神々、ドラ○エにはまる2
【神々、ドラ○エにはまる2】
さて、3度めの日本だ。
もう慣れたもので、転移後すぐに注文した品物を回収した。
今回は順番どおり、マリアと女神ジュノー様をアテンドすることになった。
女神たちは全員マリアと似たような体型をしているので、
マリアの服を着回せた。
だから、ユニ○ロで動き回る。
ちょっとでもおしゃれな服を着ると、輝きが半端ないからだ。
化粧をしなくてもゴージャスなオーラがだだ漏れしているので、
女神たちにもオーラを消す練習をしてもらった。
そうじゃないと、大騒動になる。
でも、ユニ○ロでも関係ないかも。
ユニ○ロはシンプルなので、かえって彼女たちの美しさを際立たせていた。
カタログよりも映えるからね。
みんな服は大量に買い込む。
揃いも揃って、ショッピングに費やす時間が長い。
だけど、目を離すわけにはいかない。
何をしでかすかわからないからだ。
彼女たちは行動力満載の3歳児だ。
仕方ないけど、常識がまるで欠けている。
ただ、マリア好みの観光地はやっぱりジェットコースターとお化け屋敷。
そうなると、日本とアメリカ以外の国となるとかなり限られてくる。
これはジュノー様も同じだった。
確かに、天界育ちだから少々の絶景には驚かない。
古い建物には興味がないし。
だから、グルメ⇒服屋⇒グルメ⇒ジェットコースター、お化け屋敷⇒グルメ⇒服屋⇒グルメ……というようなコースになる。
服屋巡りでげっそりする以外は、コースを悩まなくてもよかった。
と思ってた時もありました。
街中にそびえ立つ大きな宣伝用看板、化粧広告に興味を持った二人は、
『ロレンツォ、化粧品をおいてある店に連れてけ』
がっくりだ。騒動が目に浮かぶ。
とにかく高そうな店を目指す。
人の多い店は困るからね。
化粧品をめぐる騒動は割愛させていただく。
想像通りのことがおきたからだ。
しかも、化粧品店で頭の痛い情報を仕入れてきた。
エステサロンとか高級スパ情報である。
『もう、どーにでもなーれ』
僕は自分に魔法をかけた。
どーにもならなかった。
でも、エステやスパに放り込んでおけば、僕にも自由時間が出来ることに気付いてからは、積極的にそれら施設につれていくことにした。
それと、彼女たちはいくらがっついても、非常に上品に見えた。
それは単純に関心した。
あのガサツなマリアでさえも、上辺は本当によく見える。
『またへんなこと考えておらんやろな』
ああ、僕は慌てて心のチャックを閉じる。
注文の品物と大量の服やスィーツをマジックバッグに放り込み元の世界に戻る。
パソコンを神さまの人数分、11セットを天界のPC専用部屋に設置する。
ゲーミングマウス、ゲーミングキーボード、ゲームチェア、ヘッドフォンなども用意しているので、天界のお城の一角はすでに豪華な、というかケバケバしい、良く言えば未来的なネットカフェになってきた。
もう、入り浸りである。
ジュノー様なんかは購入した服やら化粧品やらを並べるもんだから、他の女神たちの連れてけ光線がピカピカだ。
順番に女神たちを前世に連れて行くわけだけど、ツアコン状態の僕はヘトヘトだ。旅行業界の辛さがよくわかる。
たった二人の女神を連れて歩くだけでとんでもなく大変だ。
わがままなのはデフォとしても、見るものすべからく珍しい上に、常識がない。
何度も言うけど、非常に行動力のある3歳児を案内しているのと同じだ。
お城のPC部屋にはハデス様もやってきた。
『ひどいよ、僕だけのけものなんて。僕の館にも揃えてよ』
20セット買ってきたので、余裕がある。
ハデス様の館に1セット設置した。
神様たちは、全員(可哀想だけど大亀様除く)は1日中ゲームに熱中することになった。業務がおろそかになるのではと思ったが、
『仕事?オレたちに仕事なんてねーよ』
ああ、遊んで暮らしているゼロス様を筆頭とする天界だ。
しかし、神様たちって何のためにいるんでしょうね?
『哲学の話か?違うって?この世が出来たときに、オレたちもついでに生まれたんだよね』
ついでに?
衝撃的な話だ。
『多分、オレたちがいなくなると困ったことが起こると思うぜ。それが何かわからんけどな!』
転生前の次元では魂の管理が厳しいのに、こっちは随分と適当なんだな。
『いや、こっちでも管理局は厳しいぞ?お前が知らないだけで。地球の世界だって、神どもはオレたちと一緒さ!』
まあ、深く考えないことにする。
男神さまたちは地球に行きたいとは言わないしね。
基本的に男神さまたちは女好き以外はヒッキー体質だ。
ある神たちはドラ○エ派とF○派で言い争っている。
ティ○ァ派とエア○ス派でも言い争ってる。
こちらでは、乙女ゲームにハマっている。
P○5は品薄で買えなかったが、スィ○チはいくつか購入できた。
あ○森とかゼ○ダにはまる神も出始めている。
結局、僕のやってることって、前世と変わらなくなってきた。
僕はエー○ルリング攻略にのめりこむのであった。
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