ー第5話ー
更新遅れた上に短めですいません
「ここが俺の家だよ」
「わーい!着いた着いたぁー!」
夢來は鍵を開け入ろうとノブを回す
「ん?……ルナ、ちょっと下がってて」
「?…はーい」
夢來はルナが下がったのを確認すると、勢い良くドアを開け放ち、ノブを開けたのと逆の手を前に突き出す
するとまばゆい光を放つ光が家の中から飛んで来た
夢來の突き出した右手には黒い盾のような物が展開され光を受け止める
「うっ!!」
光はゆっくりと盾に吸い込まれていった
「はぁ…やっぱこれは戦闘向きじゃないな…」
夢來の受け止めた方の手と腕はあちこち傷が出来、血が流れている
「あっ…あぁ…夢來?」
中から声が聞こえる
「そうだよシェリス」
そして中からシェリスが飛び出してきて夢來に飛び着く
「ただいま……シェリス」
「し、心配したんだからぁ……うっうぐっ…うぅ」
夢來は泣いているシェリスを血が出てない方の手で抱きしめる
「ゴメンな…」
「あの……」
ルナが遠慮がちに声をかける
「?……夢來、この子誰?」
「私はルナっていうんだよ!夢來お兄ちゃんに名前着けてもらったの!」
「ふーん、私は瀬戸シェリスよ……夢來ってそういう趣味が……」
「ちっ、違うよ!…彼女は戦闘用駆動機のナビゲーションシステムなんだ、ここまで帰って来られたのもルナのおかげなんだよ?」
「そっ、そーなの!?」
「はいっ!私はJARZILのナビゲーションシステムです!よろしくお願いします!シェリスお姉ちゃん!」
「お姉ちゃんかぁ…うん!よろしくねっ!ルナちゃん!」
2人はさっそく意気投合したようだ
シェリスはルナの頭を撫でた
「あれ?俺以外は触れられないんじゃなかったか?」
「あぁ言い忘れてました、使用者の一番信頼している特別な人には触れられるんです」
「そ、そうなのか///……」
「夢來ったら//……」
夢來とシェリスが思わず赤くなる
「あの…夢來お兄ちゃん?」
「ん?何?」
「その腕……大丈夫なんですか?」
「「あっ……」」
「もしかして忘れてました?」
ルナが呆れて聞く
「ご、ゴメン…すぐ手当てするからっ!」
「お、おう」
30分後
3人は夢來の家のリビングにいた
「あの……夢來?」
「ん?どうした?シェリス?」
「…その…夢來がいなくなって…紅把が調べて…」
「あぁ……そのことか…聞いたことによるとな……」
夢來は基地で聞いた事をシェリスに話した……
「そっか…」
「俺のこと嫌いn「そんなこといわないでっ!」え?」
「そんなわけないでしょ!?…夢來がどんな存在でも、夢來は夢來じゃない!…それ以上でも以下でもないわ!」
「そうですよ、夢來お兄ちゃん。シェリスお姉ちゃんの言う通りです」
「……そう…だな……うん、ありがとう2人とも」
「当然よっ!」
「はいですっ!」
そして突然シェリスは立ち上がる
「よしっ、暗い話しはこれでおしまいっ……それよりルナちゃんはどこに住むかを決めなくちゃ……って言っても普通に考えて夢來の家かな」
「まぁそうなるかな、それとも男の俺よりシェリスがいいか?…どうする?ルナ?」
「そうですね……うーん………私には決められません」
夢來とシェリスは顔を見合わせる
「どうする?シェリス?」
「うーん…何かいい案は………そうだ!私がこっちに住めばいいのよ!夢來は元々一人暮らしだし部屋も余ってるし問題なしっ!」
「…………えっ?ちょっ「わーい!これでみんな一緒ですね!」聞いちゃいないし……」
シェリスとルナは小躍りして喜んでいる
「……まぁ…いっか…」
夢來ははしゃぐ2人を見て、静かに微笑んだ