果物を探すなら森の中
「果物ー?果物ー…」
上を見すぎて首が痛くなってきた。
果物を入れる袋はまだ軽い。
…?
光を纏うゴーストが俺の肩を突っついた
そして森の奥を指差した
「そっちにあるのか?」
……
頷く光を纏うゴースト。
「よし、案内よろしく。」
しばらく歩くとレモンのような果実が生る木と、その木を木の棍棒で叩く《ゴブリン》が居た
カードのゴブリンはこれだ
赤 はぐれゴブリン デミヒューム
コスト1 ライフ1 攻撃1
このカード以外の自分のカードが場に無いとき、このカードの攻撃の-1する
このカード以外に自分のカードが場に3枚以上ある時にこのカードの攻撃を+1する
多分楽に勝てそうだ。
俺は手札を構えた。
「フォレストウルフリーダーでゴブリンを攻撃!」
わふん。
ゴブリンに突撃するフォレストウルフリーダー。不意を突かれて瞠目したゴブリンは対応もできずに倒れた。
…ゴブリン死体が普通にグロい。とりあえず…埋めとこうか…?
ばう。
「え、あれ食べたいのか?い、いいぞ?」
わふ!
ワイルドウルフリーダーがゴブリンをもぐもぐしている間に果物を採ろう
一個づつパックを開ける為のハサミで切っていく。
めちゃくちゃ硬い。
「いたた…よし、3つ残して全部取れた」
柿を鳥が食べる用に全て収穫せずに残しておく田舎の風習を思い出した。これでいいのだろうか?
まぁ、よくわからないが…次を探そう。
「集合!」
待つ間にレモンのような果実を食べてみようか…?
…やめとこう。
ぶるる!
抜けるような青き角馬に乗って騎士爵の子ベリタが帰ってきた
「あったか?」
首を横に振った
にゃーん
「お帰り。そっちはあったか?」
にゃん。
あったらしい。斑猫に着いていこう