捏造の王国 その87 世襲と利権で自滅するジコウ党とニホン国。それを防ぐには、アレしかない?
自然災害だけでなく値上げやら各種システムの不備に右往左往するニホン国国民。その国民よりも、墓穴を掘りまくった〇カ息子をかばいまくる親ばかのキジダダ総理であるが…
5月とは思えぬ気温の変動に、各地活発化する地震に、太陽フレアの来襲とただならぬ天災の前触れとも思える事象に見舞われているニホン国。相次ぐ大事件に、マイマイナンバーカードの大失敗にとトンデモなことが立て続けに起こってはいるのだが、
「うう。ついに息子が辞職かあ。サミットでの成功を収めたし、支持率も…」
と、身内の心配しかしていないキジダダ総理。
政務秘書官につけた息子チュンタロウの言動から、実は父の主張の優秀な人材どころか幼稚、稚拙、我がまま、無能さが次々と明らかになり、ついに辞めざるを得なくなったことに嘆いてた。さすがに官邸でバカ騒ぎ、しかも酔っぱらって組閣ごっこなどという、尊厳だの威厳だの伝統だのの、尊重はどうした、それでもお前は政治家一家の何代目かの後継ぎなのか、誰が育てたんだ、親の顔がみたいわ、という声がアチコチから聞こえてきそうなことをやれば、当然といえば当然の結果である。もちろん、その話が広まらぬように前ガース総理を見習って、マスコミ各社に手を回しまくったが、いくら腐敗したメディア界にもジャーナリズム精神をもつ雑誌は生き残っていた。まあ、独裁国家でも死の危険を冒して真実の報道をする勇者がいるくらいなので、ニホン国にもいても不思議はないのだが。
もっとも息子本人も自分があまりに能力が足りなさ過ぎていたのは薄々わかっていたようで、周りの呆れた内心馬鹿にした反応も気が付かないわけでもなく、やめたいと駄々をこね始めていたのだが、ゴリ押しして自分の手元に置こうとした親ばか首相としては、残念無念ということらしい。国民にとっては大迷惑の親子の情であるが。
「ああ、さぞかし落ち込んでいる事だろう。どれ電話でも」
と、わざわざ慰めの言葉をかけようとするキジダダ総理。そんな暇あるなら、大失策のマイマイナンバーカードや半強制的に打たせた新型肺炎ウイルスワクチンの被害者に謝れという声が聞こえてきそうではあるが。
トルゥゥゥ
「もしもし、チュンタロウ」
『うわあああ、ごめんなさい、ごめんなさい、僕なんか、産まれてこなければよかったんです、キジダダ家もギジ家もゴウノ家もアベノ家も世襲政治家一族もジコウ党も滅びちゃえばいいってその通りですうう』
と、いきなり支離滅裂な大声がスマートフォンから響き渡る。
「うわあああ、チュンタロウ、大丈夫か、しっかりしろ」
『いやだあああ、助けてえええ。じ、地獄に行くのは嫌だああ』
「じ、地獄だと。ま、まさか」
『奪衣婆さん、勘弁してください。税金を使って観光地で遊びまくって、お土産買ったのは反省してます。そ、それだけじゃないって』
「だ、奪衣婆だと。そ、それでは、息子は生きたまま三途の川に」
『わーん、“振り袖姿の美少女が渡し舟でお迎えに来てくれるもんだと思ってた、なんだこのババアは“なんて、言ったの反省してます。ごめんなさい。それだけじゃないって。擦り寄る女子アナには機密をばらしまくるくせに、真面目に頑張って、忠告してくれる女の子に酷いこと言ったり、左遷したりパワハラしまくったのは謝ります、土下座します』
「そ、それぐらい仕方がないじゃないか、その、我々は政治家一家で」
『“民主主義国家の政治家たるものそんなんでいいと思ってるのか、それが政治家だあなど度抜かすのは腐敗を許容し衆愚政治大好きの妄想にまみれた子供オヤジのアホ国民だけだ。たとえ今のニホン国がそうでも、それに甘んじていいってことはないだろ、ドスッ”、わああ、獄卒さん、つつかないでください。や、槍が痛い、血、血がああ』
「さ、刺されてるのか、い、今どこだ、きゅ、救急車」
『生きながら、地獄流しなんてえ、アニメとかマンガだけだと思ってたよおお。“そういう昔話は古今東西、ニホン国にもあるよ。極悪人とかの神隠しとかさ、罰が当たるとかさ。ホント、ジコウ党の世襲政治家って、伝統だのといいながら、本当のニホンの昔のことは何一つ知らないんだねえ。まあ、きちんと昔からの上にたつものの心構えとか、受け継がれててその精神というか、因果応報とか、身から出た錆とか、理解できてたら、そもそも30歳過ぎて、馬鹿な大学生でもしないようなことはやってないねえ”って僕はそんなに幼稚なんですか奪衣婆さん、せ、成績はああ』
「そ、そうだ大学は優秀な成績で」
『“結構ぬるいニホン国の大学で、しかも政治家の息子ってことで忖度されまくってた面もあるしねえ。いい家庭教師とかつければ受験勉強はそこそこ乗り切れるしさ。だいたい留学でも世襲枠みたいなのあんでしょうが。北の国のトップさんは全寮制の欧州の本当の上流が行く学校であっという間に三ヶ国後マスターして成績優秀だったらしいけどね。それぐらいじゃないと、学業が優秀とは言えないんじゃないのかねえ”ってそんな、真実を言わないでええ』
「そ、そりゃあのトップは優秀だけど、その米国からもにらまれてるし、う、うちだってミサイルに対抗…」
『“まあ、あの危険人物でさえ、それぐらいなんだからさあ。それに学校出た後、アンタ、ロクに実績無いじゃん。親の傘の下であちこち甘えてただけじゃん。で、親のコネで税金無駄遣い、挙句の果ては公邸でバカ騒ぎ。そんなに赤い絨毯が好きなら絨毯で巻いて、三途の川渡って閻魔様のとこに届けてあげよう”って、その絨毯、白いですけど、どうやって赤く…ギャアアアア』
「白を赤に、ま、まさか」
『ぎゃあ、刺さないで、い、痛いよおお、血が、血が出るよおお』
「大変だ、チュンタロウが、死んでしまう。じ、地獄送りといっても刺されて血が出てるぐらいだから、まだ死んで」
“あー、奪衣婆さん、遊んでますねえ。困ったなあ。まだまだ後がつかえてるんですけどお”
「わー、地獄の書記官か、な、何とかしてくれえ」
“あー、キジダダさん、やっと、私を認識したんですか。まあ、いいですけど。手遅れですね、たぶん”
「ひいいい、む、息子は死んで」
“うーん、死んだというか、生きたまま地獄送りなんで、ちょっと違うかも”
「生きたまま?」
“あー、まあ、アナタ、ジコウ党が酷すぎるんで、私やら奪衣婆さんがなんとか改心させようとアレコレやってましたが、無駄でして。それなんで、これ以上の地獄被害を食い止める第一歩として、世襲の後継ぎ生きながら地獄送りということで”
「な、何?」
“精神だけ地獄に行ってもらうんですよ。まあ、見た目は生きてますけど、生きる気力とか生殖力とか全部無しになりますねえ、いわば生きるしかばね。まあ、たとえ結婚してもなかなか子供もできず、できても魂が無いんで、早世や独身のままになりますねえ、無理やり結婚しても子供もできず、抜け殻人生。おそらくオオイズミさんとかのお子さんとか、モンリさんとかのお孫さんとかまあ他の。特にゴウノさんとか酷いですからねえ”
「そんな、酷すぎる」
“どの口がいいますかね。国民、とくに女性たちは疲弊しきってますよ。アナタ方精神幼児、見かけは大人の男性、ジコウ党の政治家やその支援者や、いわゆる財界の威張るだけのお偉方にね。彼らを支えていて実は不可欠なのは彼女たちなのに低く見られこき使われ、ろくに報酬も得られず、自分をだましだましやっている。つまづいた若者を揶揄罵倒し、低い賃金におさえ、専門家を軽視し、外国人、とくに非欧米人を差別する。まあ自分たちだけエライとか威張ってる、方々には当然の報いだと思いますけどお”
「そうはいっても、私たちだって、いろいろ」
“ろくにできもしないのに大言壮語を吐くからですよ。本当はできもしないのに、あのゴウノさんだかも、マイマイナンバーカードのシステムが食えない便通だのダソナだの、世界に乗り遅れたNECCだのに仕事を与えるための利権だってわかりきってるのに強引にやっちゃって。もう、技術者が不足してて、育ててもいない、使い捨てだからいつかないというか、入れ替わるから、きっちり作れないし、だいたい人員も時間も資源もかけなきゃ、ちゃんとしたものは出来ないんですよお。中抜きで幹部連中だけいい思いし続けたツケですねえ。そんなのに税金使って、社会福祉は削る、省庁だけ作って有効な策は後回し…”
「わー、そんな説教はいい、む、息子はああ」
“まあ、息はしてますよ。精神状態はどうなってるか、わかりませんが。まあ、生きながら地獄送りは一応試験的にやってみるってことですけどね。確かに魂がヤバいかもしれませんけど、もともとロクデモナイまさに幼児化した大人なんですから、ある意味更生になるかもしれませんよ。だいたい多少壊れたところで、見かけはあんまり変わりませんよ、もともとマトモな成人じゃないし。これ以上我がままとか無茶言わずに大人しくなるぐらいで、かえっていいでしよ、国民のためにも、ひょっとしたらキジダダさんのためにも”
「そ、そんな…」
と、青くなりつつも、確かに言動がちょっと子供じみているし、これ以上私の足を引っ張ることもないかも…と息子が一種のゾンビ状態になることをちょっと肯定してしまうキジダダ総理であった。
子供をスポイルしすぎ、身内びいき過ぎて、国を傾けるトップと、その周辺ってよくいるらしいですが、亡国一直線のありがちなパターンですねえ。異次元の親ばかというか、親子一族共倒れになりそうな感じですけど、も少し何が子供にとってよいのか、よく考えたほうがいいとおもうんですが、どうなんでしょうかねえ。