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最後の夏

作者: ぴーたろ

過ぎ去った夏の思い出とか 雲の色とか

僕は今も思い出せるよ


暮れゆく公園 母さんが僕を呼ぶ声

夢中で地面を見ていた


最後の6月が終わる前に君を連れ出して

紫陽花の花を眺めに行こう


降りだした雨に打たれながら駆けた制服

淡い記憶だけは残ってる


果てしないグラウンド 穂高岳と緑の森

君が微笑んだオレンジの海


最後の7月が終わる前に君に見せよう

遥かな頂きと深い森


いつかの縁日分かれた君にメールした

あの頃僕らは確かに青かった


最後の8月が終わる前に君と行こう

あの日と同じ輝く海へ


最後の花火が上がった時思い出すよ

僕らが駆けた幾つもの夏を

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