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法に則った処分を拒否するということ

 眠い。とにかく眠い。土曜日の朝、昨夜のお掃除のことを思い出す。ろくでなしの男たちに与えられる「第3の選択肢」。これを示すと皆一様にこれに飛びつく。滑稽なくらいだ。我々の奴隷にされるだけなのに。

 朝食を食べる。ラジオを聞きながら。東京の方でも「我が社」の奮闘は続いている。新宿で住所不定・無職のチンピラどもが10人ばかり謎の死を遂げていた。ラジオは事実関係を淡々と伝えてきただけだが(小賢しいコメントを賢しくも付け加えていた)、テレビは大騒ぎだろう。この隙に「色々な事」を処理することが出来る。例えば命だけは助けて欲しい、何でもするからという、「第3の選択肢」を選んだ人の希望を叶えて差し上げるとか。

 もっともそれはルーティンとして処理すべきことなので、巷の騒ぎとは関係は無い。箱バンの荷台に座らせて酒盛りをさせると、何故だろう?さっきまで命の瀬戸際にあったのに、平然と酒が飲めるのだ。猫耳メイドさん(今回は犬耳メイドさん)にお酌をされると酒が進むのは法則であるかのようだ。商用車の荷台で睡眠薬入りの酒を飲めばあっという間に酔い潰れるに決まっている。

 だから一連のルーティンワークはその後軍医殿に引き渡せば終了だ。後は軍医殿が「宦官」を作成してくれる。命さえ助かれば良い。何でもする。そう誓ったのだから、今後の人生を宦官となった上で奴隷として過ごす。それが法に則った処分を拒否した男の末路だ。

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