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チート魔術師と神を斬る男  作者: 化原優介
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6.コンとディーネと村の子ども達

本当にかなり年がとんじゃいました。

結構変わった所もありますがどうぞ。


「へへっ!お前ら付き合ってんだろ!」


「まぁ、付き合ってるよ?それがどうしたんだい?ミルズ君。......そういえば、前にもこんなやり取りをしたね。ちゃんと寝てるのかい?寝ないと記憶できないんだよ?それともーーーーーーーーーーーー」


「だぁーーー!悪かった!俺が悪かったよ!降参だ!くそぅ、ウンディーネ族なんかと付き合いやがってよー。覚えてろー!」


「ミルズ君こそ、忘れないよーにね!......今度じ〜っくり話し合おう」


ふぅ、疲れる。ディーネとの時間を減らさないで欲しいよ。

いつもミルズ君と一緒にいる2人は......今日はいないみたいだね。


「コンって凄く変わったよね。ずっと前は、どんな相手でも敬語を使ってたのに、今は目上の人にしか使わないし」


「そういうディーネは変わらないよね。昔から可愛くて、可愛くて.........あ、それと可愛くて」


「今の3つの可愛くては何?まあ、 その......う、嬉しいんだけどね?」


そうやって照れながら上目遣いしてくる所も可愛いんだけどなぁ.........


「無邪気で面白い所。見た目も可愛い。性格っていうか、仕草?も可愛い。本当に大好きだよ」


「うぅ。女の人がコンに近づいたらきっと皆惚れちゃうよ......心配だよ」


「いやいや!僕はディーネ1筋だから。決して揺るが..........ない」


「余計心配になったよ」



さて、少し解説をさせてもらいます。


1. コンは11歳になって、剣や魔法の鍛練をしつつも、ディーネと交わした約束を守ろうとしている。というか、自然に付き合い始めた。


2. コンはディーネや村の子ども達と触れ合っていく内に、常時敬語を使う事を止めた。


3. ディーネにメロメロである。


以上、人助けで死んでしまった某高校生からでしたっと。

それじゃ話を戻しましょう。



「ディーネ。今日は、あの日だよね?」


「う、うん。その.........1日中一緒にいる日だね///」


可愛い.........小さい頃の恥を知らないのも可愛いかったけど、照れてるディーネも.........可愛いな。


「うんうん。覚えていてくれて嬉しいよ。とは言っても、村の守護があるからのんびりは出来ないけど」


「コンがヤケになってロングナイフの練習ばかりするからだよー!......この村で、近接戦闘4番目に強いんでしよ?」


1番が......皆は知らないだろうけど、セルベアさん。

2番がお父さん。

3番が魚屋のレオールさん。

お母さんは、魔術師だし。漁師さんは冒険者のお父さん達には負けるうえに、僕と腕相撲したら僕が勝ったし......魔法で身体強化したけど。

て言う事は、僕は4番目なのか......。

でも、あくまでもこの村で。だからなー。


「魔王とかと腕相撲したらすぐに負けちゃいそうだなー」


「そういう発想に行くのが凄いよ。......それじゃあ、そろそろ守護に行く?」


「そうだね。ロングナイフは持ってるし......ディーネは、何か必要?」


「いや、私ってやること無いから......」


うーん......まぁ、確かにないけど。そもそも魔物が来ないから、害のある獣を狩るだけなんだよなぁ......。あ、そうだ


「たまにはレーラも連れていこうか?」


「妹を連れていくの?まだ7歳でしょ?」


僕が4歳の時に産まれたんだよね......。7歳か............。


「いざとなったら僕も本気を出すから。......あ、いや。本気を出したら辺り一帯が無くなるって言ってたしな......セルベアさん。」


まあ、2歳の時に作った風の魔法ですらあれだったもんね。

今では全種類の魔法も使えるし、水と風以外も上級。無詠唱で使う事も出来るようになったし。

ただ、魔法を元に作る魔法.....つまり、水魔法を凍らせて出来る氷魔法とかは、一部無詠唱で使えないのもあるんだよね..............................。


「まぁ、今日は杖も持ってるし.....レーラがいないと、獣じゃなくて僕がディーネを襲うかもしれないよ?」


「うん。それもある意味、獣だよね。.....じゃあ、レーラちゃんも連れていこっか」


僕もとうとう獣扱いかー。......まぁ、今のは自業自得だけど。


「じゃあ、レーラを向かえに.........」


「おーい!コン!」


「あれ?ミルズ君。話し合いにきたのかな?」


「違う!真面目に聞いてくれ!」


......いつもと雰囲気が違う。そんなに大変な事が起きたのかな?

いつもなら、こんなに張り詰めずに軽い口調で言うのに。


「わかった。......どうしたの?」


「漁師のオッチャンの所で、双眼鏡で海を見てたら..............................ヒュドラがいたんだ!5分位前は、5キロ先にいるってオッチャンが言ってた!」


ヒュドラ。魔王の僕で、9つの頭を持ち、なおかつ足と翼を持った海蛇。

その戦闘力は、勇者でも倒すのは困難と言われる程強いらしい。

魔王によっては、特殊な方法を使わないと倒せないヒュドラをも仕えさせているらしいけど......何でこの辺りに..............................


「そのヒュドラは、どの方角に?」


「村へ......こっちへ、向かってるんだ!何とかしてくれよ!コン!村の皆が!」


ミルズ君。きみ、実は優しいんだね......。

さぁて、答えは決まってる事だし......


「ちょっと行ってくる。ミルズ君は、僕のお父さんにこの事を伝えて。ディーネは、ウンディーネの皆に。2人とも、その後は僕の家で待機してて。ちょっと対策をしたら、僕も戻る」


「コン!......気を付けてね」


「俺、伝えた後皆を山の方に行かせる!コンも絶対戻れよ!」


「うん。じゃあ、また後で」


僕は、空を飛ぶ為の魔法。〔フライ〕を使って、海へと向かった。

まさかの急展開です。サブタイトルの割に、村の子ども達が少ないのは勘弁してください。すいません。

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