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AI屋台 第10話「アイデアドラッグ」

作者: エドゴン
掲載日:2022/02/15

【1.序章】


井上「俺は井上。小説家である。小説家と言ってもまだ作品を世の中に出版したことがない。」


井上は処女作を書いているが筆が止まり、なかなか書き進められずにいた。まだ半分程度を書いたところだ。自費出版が目標で、アルバイトをしながらそのお金を貯めている。目標は300万円だ。


井上「なかなか良いアイデアが思い浮かばない。書き進めるにはどうすればいいのか悩むな。」


井上はアルバイトを6時間して残った時間を小説の執筆に当てていた。一人暮らしなので生活はぎりぎりで300万円を貯めるのは容易いことではなかった。


ある日、アルバイトの帰り道。


井上「あれ?こんなところに屋台が。珍しいな。」


エドゴン「いらっしゃいませ。」


井上「どんなお店なんですか?」


エドゴン「AIスキャンをすることで今のあなたに必要なアイテムが出現します。AIスキャンを希望で?」


井上「じゃあ、やってみます。」


エドゴン「かしこまりました。」


びろろろろーん!!


わずか3分ほどでAIスキャンは終わった。


エドゴン「おお、これは!アイデアドラッグでございます。」


井上「一体どんな効果があるのですか?」


エドゴン「それは使ってみなければわかりません。」


井上「いくらですか?」


エドゴン「10,000円でございます。」


井上「お薬が10,000円ですか?少し高いですね。でもアイデアというのだから何かをひらめくのかもしれませんね。騙されたと思って買ってみます。」


エドゴン「お買い上げありがとうございます!」


【2.アイデアドラッグの使用】


井上は早速、アイデアドラッグを使ってみた。井上は効果を確かめるため小説を書き始めた。


井上「あれ?なんだかアイデアが浮かんできたぞ!すごい!書き進められそうだ。」


なんと井上はスラスラと小説の続きを書いて行った。


井上「これはすごい!アイデアが頭に溢れてくる。」


スラスラスラ。


井上「やはりそうか。アイデアドラッグとは飲めばアイデアがスラスラ思い浮かんでくる魔法の薬だったんだ。まだ10錠ある。なくなる前に小説を完成させるぞ!」


井上はアイデアドラッグを上手に使いながら小説を書いていった。全部で11錠あったお薬も少しづつ減っていった。小説も完成に近づいた。


同時進行でブログも開始させた井上はブログにも熱中するようになった。


【3.小説の完成】


井上は小説を無事に完成させることができた。アイデアドラッグのお陰であり、今回の小説の完成は井上にとって良い経験になった。


しかし問題は出版費用の300万円が手元になかったこと。せっかく小説を書いてもお金がないため自費出版ができない。


井上は友人に相談した。井上は経緯を友人に話した。


友人「アイデアドラッグとはすごいな。」


井上「俺もびっくりしている。あの屋台は一体・・・一度見かけたきり、もういなくなってしまった。」


友人「アイデアドラッグが11錠あってそれを使って小説を書き上げたわけか。」


井上「そうそう。それで出版したいと思っているんだけどお金がないんだよね。」


友人「出版するにはお金もかかるし出版社の審査もあるんじゃないか?面白くなければ出版すらさせてもらえないような気がする。」


井上「目標は300万円貯めることなんだけど、貯まるのに2年は掛かりそうだ。」


【4.電子書籍で出版】


友人「2年も待つのは大変だな。それなら紙の本ではなく電子書籍で出版したらどうだ?費用もかからずに出版できるらしいぞ。」


井上「マジか!それなら300万円も貯める必要もなさそうだな。」


早速井上は友人に言われた通り電子書籍での出版方法を調べた。


井上「これはすごいな。本当にお金が一切掛からないらしい。」


友人「だろ?電子書籍でいいと思う。」


井上は自宅に帰り電子書籍での出版のため、原稿をパソコンに入力していった。そして電子書籍の表紙は3万円で発注した。


そしてついに出版の準備は整った。井上はドキドキしていた。


井上は価格設定について友人に相談した。


井上「小説を電子書籍で出版するのはいいけど価格をいくらにするか悩んでいる。」


友人「無名で初めての出版なら500円以内がいいんじゃないか?1,000円以上になるとプロの作家と戦うことになり売上も増えないと思うよ。」


井上「なるほどな。480円くらいにしてみるか。」


井上は電子書籍の価格を480円に設定し出版をした。


【5.SNSで拡散】


しばらくして、井上の書いた小説はSNSで話題になっていた。「後半の盛り上がりが良い」と絶賛された。


アイデアドラッグを飲んで書いた部分が見事な仕上がりになっており、感動的だったようだ。


電子書籍は最初こそなかなか売れなかったが、口コミが広がり売上を伸ばしていった。


井上「ありがとう!お前のお陰で無事に出版できたよ。」


友人「それは良かったな。で、早速相談なのだが印税の何%を俺の取り分にしてくれるんだ?」


井上「冗談きついぜ!わっはっは。」


2人は冗談を笑い飛ばした。


井上「アイデアドラッグすごいな。」

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