表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

ある旧家屋にて

この作品のお話は、大半が実体験を元にしたフィクションです。

実際の人名、地名とは関係ございません。

また、一部実体験をそのまま投稿しております。

体験者 25歳 男性


私は、運送業を生業としております。

この仕事をしていると色んなお宅や企業に訪問しますが、その中でいくつも不思議な体験をしてきました。

今日はその中の1つをお話ししたいと思います。



これは、去年の丁度この時期。8月の暑い日でした。

その日は、連休ということもあって仕事がとても忙しかったのを覚えております。

それでもなんとか仕事を終わらせて営業所に戻ろうとした頃には、22時を回っておりました。

私が急いで戻る用意をしていると、ふと携帯電話が鳴り出しました。

いつもなら電話に出ずに放っておくのですが、仕事を終えたリラックスからなのかふと電話にでてしまいました。

「もしもし」

私が声をかけると。

「も...し....もし......再配達をお願いしたいのですが......」

と、おばあさんのかすれた声がきこえてきました。


プライベートの携帯電話に掛かっているので仕事の電話が掛かってくることはありえません。

不安に思ったのですが、忙しかったため間違ってプライベートの携帯電話でお客様に電話してしまっていたのかなと思いました。

「ご住所教えてもらってもいいですか?」

と私が聞くと、そこは私が明るいうちに一度配達にいっていた所でした。


しかし、その場所は天井も抜け落ちている廃墟のような古い木造住宅で電話をかけてもでられないため、「住所不明」と報告した所でした。


おばあさんに今の事情を説明すると

「そこであっている。今すぐ持ってきてくれ」


というのです。


22時を過ぎて持って来いとは何事だっ!とは思ったのですが、次の日に行くのも面倒なので渋々配達に向かいました。


----


指定された住所につくと、そこはやはり廃墟のような木造住宅でした。


雑草の生えまくった庭を抜けて、玄関前に行き

「すみませーん!」

と声をかけます。


少しして、

「そこに置いておいてください....」


おばあさんの声が聞こえてきました。


私は言われたとおり荷物を置いて立ち去ろうとしました。



が、そのときです。

私の背中に虫が這うような寒気が走りました。

私はとっさに背中を触りました。

するとグチュ......

背中と服の間で何かが潰れるような音が.......私は背筋が凍りました。


下を見ると足元には黒い物が蠢いており、私は悲鳴を上げて立ち去りました。



いかがでしたでしょうか。

あなたの周りにも色んな不思議なことやゾクッとすることが隠れているかもしれません。

ぜひ、何気ないこの世界で不思議な世界を体験してみてください。


それでは、また。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ