表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/5

第五話 アレーナ

・・・第五話・・・


私はアレーナ。


魔法一族の中で育ち、その血を受け継ぐ者として、幼い頃から高い期待を一身に背負ってきた。

一族の中でも特に魔力が強いとされる家系に生まれた私には、将来一族を率いる長となるべく、幼い頃から厳しい訓練が課された。


私の生い立ちは、他の多くの子どもたちとは異なっていた。

遊ぶ時間も、無邪気に笑う時間も少なく、私の日々は魔法の研究と実践に費やされた。


「集中しろ! お前には重大な責任がある!」


父親からの厳しい罵声と叱責は毎日続いた。


それでも、私は一族のため、そして自分が一族の中で特別な存在になるために、それを受け入れていた。


しかし、時間が経つにつれ、私は魔法一族の中での立ち位置に疑問を持ち始めた。


父親が死んでから、より一層疑問は深まって行った。


私の野心は、ただ一族を率いることだけではなく、もっと大きな力を手に入れ、魔法の真の可能性を解き放ちたいというものだった。


そんな私の思いは、次第に一族の伝統や規則に反するものとなっていった。そのため、早く権力を手に入れたいと私は焦るようになった。


「アレーナ! それは危険すぎる! やめなさい!」

仲間たちは私を止めたが、私にはもはや彼らの声は届かなかった。


ある日、私は禁じられた魔法に手を出した。


それは死者を蘇らせるという、一族でもタブーとされる領域だった。


私の目的は、父を蘇らせることにあった。しかし、それは父への恋慕のためではなく、父の威光を利用して一族の長になるための手段だった。


しかし、私の企ては失敗に終わった。儀式の最中、私の魔力は封じられてしまったのだ。

「お主には魔法を扱う資格がない!一族を出ていけ!」


長老の宣告を受け、私は一族から追放された。


追放された私は、路上を彷徨うこととなった。一族の外の世界は厳しく、人々は私を避けた。

私は一族としての誇りと高慢さを捨てきれずにいた。


私はまだ自分が特別な存在であるという幻想を抱いていた。


しかし、私の心の中には、一族から学んだこと、そして失ったものに対する反省の色はなかった。


「私はこの程度の試練に負けるわけにはいかない!」


私は内心そう呪っていた。一族から学んだことへの反省はなく、現実と向き合うことを避けていた。自分の中の魔法一族としての誇りだけが、私を支えていた。



一族から追放されたことで、私の人生は大きな転機を迎えた。これまでの自分と向き合い、本当に大切なものが何なのかを見出す旅に出ることになったのだ。


私の人生はこれからどうなって行くのだろうか・・・。


いつも読んでくださりありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ