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傾国の姫  作者: 安田鈴
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第三十五話

 レオヴィスがその異変を感じ取ったのは、明日の出港に向けて船の指揮官たちと話をしている時だった。

 突然、悪寒にも似たすさまじい魔力の余波が辺りに広がり、全身を硬直させる。

「なっ……」

 なんだ、これは。

 言葉は声にならず、見れば魔力の素養のないリィヤ以外は誰もが驚愕に目を瞠っていた。

 その視線はいずれも同じ方向へ向いている。町の外れ……ちょうど大きな通りが終わる市街地だ。

 魔力がない人間には決して見れない、おびただしいばかりの魔力の渦。魔力には個々の色や性質があるが、あれは……

 一言で言うなら、赤い竜巻。全てを壊し、暴力的なまでに根こそぎ辺りを更地にして天高く巻き上げる。無慈悲な神の怒りの息吹。あの中にいて、生きながらえる人がいるとは思えない。

 魔法の暴発?……いや、あの力で暴発したなら、この一帯は消し飛んだはずだ。

 あれは……信じがたいが、あれはただの魔力の暴走でしかない。町一つを巻き込むような暴走など、見たこともなければ聞いたこともないが、そうでなければおかしい。

 そう結論すると、脳裏に一人の少女が浮かんだ。

 まさか……?

 いまだ全身は強張っていたが、引き剥がすように踵を返す。

「……話は後だ。リィヤ、来い」

 その場にいる、少なからず魔力を持つ者たちは視線をそちらに向けたまま、レオヴィスの言葉にも反応できない。不敬極まりない行動だが、事が事だ。

 あれではなまじ魔道を習っただけの人間は動けない。

 何より、自分でさえこの魔力の余波に制御を乱しつつあったからだ。

 余波……そう、これはただの余波。嵐の後のそよ風にすぎない。

 まさか自分が魔力に関して、ここまで己の存在を小さいと感じたことはなかった。大陸随一だと自負していたというのに。

 自嘲気味に口元を歪めると、後に続いていたリィヤに戸惑った顔で尋ねられる。

「レオヴィス様、どうされたんです?」

 自分を除いた全員が反応したことで、魔法に関することだという見当は付いているのだろう。

 だが、見当は付いてもどういう事態になっているかを理解できない。魔力がないと言うのは、そういうことだ。

 そしてユーリトリアでは、それはかなりの不便を強いられる。下の階層であればある程、生きることさえ困難だっただろう。リィヤはその中で勝ち残った数少ない一人だ。

 人より力があることに優越を感じたことはないが、ないよりはいいと思っていた。しかし今、この魔力の余波を全く感じていないリィヤを羨ましく思う。

「……誰かが魔力を暴走させている。それも、尋常じゃない大きさだ。あれが発動された魔法だったなら、この町一つくらい、一瞬で消えていただろうな」

「町一つ!?スリファイナに、それほどの魔力の持ち主など……」

 言いかけて、思い出したのだろう。

 リィヤは顔を強張らせた。

「そうだ。おそらく、……ユリフィナだ。だが、彼女はこの宿でまだ休んでいるはず……」

 言いながら、レオヴィスは抜け出したのかもしれないと考えていた。彼女は歳不相応に聡いが、無防備で無邪気ですらある。大人になりきれない大人、そんな印象だ。

 キールに着くことを楽しみにしていたようだったし、お忍びで出かけたのかもしれない。もちろんアーサーがそれを許すわけもないから、今頃探し回っているだろう。

 そんなことを想像して、笑っている場合ではないのに笑みがこぼれた。

 ユリフィナに割り当てられた部屋のドアをノックし、中からの返事を待つ。

「……入っていいぞ」

 聞こえた声に驚き、ドアを開けた。

 中にいたのはユリフィナ……だが、その顔はうっすらと笑みを浮かべまるで世紀の悪女のよう。

 薄いブルーの混じる銀の髪。精緻な彫刻のように整った顔立ちに、煌めく宝石のようなエメラルドグリーンの瞳。聖教画に描かれているような天使と呼んでもふさわしい清廉な少女の姿が、今は悪魔めいて見えた。

「シーナ、…か?」

「そうだ。ユリフィナなら想像通り、あの中だ。早く行った方がいいぞ、お前くらいの力でもなければ抑えるのは難しいだろう」

「あれを……俺が、抑えられると?」

 ちらりと窓に視線を向ける。

 赤い渦は先ほどと威力も変わらず、魔力を持つ者を引きずり込み散り散りにせんばかりに威圧していた。あの中に入る、それを恐怖にも思うほどに。

「まあ、魔力を持つ者ほど危険だと言うことは確かだ。俺も有望な手駒をあっさりと捨てるほど馬鹿じゃない。だから特別にこれをやろう」

 シーナはそう言って何かを放り投げてきた。

 それを素早くリィヤが受け取り、手の平を広げる。中にあったのは、白く発光する石だった。

「これは……魔石か!?こんな大きさのものなど……」

「お前らはそう呼ぶらしいな。俺の特注品だ。ありがたく、半端に力を残そうとせずに使いきれよ。じゃなきゃそれでも抑えるのは難しい」

「特注品?作ったと言うのか、これを?……色々聞きたいことはあるが、答える気は……」

「ないな。さっさと行かないと、この町にいる魔力持ちは大半がもうすぐ死ぬぞ。……ああ、もう何人か死んだか」

 あっさりと人の生死を告げる。

 薄く笑う、妖しい美貌の魔女。……あどけなく笑っていたユリフィナの姿でなければ、激しい嫌悪感を抱きそうな美だった。

 睨みかえすようにそれを見つめ、踵を返す。

 確かに、言われた通りもう時間がない。自分もいつまで持つかわからなかった。

 シーナは部屋を出ていく二人を見送り、再び窓の外に視線を戻す。

 渦は天まで届き、不吉な黒い雲を呼び寄せていた。それは瞬く間にゴロゴロと稲光する雷雲となり、町の空を覆っていく。

「……かつては女神と呼ばれた力、か……」

 死神は笑う。愉しげに、愛しげに、渦の中心を見つめながら。

 謎めいた言葉を、誰に聞かせるわけでもなく呟いて。




「いいのですか、あんな怪しい輩から真偽のわからないものを受け取って」

 リィヤは不満そうに眉根をしかめている。

 渦の中心に近づけば近づくほど、通りにいる他国の人々は苦しんでいたり、呆然と魂を抜かれたように渦を見上げていた。

 その中でスリファイナの民と思われる人が動き回っているのが見て取れる。何が何だかわからない、一様にそんな顔をしている。

 本当に魔力に縁のない国なのだ、と感心すらさせられた。

「仕方ない。迎えの船にいる魔法使いを呼んだところで、焼け石に水のようなものだ。俺も正直、この魔石を使ってさえ、近づいて暴走の広がりを抑えるのが関の山だろう」

「それほどに?……ですが、それなら……」

 どうやって抑え込むのか。

 レオヴィスはにこりと微笑む。

 その笑顔に凍りつくリィヤが哀れだと、この場にユリフィナがいれば思ったことだろう。

「何のためにお前を連れてきていると思ってる?」

「……わ、私に……何をしろ、と?」

「あの暴走をそのまま抑えるのは難しいが、あれは意識があるから暴走しているんだ。気絶させてから抑え込むのはそれほど難しくない」

「……というと、私に彼女を気絶させろ、と……」

「そういうことだ。簡単だろう?魔力を持たないお前だからこそできると言っていい仕事だ」

「…………もし、ですよ?もし、そこにあのユリフィナ様至上主義のランスやアーサーがいたら……」

「ランスがいれば殺されるかもな」

「アーサーがいたとしても、ですよ!私は隠密行動は得意ですし、それ相応の戦闘はできますが、ランスの相手が務まるような腕は全くありませんし、アーサーにしてもあの長針を投げる速さに対応できるほどの身体能力はないんですよ!!」

「どうにかしろ。なに、アーサーなら話は通じる」

「ど、……どうにかって……。……もうダメだ、せめてランスがいないことを願うしか……!」

 ぶつぶつと呟くリィヤを一瞥し、どんどん動きづらくなっていく体を鼓舞した。

 渦は近い。ねっとりと絡みついて、魔力を制御しようとする脳内を白く明滅させる。

 辺りを見ると、引きずられるようにして暴走してしまった者が立ったまま白目を向いていた。渦の中心から近い者、魔道をかじっただけの者は暴走が治まっても助からないかもしれない。よしんば助かったとしても、元通りの日常は送れないだろう。

 これはもはや天災のレベルだ。

 人災では起こるべくもない、予見することのできない事故。

 唯一良かったと言えることは、ここが魔力を持つ者が極端に少ないスリファイナ国内だったこと。それでも他国の者が多く集まる港町だったことは、不幸なことだが。

 露店の並ぶ通りは、今や動ける者はスリファイナの民だけだ。事態が飲み込めず、困惑して騒然となっている。

 所々で青い顔をした魔法使いらしき者が、倒れこんでいる者をできるだけ遠くへ運べと叫んでいた。おそらくそうすることが精一杯で、かつ一番の有効策ともいえた。

 通りが終わりに近づき、いよいよ渦の中心、その原因がいるであろう路地裏を曲がる。

「……っ!……リィ、ヤ」

 その途端、吹きつけた魔力に意識が飛びそうになった。

「はい」

「……俺は、これ以上、近づけそうも…ない。自分の魔力が、…狂いそうだ」

 途切れ途切れになる言葉と、にじみ出た汗が如実にそれを語る。

 リィヤは言葉少なに言う主がどれだけ切迫しているかを理解し、一つ頷いて前へ進む。

 その前には、全身からおびただしい魔力を放ちながら立ちすくむ一人の少女の後ろ姿と、少女を正気に戻そうと声をかけているアーサーの姿があった。

「王女殿下、お気を確かになさってください!どうされたのですか!」

 いくら声をかけても、少女…ユリフィナは応えない。

 足元にはおそらくこの魔力の暴走の直撃を受けたであろう、男の体が転がっていた。よく見れば、その奥にはランスらしき姿もある。そしてさらに奥には、十名ほどの男が血を流して倒れていた。

 この状況から考えるに、ユリフィナたちは襲撃を受けたのだろう。

 おそらく、ランスと二人で町に遊びに行き、この路地裏に入って男たちと一戦を交えた。ランスが素晴らしい身体能力を発揮して男たちを退けたが、足元に転がっている男にユリフィナを人質に取られたか何らかの要因によって倒れた。

 ユリフィナはその様子を間近で見てしまい、感情を激しく乱して魔力を暴走させてしまった……そんなところか。

 レオヴィスは千切れそうになる頭をフル回転し、状況把握をするとリィヤに指示を出した。

「リィヤ!その足元に転がっている男、そいつが生きていたら…いや、この際死んでいてもかまわん、回収しろ!」

「はい」

 声を出したことで、ようやくアーサーがレオヴィス達の存在に気付き、目を瞠った。

「殿下!?」

「アーサー、ユリフィナは魔力の暴走を起こしている。今からその魔力を封じるために気絶させるが、了解しろ、いいな?」

「魔力の暴走!?……通りで……。わかりました。ですが、眠らせるだけでいいなら私が眠り針を持っています」

 毒針以外にもそんなのを常備してるのか。

 そんな場合ではないと思いつつも、呆れ混じりに感心してしまう。

「……それならその方がいい。痣など、女に付けていいものではないしな」

「できることなら針も刺したくはありませんが……」

 酷く悲しげな顔をしながら、アーサーが胸元に仕込んでいたのだろう針を取り出す。

 ……この場に関係ない、そんな場合ではない、そう思いながらも、他にどんな針がどうやって仕込んであるのだろうと興味を惹かれてしまった。

 見ればリィヤもまじまじとアーサーを見つめている。

 そんな視線を向けられていることも知らず、アーサーがユリフィナの耳の後ろに針を刺し、しばらくすると華奢な少女の体がふらふらと揺らぎ崩れ落ちた。

 その瞬間、息苦しいまでに辺りを威圧していた赤い渦が消え、今にも降り出しそうだった雷雲の隙間から陽の光が差し込む。その様子にほっと息をこぼし、レオヴィスは強張っていた体を動かしユリフィナの元まで歩いていく。

 ユリフィナの体は地面に打たないようにアーサーが支えながら、ゆっくりと横たえられた。

 穏やかに、まるで何事もなかったかのように静かに眠る美しい少女。

 あれだけの魔力を放ってなお、顔色さえ変わらない。……この存在が魔法省に渡れば、いったいどれだけの悲劇が作り出されるだろう、と口元を歪めた。

「……そうか。逆にこれを利用して……」

 ふと、封印することばかりを考えていた頭に、別の考えが浮かんだ。

 悪くない。そう結論すると、気遣わしげにユリフィナを見るアーサーに視線を向ける。

「……アーサー、一つ聞く。お前はユリフィナのためならどこまでできる?」

 聞けば、簡潔に答えが返ってきた。

「親類を死刑台送りにするくらいは、今すぐにでも」

「上等な覚悟だ。親類とは折り合いが悪いのか?ああ、答えなくていいぞ。話の流れで言っただけだからな。さて……ユリフィナの魔力と俺の魔力をつなぐ。これは違法すれすれの魔法だが、限りなく黒くても違法ではない。それだけ覚えていればいい」

「違法ではないならなぜ……つなぐとは?」

「悪いが説明は後でもいいか?早くしないと、暴走が治まったことで動き出したやつらがじきにここへ来てしまう。そうすると厄介なことになる」

 言うが早いか、レオヴィスは白く発光する魔石を握りしめ、小さく詠唱を始めた。

 目線で離れろ、とアーサーに命じ、十分に距離が開いたところで自分の胸に置いた手をユリフィナの胸の真上にかざす。その手から白い光がこぼれ、細い糸のようになってユリフィナの胸に吸い込まれていく。

 やがて糸は太く、色が混じり始めた。

 レオヴィス側からは濃い金にも似た飴色…琥珀色が溶け出るように伸び、ユリフィナからは先ほどの渦と同じ鮮やかな赤。

 それが中央で混ざり合うようにぶつかると、レオヴィスの手に握り込んだ白い魔石がいっそう強く輝き、そして。

 ……次の瞬間には、あっさりと光は消えた。

「これでよし……」

「レオヴィス様、ギリギリでしたね。人が来ます」

「そうか。……魔石は……やはり、もう力はないか」

 手の中の石は、薄汚れた路傍の石と変わらぬ姿になっている。

 魔力の封印もこのつなぐ魔法も、どちらも大きな力を必要とする。まさかシーナはこうなることさえ見越して、相応の力が込められた魔石を渡したのだろうか。

 脳裏ににやりと笑う美貌の顔が浮かび、レオヴィスは顔をしかめた。

 ……この際どちらでもいい。利用しながら利用される、そんな関係など自分の周りには腐るほどあるのだから。

 証拠隠滅に、と道端に転がしてしまうと、魔石はもはやどれだったかも目で追っていなければわからなくなった。

「それと……」

 魔石だったものを見るともなしに見ていると、リィヤが声をひそめて耳打ちした。

 一瞬アーサーに視線を流し、彼が声がしてくる通りに気を取られていることを確かめる。

「……ユリフィナ様の足元にいた男、ルーフィンの者です」

「何?」

「間違いありません。……私の兄弟子に当たる男です」

 リィヤによって路地の端に避けられた男の体を見やる。

 一瞬で意識も命も失ったであろう死に顔。どこですれ違ったとしても記憶に留めるのは難しい、平凡な顔立ちだ。

 なるほど、『ルーフィン』にふさわしい人材と言えよう。

「……どうしますか」

「……さて、今更どうしようもない。人が集まりすぎているし、ここはスリファイナだ。俺の領地だったなら死体の一つ、どうとでもなるんだが」

「このまま警邏に渡してユーリトリアに帰れば、十中八九ルーフィンの手によって証拠は消されてしまいます。いえ、もう計画の失敗を見届けた者が近くにいるかもしれません」

「……」

 リィヤの言葉にしばらく考え、こちらへやってくる町の警邏に視線を流す。

 どうするか。ここで引き渡してしまえば証拠は消される。どうにかして持ち帰る方法を考えなければ。

 ふと、倒れたランスが血を流していることに気付いた。

 これだ。


「アーサー!ランスが血を流しているぞ、早く手当てを!」


 叫ぶ声と差した指に、誰もがランスに視線を向けた。

 素早く口中で編んでいた魔法を男の死体に放つ。

 白い光がぼんやりとその体を包み、やがて収縮していった。

 後に残ったのは、黒い猫の死体。時間がなかったためにあの綺麗な毛並みまでは再現できなかったが、何せ死体だ、十分これで誤魔化せる。

 リィヤにそれを持たせると、さも悲しい顔と声でそれを撫でた。

「可哀想に……猫まで殺すとは」

「レオヴィス殿下、ご無事でしたか!これはいったい……」

 近寄ってきた男を見上げる。

 迎えの船の指揮官の一人だ。これは都合がいい、と顔にはおくびにも出さずに心の中で笑う。

「あの少女は明日一緒に乗るユリフィナ王女だ。あそこに倒れている男と、介抱している男がその従者。この猫はユリフィナ王女が可愛がっていた黒猫なんだが……」

 痛ましい。そんな顔で視線を落とした。

 指揮官はわずか九歳のレオヴィスが演技しているなど夢にも思わず、同じく痛ましい顔になり口を閉ざす。

「……この猫はユリフィナ王女が起きた時、きちんとお別れをさせてやりたい。このまま持ち帰るが、いいな?」

「ええ、わかりました。王女様も可愛がっていた猫ならば、最期を見届けたいでしょう」

 涙ぐむ指揮官に、そんなに同情心たっぷりでお前は指揮官としてやっていけるのか、と言ってやりたくなったが、王子である自分に媚を売る気持ちがあるのだろう。

 まったくもって腐っている。

 心の中で吐き捨て、リィヤに視線を移した。

「……行くぞ」

「はい」

 見ればランスは担架で運ばれて行く途中で、アーサーは横たえられた少女の美しさに息をのんでいる人々を蹴散らし、その体を抱き上げていた。

 こちらを見たアーサーが、リィヤの抱き上げている黒猫に怪訝な顔を一瞬し、すぐに表情を引き締める。

 余計なことを言わない、やはり有能だな。

 小さく口元で笑い、警邏で埋め尽くされた狭い路地をぬけだした。

 それを見つめる黒いフードの二人組がいたことなど、気づかずに。

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