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カードゲームスタート!ドロー!

狩人ギルドはざわついている


耳を澄ますと大行進、二体、ボス、巨大などが聞こえる


「一体なにが…」


「静かに!!」


しわがれた声がした。


カウンターにギルドマスターが立って声を上げた


「此度の大行進、敵の数はおよそ一万、街の北東の森から進行しておる!敵のボスはエメラルドウルフ、ウォーターヒュージアメーバじゃ!」


ざわざわと、困惑の声が聞こえる


「アメーバはウルフを捕食しつつこの街に移動中、ウルフはアメーバに追いたてられておる。あと1時間程度で街へ到達するのじゃ。これに狩人ギルドの総力を持って撃退するのじゃ!」


おー!!


隣の男の眼には悲壮感があった


──南門──


「あ…ああ…」


埋め尽くされる地平線、逃げる狼に追うアメーバ


徐々に近づいて来るモンスターに身体が震える


そして巨大な緑の狼とスライム(アメーバ)が戦っていた


「街に近づかせるな!戦闘開始じゃ!」


「ォオォォオオ!!」


「カードゲームスタート!ドロー!消費、白黒を追加、ターンエンド!」


奥でボスが、戦っている


「ドロー、消費、青緑を追加、レッサーバードを召喚!ウルフを攻撃!」


レッサーバードがウルフの眼を捉え嘴で突くがウルフの前足での反撃で破壊される


「ドロー、消費、赤を追加!召喚、攻撃!」


──そう、全力だった。全力だったが、全力でやれば手札はすぐ枯渇する。


戦力の逐次投入は悪手であると


13ターン目。


眼の端には捕食される狩人たちが見える。


「あ、あぁ…!くそっ、ドロー!!6コスト、大樹と水流の始まり!使用できるコストを1増やしカードを一枚ドロー!さらに4コスト、シルフチャイルドを召喚!頼む、あの人のフォローを!」


シルフチャイルドが、狩人を捕食しているアメーバを切り刻む。


べしゃっと狩人が落ちる


「どうすればいい…」


こちらの戦力300、残り敵、…たくさん!!


死ぬのか、俺…


統率者が光った気がした。


ドロー!!

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