40. 魔法
前の投稿から凄く...間が.....。
「じゃあ、急ぎ目でやるよ?」
「お願いします」
魔力を無駄にしない方法...早く身に付けないと。
「まず、君の魔法はイメージが重要なの。言ってしまえば、イメージさえ出来ていれば何でも出来る。.......限度はあるけどね」
「イメージ、ですか」
確かに、最初は水の玉をイメージした。あれと同じか。
「そう。で、魔力を無駄にしないイメージは...掃除機みたいな?」
.......はい?
「あ、いや、私は掃除機がイメージしやすいかなぁと思ってるだけだよ?ほら、吸い込む当たり」
「あ~、つまり、魔力を吸い込むイメージですね」
まさかそんな人族...人間染みた考え方をしてるとは、この神様は侮れないね(笑)
まぁ、それはさておき。魔力を吸い込むイメージ、か。
...吸い込む..........
「ふぇ?え?ちょ?コン君?ストップ!私が!私が吸い込まれてるから!?」
「え?あぁ、すいません!」
危なかった。魔力を、じゃなくてとにかく吸い込むことを考えてたから神様を吸い込むところだった。手のひらの上に黒い渦みたいなのが出たってことは、そこに吸い込まれるのかな。
..............あぁ。そういう使い方もあるのかぁ。
「何を考えてるか分かってしまうのが恐ろしいよ...」
「ハハハ。...わかっちゃいましたか」
「うん!怖いから!絶対それで人を吸い込もうとしてるでしょ!」
あ、バレてた。まぁ、人って言っても実際は魔物とかだけど。
魔人?................やらないかな。ウン。
さて、魔力を吸い込むねぇ。ということは、まず魔力を放出して、その魔力を.....
「お、出来たかな」
「うん。出来てるよ。吸い込むのにも魔力を使ってるけど、吸い込む量の方が多いからね。余裕があるときはするようにね♪」
「ありがとうございました。さて、と」
「ん?どこ行くの?」
「右腕がこれですからね。治せるか頼んでみます」
曲がってる。感覚がないというか、動かしにくいし。...ん?でも、よく考えたらこの手って魔法が使えないんじゃ......。ん?何で?右腕でも魔法使えたけど?ん?...慣れたってことかな?
まぁ、いいや。
....................あ、闘神さんとの連絡手段がない。
「...と、思いましたが、自分で治せるかやってみます」
「え?あーうん。成る程ね。君の力を見せてごらん」
これは普通に治そうとしても駄目そうだね。お母さん程は今は無理だけど、精密にやってみよう。
...魔力確認。流れを把握。右腕を解析、完了。...こんな性質があったんだ。なら、もっとそっちよりに......よし。性質の固定化、完了。魔力を右腕に集中。イメージは、この腕が曲がった映像を逆再生。...記憶を覗く。検索。参照。逆再生。把握。.....再生を開始。魔力が弾かれる。性質を変化させたせい?なら、弾かれないよう、馴染ませる。...ただ、自分の魔力だけ馴染むように。..........完了。再生。
終了。
「って、あれ?」
右腕は、まぁ、治ったけど......
「なんでさ?」
部屋が、崩れてる?
「イタタ...。全くもう、集中しすぎだよ....。魔力が体の外に漏れだして物理的な破壊力を持っちゃってるよ?」
おう!?...瓦礫の中から出てきた......。
でも、そんなに集中出来てたんだ?よしよし。及第点。
それにしても、物理的な、かぁ。お母さんの言ってた魔力壁はこういったのを制御して作るのかな?
破壊力を持つ魔力とそうでない魔力がある。これは、使えるかな。
「確か、一般的な魔術師は、魔力の濃さで相手を見つけるのが大多数なんですよね?」
「そうだね。身体強化で五感を使うのもいるけど、そんな事をするのは大抵冒険者だよ。覚えておくように♪」
「はい。で、思ったんですが......」
「ん?......うん。..........う、うん...。なかなか、えげつないね、君」
まぁ、確かにそうだけど、これなら放っておいても終わる。問題は魔力量だけど、そこはまぁ僕だし。なんとかなるでしょ。
さて、と。これで、正真正銘、今の僕では右腕で魔法を使うことは出来なくなっちゃったね。どうでも良いんだけど。
「......うん。身体強化はかけれる。上手くいったね」
「ん?あ、腕を弄ったんだね?」
流石、女神。分かるんだね。
「そうです。今の僕では、この腕で魔法を使うことは出来ません。成長すれば使えるようにしましたが」
「良いんじゃないかな。ただ、そうなる前に死なないでね?」
「勿論です」
さて。さてさてさて。
リオさんは、そろそろ話を付けてくれたかな?
どうなんですか?リオさん?
(話しはつけた。あとは好きにしろ)
よしよし。それじゃあ.......あれかな。使えるかな?
外に出た方が良いかな...一応浮いておこうか。
[あー、あー。聞こえますかー?]
おー。近くにいる人はこっち見たね。
よし。
[これから二日後の昼、この大陸の中心にある荒野で悪魔について話し合いたい。是非とも来て欲しい。待っている]
..........うん。
これで、何とかなる。
あとは、ブイさんかな。合流するまでにはまだ時間があるだろうし、お母さんに魔力壁を教えてもらおう。
「やっと来たのね」
「やっとね」
「まぁ、お疲れ様だな、コン」
......。
「あ、お父さん?」
「...まさか、忘れてたって事はないよな?」
「....................」
「...ないよな?!」
「まぁまぁ、落ち着いて。色々大変だったのよ.......きっと」
......うん。ワスレテナイヨ。
「あ、お母さん。魔力壁を教えて欲しいんだけど」
「良いわよ。でも、どこからわからないの?」
どこから.......。
集中すれば、魔力自体に破壊力を付けることができる。それを硬く、壁のようにすれば出来る...と思うけど、実際はどうなのかわからない。
「なるほどねぇ。一般的な魔力壁を知りたいのね?」
ここにも心を読んでくる人がいた。まぁ、いいか。
「うん。お願いします」
「えぇ。.....まぁ、初歩の初歩なんだけどね、本当は。魔力放出をコントロールして、1枚の壁にする。たったこれだけの事なの」
「.........え、そうなの?」
.......これがあったら、ヒュドラに負けることは...いや、魔力が無くなって終わりか。
少なくとも、あの時は。
「まぁ、やってみた方が早いわよ」
「やって見た方が...か」
コントロール....コントロール......。
.......あれ?
「...え、コン?もしかして.....」
「...............出来ません」
え、何で?右腕を変えたから?...いや、そんなはずは。
魔力をコントロール....黒い渦は作れる。え?何で魔力壁作れないの?
.............いや、代わりは考えてあるし、大丈夫なはず。
「あ、ありがとうございました」
「え、えぇ。頑張って...」
...................仕方ないね。魔術師殺しみたいな名前付けられそうだけど、あれをやろう。
でも、これからのことは、詠唱をやってみたことあるけど、噛んじゃうし。長いし。普通の魔術師っぽく見せるのは難しいから次の大陸で心配だし...。
....................魔法って、難しいなぁ。




