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先生ですよね?

作者: 千柚

初投稿です

恋愛を求めている方には物足りないかもしれません。


超短編なのでエレベーターを待っている時間ぐらいで読めると思います。


暖かい目で見守り下さい。

なんなんだ。


「横井〜 うぃっ」


いつもの感じで学級日誌を手渡してくる先生。

私の机の周りに散らかってる体操服を見て呆れて笑う


「まーた床に置いてるし」

「体育1時間目なんですよ。許してください」

「んもー、しゃーねーな」


いつもの会話。いつもの笑顔。


なのに何かこうキラキラするんだよなぁ…。

最近、こいつがキラキラしている。


こいつというのは千秋先生。理科担当で2−B担任の先生。


私が1年の頃も担任ではなかったけど理科の担当ではあったから、1年のときから知っているし、しゃべったこともある。

優しくて面白い先生だし、親しみやすくて私は好きだ。あと若い。24とかいってたっけな


そんなことはどーでもいい…はずなのにな。

何かこいつの言った事とか誕生日とか。覚えてんだよな、私。他の先生はそんなことないのに。


「はい、じゃあ号令」

「きりつ、気をつけ、おはようございます」


いつもの号令。いつものあいさつ。


なんだろうな…。ま、気にしなければ気になんないな


うっし。1時間目は体育。ハードル走だっ




キーンコーン カーンコーン…


「ありがとうございましたー」


ふーっ。朝から体を動かすとはいいことだな。

さて、教室に戻って着替えるか。


「はー疲れたー、次の授業何だっけ?」

「んーと理科だったっけな。だるー」


同じように教室へと戻る生徒が話している。

そうか。理科か。あー理科か。うん。


いや別に普通の理科だよな?

電流の実験だったよな?


なんかワクワクしてないか?私。


いや、いやいやいやいや大丈夫だ大丈夫。


いつも通り、いつも通り。



「じゃー回路を組み立てて各班実験してってくださーい」


ふー実験、実験。あれ?全然できない。頭まわんね。


「ん?横井どーした。なんか回路変だぞ?(笑)」


うわっ。 いきなり後ろから話しかけてきた


「え?あーはい。あーっと、えーーーっと。ん?」


先生の言う通り変だったので直そうとしたのだが…

あれ?これをこっちに繋げばいいんだよな?

違うかそーするとこっちがら繋がんなく…


「おい横井どーした。これはこっちだろ?ほら、ここが電源だからー…」


先生が私の後ろから手を回して説明しようとする。

ち、近くね?こういうもんだっけ?そうなのか?


「…で、〜だから、〜だ。な?分かったか?」

「えっ?あっハイ。」

「あっハイ ってお前絶対理解してねーだろw」


そのとおり。全くわからない。回路が難しいんじゃない

集中できないんだ。


結局よくわからないまま授業をおえた。

みんなが理科室からでていく中、私は呼び止められた


「…なんですか?」


「お前、今日何か変だぞ?」


そうなんです。変なんです。


「実験も全然できてないし…体育もハードル蹴り倒してたそうじゃないか。」


ハードルなんて跳ぶ気になんなくて…


「熱でもあるんじゃないのか?」


そういって先生は私の額に手を当てた。


とっさに私はなんともないフリをする

ん?なんともないフリ?え?



「…ないな笑」

「そりゃそうですよ。元気ですから」

「まーそれならいいや」



といって先生も理科室を出ようとする。


その瞬間ふと思った。


行かないで まだ話したい


「まっ… 」

「え?」


え? 自分でもびっくりした。


「つ、次の実験はちゃんとやります…」


慌てて特に言わなくてもいいようなことを口走る。


「…? おう 頑張れ!」




その日の授業は頭に入らず、下校時間になった。


「先生さようならー」

「おう、また明日なー」


さ、私もかえろっと。荷物をもって帰ろうとした時。


「横井もじゃーなー また明日」


「えっ あっ さようならー…」


誰にでも言ってるのは分かってる


また明日っていうのにそんな意味なんてないだろう


でも。


明日も会える 話せる




明日は回路ちゃんと繋ごう




やっぱり最近変。キラキラする





なんなんだ。




お読みいただきありがとうございました。

やっぱり物足りなかったかもしれません

そもそも何が書きたいかも分からなかったと思われますが、そういう女の子の心境です。お許しください。


ちなみに主人公の名前は横井 莉子です

先生の名前は千秋 日向です

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