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MACHO繰りの少女  作者: 女又心
序 ボルバキアウイルス

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0ー0 女性だけの世界

 その出所不明の謎のウイルスは、ある日突然蔓延を始め、瞬く間に世界中を席巻した。


 人間の生殖システムを改変する驚くべき性質を持ったそのウイルスにより、男性は女性の身体に性転換(メス化)させられるか、あるいは拒否反応を起こして死亡するかの絶望的な二択を余儀なくされ。


 一方女性は、次世代の繁殖に男性(オス)が不要な単為生殖の身体へと変質させられていった。


 こうした特性から、いつしかそのウイルスはこう呼ばれるようになる。


 昆虫の細胞内に生息する共生細菌の一種――宿主(しゅくしゅ)を性転換させる寄生バクテリアの名を取って、ボルバキアウイルス、と。


 また、このウイルスは、人間以外の生物にも様々な突然変異をもたらし、数多の突然変異体(ミュータント)を大量発生させる未曽有の事態へと発展させていく。


 (くだん)のウイルスの感染爆発(パンデミック)によって、従来の人間社会が崩壊するのに、そう時間はかからなかった。




 かくして、国家や宗教的なイデオロギーは元より、人という種としてのアイデンティティやメンタリティが失われて久しい遥かな未来。


 女性だけとなって生き永らえた人類は、異形の怪物(ミュータント)が跋扈する荒野と廃墟ばかりの世界で、いくつかの大きな支配集団と、無数の小さなコミュニティに分かれて、日々の生活を送っていた。

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