おまけ イグノーツの授業(1族〜3族)
それは異世界の魔法を教わるため、イグノーツの授業を受けた時のことである。
私が4族から6族について教わった後、イグノーツは仕切り直すように黒板を消した。そして消した上からデカデカと書かれる『1族から3族について』という言葉。
「では4族から6族までの説明を終えたので、続いては1族から3族についての説明へ移ろうと思います」
「………………」
「返事を」
「え? あ、うん。お願いします」
黒板に書く様子を眺めていたら、受け答えを求められたので反射的に答える。よろしいですとイグノーツは微笑む。
どこまで教師の真似をしているんだろう。全てを叩き込むつもりでと言ったからこういう無駄な会話は避けてくるかも、なんて考えていたが実は教えるの意外と乗り気で楽しんでいたりする?
などと考えつつ、始まろうとしている内容に意識を傾ける。順当に考えるならこの中で次に教えるのは……
「1族は別名【障壁系】、魔力圧21から60のグループの魔法です。別名にある通りこの族にある魔法は壁などの障害物を一方向へ発生させる効果が見られ、防御的性質を有します。例えばこんな風に」
「うわっ!?」
合図として指を鳴らした直後にイグノーツは発動すると、前以外の三方から私を囲うように壁が生成された。地面から突っ張り出る形で現れたそれらは床と同じ色に同じ模様をしており、形も人工物みたく綺麗な四角。
「も、文字通りの壁だね。なんか見た目が床と同じに見えるけど、これはどういう効果なの?」
「近くにある固体を利用して壁の材質が変わる魔法ですね。周囲にコンクリートが多ければコンクリートの壁、鉄であれば鉄の壁、などのようなことが出来ます。障壁系では割とユニークな効果のものでしょう」
周囲の物体を複製でもしているのだろうか。
しかし魔法とはいえ物質を増やすような真似が出来るだなんて、質量保存の法則に反しているように思える。でも魔法で作られたものだし、効果が消えればなくなるだろう。
「ちなみにですが、これで生成された物質は魔法が切れても残り続けますよ」
「え?」
いやいや、ちょっとそれは洒落にならないんだけど。冗談だよね?
そういう疑いの眼差しを向けて続きを促したが、イグノーツはスマイルをしたまま返答しない。
まさか本当に残り続けるの? そんなの物理的に有り得るの? 常識と相反する情報に思考が決着しないまま、彼に尋ねる。
「つまり、この辺に金で作られた壁があったら、それを複製出来るってこと?」
するとイグノーツはサラッと「はい」と告げ、首を縦に振る。私は勢いよく椅子から立ち上がった。
「錬金術じゃん!」
「どうかなさいましたか?」
「いや、どうかなさいましたじゃなくてそれ錬金術!」
「別に金だけしか作れないものではありませんよ」
いや分かってる、分かってるよそれは。
私が言いたいのはそうじゃなくて、人類にとって金という貴金属を生み出すことは長年抱き続けた夢のようなものであり、ずっと叶えようとしてきたもの。けれど科学の進歩につれて、実現にはとても高い壁があると分かってしまった。なにせ現実の鉄より重い原子は宇宙に存在するとてつもなく重たい星同士の衝突によって生み出されたり、超新星爆発でないと生成出来ないというほどである。
それが何? この『近くの物質を複製して壁を作る魔法』で出来ます? 壁を作れるだけの量を?
物理法則を舐めているのかと、私でも呆れて言いたくなる話だ。そもそもが謎に満ちた物質である魔力と、それによって引き起こされる現象にこんなことを言ってもしょうがない気はするが、
「いくら魔法だからって限度はないの……?」
イグノーツの方を見ながら聞くと、彼は「どうでしょうね?」と肩をすくめた。
「魔法は全てが解明されている訳ではありませんし、どうしてそういう現象が起こるかについては私もハッキリと言えることはないです。そもそも魔法はどこからエネルギーを持ってきていると思います?」
「どこからって……魔力圧を不安定にすることで起きる現象なんだから、その不安定化を起こしているエネルギーでじゃないの?」
発生原理からしてそういうものではないかと回答する私。しかし、イグノーツはその回答に何のリアクションも見せない。
「これは私個人の推測になりますが——」
そしてそのまま黒板の方を向くや否や、チョークで書き出した。簡単にまとめると、魔法のエネルギー源は既知の領域より外側から持ってこられているのではないか、という内容。
魔法が引き起こす諸々の現象は、いずれも高いエネルギーを必要とするようなものであり、それを常に変動する魔力圧を抑えるくらいのエネルギーで賄いきれるものではない。ゆえに、魔力自体が相当に高エネルギーな物質であるとか、魔法という現象が対消滅クラスのエネルギー変換効率を持っている、などの仮説が立てられたらしい。
なんだか話を聞くうちにどんどん理解出来るか怪しい領域に入りそうな気がするが、今のところは付いていけている。頑張れ私の頭脳。
「魔力に関する研究は私の世界でも色々となされてきました。ある学者は、魔力はエネルギー体などではなく扉であるという仮説を唱えたのですが、確たる証明が出来ないものでしたので他の有力な説に取って代わられていましたね」
「魔力はエネルギーじゃなくて扉? どういうこと?」
ちょっとよく分からない仮説が耳に入ってきたので、説明を求めてみた。
なんでもその仮説とは、今私達がいる次元と異なる次元を繋げる極小サイズの扉、それが魔力という物質の正体だという。その扉を開くことで向こうの次元から莫大なエネルギーを流れ込ませる。結果、流れ込んできたエネルギーによって魔法という現象が発生するのだ、というものらしい。
魔力自体にエネルギーはなく、あるのは魔力を通して繋がっている別の世界。そしてそこには無限にも等しい魔力が満ちていて、魔力圧を不安定にすることで両側で取れている均衡を崩す。想像しにくい話だった。目に見えない物質である魔力が扉……うーん。
「イグノーツさんの推測する魔力のエネルギー源も、既知の領域の外側って言ってましたよね。イグノーツさんはその仮説を信じているんですか?」
「正直に伝えるなら、半信半疑というところですかね」
意外な言葉。話の流れ的にその仮説を信じていそうな気がしたし、内容も噛み合っている気がしたのだけれど。
「この仮説では異なる次元には圧倒的な量のエネルギーが存在し、そこと繋がる度に大量のエネルギーが流れては魔法現象に変わるってことですが、その前提でいくとその次元と今いる次元の間にある扉は常に極度の圧力差に挟まれていることになります」
最初閉ざされている間はともかく、一度開いて大量のエネルギーが通過していく状態で、どうやってまた閉じるのか。そしてそんなものが世の中に無数にあって大体は閉じたままなのは何故か。イグノーツは疑問をつらつらと挙げていく。
なるほど、言われてみると同じことを考えずにはいられない。完全に密閉されている潜水艦の中にいたとして、扉を開ければ海水が勢いよく押し寄せてくる。それをもう一度閉め直すには相当な力が必要だ。開く時も相当な力がかかるだろうが、止めどなく流れ込む水に抗いながら扉を閉めるのは、開ける時より大きな力が必要になるだろう。
「それに加えて、もし魔力の正体が扉であるとするならば、魔力嵐や極大繁茂などの魔力災害への対処法にある、魔力消費とは何なのかという話にもなります」
「そういえば魔力を消費することで影響を抑えられるとか書いてあったよね」
「はい。私のいた世界では魔力は高いエネルギーを保有する物体であるというのが定説でしたので。この魔力扉説になるとその辺りをどう説明するのかについて話されることが多かったかと思います。ただ、その人は魔力の消費についてこう語ったと言います」
曰く、魔力は消費されるものではない。従来使い過ぎて消えたかのように思われる魔力は、ただ単に扉としての機能をしなくなっただけ。それを私達は長年に渡って消費だと誤解していたに過ぎない。それが仮説を唱えた人の主張。
(ぶっ飛んでるなあ)
もし正しかったら地球平面説から球体説、天動説から地動説への変化に並びそう。そんな風に思える仮説だと感じた私。
「結局その仮説は正しかったの?」
「あまりにも常識からかけ離れた内容でしたし、検証も困難でしたので正しいかどうかは今も分かりません。信じている人も僅かに留まります」
そっか、それがまあ普通だよね。
話の顛末を聞いた私は落ち着くところに落ち着いたという感想になる。
「でも私としては面白い仮説だと思いますよ。理論的証明が難しいゆえに定説にはなりませんでしたが、そうであるとするなら世界は魔力を通して繋がっていて、そこから異世界に行けるかもなど考えたものです」
「ふーん」
楽しそうに喋るイグノーツに、それはツッコミ待ちか? という視線を送った。
本来ここにいる筈のないであろう彼が、一体どこから来たのか、その理由を考えるなら違う世界から来たという可能性は決して冗談で済むものではない。彼の持っている魔力や魔法の知識、高い技能などの説明は現代において異常なのだ。ゆえにピッタリ過ぎる。これだけの人がどこかの国によって秘匿されていたと思うよりは。
「おっと、話が授業から逸れていましたね。では【放射系】と呼ばれる2族についての説明に移りましょう」
「2族なら魔力圧は61から300かな?」
「おや、よく分かりましたね」
「前に聞いたことを覚えていたから」
私は席に座り直すとえっへんと鼻を鳴らした。前というのは雑草駆除の時に聞いた説明。
その時に1族と3族の魔力圧を聞いていたので、今までの内容から2族の範囲も予想出来たのである。
「でも放射系か……放射って言うと、電磁放射的なやつをイメージするけど、どうなの?」
「2族は電磁放射も出来ますが、共通している効果の部分ではありません。2族に見られる効果は、物体の投射・放出射出などの指向性を持ったエネルギーの発生ですので。まあ雑に捉えるなら攻撃的性質を有するものですね」
単一方向へのエネルギー弾の発射みたいなものかな。
攻撃とか防御というとゲームの話みたいに思えてくる。障壁系や結界系が防御タイプなら、切断系や放射系は攻撃タイプという感じ。実際にはそうでない例外も少なくなさそうだけど。
そんな思考に耽けながら、ふむふむと聞いて頭に知識をインプットしていく。
「この放射系に属している魔法は非常に多くあります。SFでいうところのビームやレーザー、身近なものならば放水や突風、ファンタジー系なら竜の吐く火の息や光の矢など」
「放射系どころか飛び道具系だね。というかビームって……それ使って戦う人もいたの?」
「勿論いますよ。しかもこちらでいうところの二千年前くらいの時期から発見されていて使われた痕跡のある世界があります」
何の躊躇いもなくイエスと答えられた私は、半信半疑で聞いてみたのを後悔した。
ガックリと肩を落とす私に、イグノーツはいつもの読めない笑顔で様子を窺ってくる。
「どうされましたか?」
「ビームってもっと未来の人々が使いそうなものってイメージがあったから、古代の人が魔法で使っているイメージが湧かないっていうか、雑コラみたいな光景にしか思えなくて」
そのくらいの昔の武器といえばローマ帝国レベルでも剣や盾の時代。飛び道具でビームが使われる世界など、どんな世界だと。私の読んだことがある本の中にそういう設定のやつあったかな。紀元前くらいにビーム魔法使って戦うシーンがある小説って。
(……なんか割とあった気がする)
ギャップというか『古代人がビームを使う』絵面のインパクトが地味にあるせいで、やっている作品を読んだことがあるかもしれない。嫌だ、思い出したくない。なんか色々と価値観が変になりそうだし、それを受け入れてしまえそうだから。でも精神衛生上は受け入れた方がストレスが少なく済んでマシな気もする。
もういいや。少し悩んだ結果、私の中でビーム=SFといういつ形成されたか覚えていない価値観を、今捨てることにした。
「——2族についてはこれくらいにしておきましょう。折り返し地点も過ぎたことですがツカサさん、集中力は保てていますか?」
「まだ大丈夫〜……」
黒板の前に立つイグノーツへそう言うと、私は拭うように目元を擦った。口では大丈夫とは言ったものの、ずっと気を張っていれば全く疲れてこない訳ではない。無意識のうちの行動であったが、イグノーツはそれを見ていたらしく、
「休憩を挟みましょうか?」
と気遣う提案をしてきた。けれど私は首を横に振って遠慮する。
「時間がもったいないし、続けて」
「よろしいので?」
「このままでいたくないから」
(——守られてばかりは嫌だ)
暫くこちらを見ていたイグノーツだったが、私の意思を汲み取ってくれたらしく黒板へチョークを立て、授業を再開する。
「3族は301〜450の幅で発生する魔法のグループで、別名で【活性系】と言います。この族には非魔力エネルギーや化学反応の増大効果が見られるのが特徴ですね。こちらで伝わりやすいように言うとするなら、ファンタジーな魔法が多い族でしょうか」
「さっきの放射系も十分ファンタジーだったけど、それよりファンタジーなの?」
「同じくらいファンタジーかと思います。魔法をご覧になった方が早いですね」
聞くよりも見た方がすぐ分かると告げた後、イグノーツはチョークを持っていない方の手をグーパーと動かし、この手を見ているようにと合図してくる。なので私もジッとその手を見つめ、それを確認すると彼は活性系の魔法を発動し、掌から火を出した。
(おお……)
マッチの火より少し大きめのやつ。それがめらめらと燃え、周りに熱を伝える。その状態で数秒くらい維持されたあと、火の玉はサッカーボールくらいのサイズまで成長し、ゴウっという音を立てた。離れている私の方まで汗をかきそうな熱さが流れてくる。
(熱い、熱いって!)
「おっと、失礼」
思わず手で仰ぎ熱を飛ばすと、気付いたイグノーツが魔法を解いた。
「すみませんでした。この身だと熱の感覚が曖昧でも平気なもので」
「き、気をつけてよ……火傷は洒落にならないから。お願いだよ?」
「以後気をつけます」
火傷して痕が残ったらなんて考えたくない。正直に謝罪したので忠告に留めておいたけど、2度目以降は同じ過ちを起こさないで欲しいという本音もあり、厳しめの口調で告げた。それにイグノーツは頭を下げて謝ってくる。
(燃えるものが近くにあるところで火を使うなら普通注意しないかな……もしくは燃やさない自信でもあったの?)
用心深く隙のなさそうに見えるイグノーツの意外なミスに関心が向かうが、今は授業中。浮かんだ疑問を心の奥底に沈めておく。
「話を戻しましょう。このように【活性系】は空気中の熱を増幅させることで燃焼を起こしたり、電気エネルギーの増幅によって放電や帯電を起こせる魔法となります。いわゆる火属性や雷属性の魔法はこの3族の中に収まっている訳ですね。似たような効果は隣接する【放射系】にもありますが、実際は3族側で2族に近い魔法と言われています」
「う、ううん? それってどういうこと? 放射系のグループに属している魔法だけど効果の本質は活性系側に属していて、でも放射系の中にいる……?」
私なりにまとめようと試みてみるものの、逆に混乱しそうな一文へ変換され、何を言っているのか自分でも分からなくなってきそうになった。一方で、理解に苦しんでいる様子を見ているはずのイグノーツは、さっと黒板に続きを書きながらスルーの態度。
「これをすぐ理解するにはまだ教えていない範囲の知識がいるので、今はそういう魔法もあるとだけ覚えておいてくださいね」
書き終わったイグノーツは黒板から向き直ると、書いた文字が全て見えるように横へ退いた。何が書いてあるかは次の通り。
3族:活性系 魔力圧:301〜450
主な効果:魔力に依存しないエネルギーや化学反応の増大・増幅
主に属する魔法:雷系魔法、治癒魔法、再生魔法、酸化魔法、炎系魔法、老化魔法、腐食魔法、ほか単純な増大・増幅効果魔法や精神系魔法など多数
「覚えましたか?」
「た、たぶん。治癒魔法と老化魔法が一緒のグループにいるんだね。真逆に近いイメージなんだけど……。それに精神系とかも3族なんだ」
この中で私が殆ど知らないのは酸化魔法、老化魔法、腐食魔法、精神系魔法の4つ。
前3つに至っては習った覚えも新発見された覚えもないので、私の世界ではまだ未発見のままだと思う。でも字面で何となくどういうものかは想像出来る。主な効果を読んだ感じ化学反応を促進することでそれを引き起こしているのだろう。精神系は感情を高めて興奮を強めるなどの効果だったり。
「良い機会ですし質問してみましょう。なぜ治癒魔法と老化魔法が同じ活性系なのか、考えられそうな理由を挙げてみてください」
「え? うーん…………治癒魔法は代謝を促進させて自然回復力を高めているって言うから、老化魔法も老化に繋がる化学反応を増幅している、みたいな理由?」
代謝も老化も確か化学反応だと覚えている。
活性系の効果についてイグノーツの知識が間違ってなければ、どちらも同じ族でおかしくない。答えた私は合ってるとは思いつつも若干自信がなかったが、イグノーツが「正解です」と告げたのでホッとした。
「ちなみにですが、魔法としては別個に存在するので分けてありますが、化学反応としては炎系も老化も腐食も酸化魔法の仲間みたいなものです」
なのでより詳しく書くとこうなりますね、とイグノーツは最後の行を次のように弄る。
主に属する魔法:雷系魔法、治癒魔法、再生魔法、酸化系魔法(炎系魔法・老化魔法・腐食魔法)、ほか単純な増大・増幅効果魔法や精神系魔法など多数
記述を変え終わったイグノーツは足を広げて休むと、壁の時計を見上げた。
「これで一応1族から6族の範囲まで教えましたが、ふむ、結構時間を使ってしまいましたね。午前中に終えられるでしょうか」
「え、あと教えることって7族から9族と、0族と10族で終わりじゃないの?」
「まだ魔力の系がありますよ。それとあれも……このままですと魔法を教える時間が足りなくなるかもしれません」
「そんなっ!?」
冷静に語っている彼だったが、それでは困るのが私だ。
いくら基礎知識が入ってきても肝心の魔法を教えてもらう時間が取れなければ意味がない。
イグノーツもそれはきちんと理解しているらしく、片肘を手で支える動きで考えてから、「仕方がないですね」と呟く。
「魔力の系と0族・10族については授業から省きましょう。あれはM系魔力しか使わないツカサさんにはあまり縁のないことですし、理論上の族で発動出来ない2つも優先度が下ですから。構いませんね?」
「あ、うん……」
私が控えめに頷いたのを見てから、イグノーツは黒板消しを手に取ってそれを掃除し出した。何度も使用した後なので拭く面が真っ白になっていたようらしい。付着しているチョークの粉を何らかの魔法で吸引し、綺麗にした黒板消しで黒板の内容を消していく。
私はそんな彼の背中側を後ろから見ながら、心の中で呟く。
(正直、ちょっと興味あったんだけどなあ)
必要なことの確保のためとはいえ、本音ではちょっと知りたかった。
時間との折り合いをつけつつも残念がり、イグノーツに聞こえぬよう息を吐くのであった。




