする

だから迷ってしまう

どっちなんだろうって

実際はどちらでもないんだけど

こんがらがってしまう


ただ幸せになりたいんじゃない

そんなことが言いたいんじゃない

言葉では表せない

喜怒哀楽の中にない

もっと大きなもののようで

案外そうでもない


やさぐれている

心が荒んでいる

そんな気がする

気がするだけ

大丈夫

大丈夫なときもある

ときもあるから

大丈夫じゃないときも

あるにはあるんだろうな

誰に言うでもない


大概僕らの毎日は

そんな風に進んでいる

だから気付かない

何でもないような顔をして

みんなどこかやさぐれている

みんなそうだからって

諦めている

知らない振りをする

気付かないふりをする

本当に分からなくなる

涙が勝手に出てくる

勝手なんかじゃないのに


やさぐれている

心が荒んでいる

そんな気がする

そんなわけない

そう思う

一人が良いときもある

そうじゃないときもある

一人で良いときもある

そうじゃないときもある

もちろんある


あるから


あるから?


どうしたらいい?

どうしたっていい?

どうすればいい?

自由の意味をはき違えてる

そんな気がする


心よりも体

体よりも心

どちらが先でもダメで

一緒じゃなきゃダメで

置いてかないで

一人にしないで

誰かが言ってる

やさぐれている

心が荒んでいる

そんな気がする

そんな気がするんだ


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