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校外部‼︎  作者: Eliy
6/6

ハード人生ゲーム

はい私、岬柚葉は中学3年生の受験生です。そんな私には一個上の兄がいて岬青葉といいます。お兄ちゃんは昔から私に甘くて優しい、良いお兄ちゃんです、ふふふ。っといけない、そう私の兄は意外とモてます。小学校の頃からなぜか美人にモてます。みんなにもてはやされるようなタイプではないですけど、ピンポイントでクラスで一番可愛い子に好かれたりすることが多いのです。まぁ告白される前に私が先手を打ってお兄ちゃんに告白する女の子はいませんでしたが。そのせいでお兄ちゃんは自分がモてない類いの人間だと思い込んでいますが私が本当のお兄ちゃんを知っているので大丈夫です。


ところがです。高校に入学したお兄ちゃんが部活動に入ったらしいのです。校外学習部?というよくわからない部なのですが、学校で1、2を争うぐらいの美人の先輩に誘われたそうなのです。これは絶対にお兄ちゃんを狙っているに違いありません。ゆずは、すごく心配です。


あぁ早くお兄ちゃんと一緒の学校に行きたい……






「あれ?それなんですか先輩?」


「ふふ、聞いて驚きなさい、これがかの有名な人生ゲームDX2よ」


と、自慢げに大きな箱を見せつけてくる金髪美人は柏木玲奈先輩。


「へぇ…」


正直人生ゲームにはいい思い出はない、借金を、大量に抱えてフリーターのまま人生を終えたこともある。


「さっそくやるわよ、みんな揃ったみたいだし」


ふと扉の方をみるとうちわで自らを扇ぐ七瀬雛がいた。げっみたいな顔で俺たちを見ている七瀬は諦めたように部室に入ってきた。うん、わかるよだって玲奈先輩は自分が勝つまでゲームやめないんだもん。この前なんて8時まで残された挙句わざと負けると、超絶ご機嫌斜めで3日は口を聞いてくれなかったからなぁ…


「もちろん佐倉さんもね」


「あの宿題がまだ終わってなくてー」


「そんなの後で私がやってるあげるわよ、なんなら貴女の担任に口利きしてあげてもいいわよ」


「え。えー」


「唯、諦めなさい玲奈先輩の魔の手から逃れる術はないのよ」


そうして約1名というか1人以外あまり乗り気ではない人生ゲームが始まった。


「では私からやりますね。」


と言いつつ玲奈先輩がルーレットを回し出たのは10一番進む目ではあるのだが…


「な、んですって……」


そこには驚愕の声を上げる先輩がいた。そう、はじめの9マスは職業マス、このゲームで最も重要と言っても過言ではない人生の職業を決めるマスなのだ。先輩が出したのは10つまり、


「この私がフリーター、ですって?あり得ないわ、あり得ないのよ。何かの間違いでしょ?そうだと言って!」


1ターン目でこんなに絶望している人を見たのは初めてだ、かつての俺を除いて……


「残念でしたね玲奈先輩、私も行きますよっと」


そう言ってルーレットを回した七瀬が出したのは6


「タレントかぁ、まぁまぁね現実の私には合ってると思うけど」


自分に自信を持つことはいいことだと思うけど度を過ぎると周囲をいらつかせるだけだから気を付けようね!まぁまんざら否定できないのが悔しいところなんだけど。


「俺の番か、フリーター意外ならなんでもいいです、お願いします。」


『精神的に向上心のないやつは馬鹿だ』


七瀬と佐倉がシンクロった、、、うん確かに現国でやってるよ?「こころ」一度は言いたいSKBだよね。相手のこころをえぐる必殺の一撃。


といって出たのは9危ねぇ危うくフリーターになるところだったぜ。


「えっと9マス目はホームレス⁇そもそもホームレスは職業なのか?物乞い的な?フリーターの方がマシだろ……」


「えっと次は私か!ほい、えっと7ね、宇宙飛行士?給料高っ!」


ちなみに宇宙飛行士10万タレント5万フリーター1万ホームレス…0、いややっぱり職業じゃねーやホームレス。


「2ターン目ね、んっと8、オレオレ詐欺でボロ儲け50万もらう、まぁ順調な滑り出しね」


「順調じゃねぇよ!あんたの職業はフリーターじゃなくて詐欺師だよ!」


それにしてもこの人生ゲームどうなってんだ、俺の知ってる人生ゲームと違う…


「私の番ね、えっと6、、工事現場の鉄骨が落下し心臓を貫き血が零れだす、血が止まらない、携帯を取り出すが意識が朦朧として、、、GAME OVER」


「え、私死んだの⁈人生ゲームってこんなデンジャラスなゲームだったっけ…」


「あら情けないわね七瀬さん2ターンで力尽きてしまうなんて」


「人生ハードモードにも程があんだろ…」


ふとマスを見回してみると3つに1つは即死系マス後ゴールまで200マス以上ある。無理ゲーにもほどがある。


「えっと8か、痴漢容疑で逮捕。頑なに容疑を認めようとせず拘留期間が延び10回休み?10回も休んだら終わるわ」


それに痴漢なんてしねぇよ、あ、俺今ホームレスだったわ。捕まってもしかたねぇや……


「次〜私、3ね。んーと地球への着陸に失敗…大気圏で燃え尽きて死亡…死体すら残らないんだね、」


1ターンに3人が壮絶な最後を迎え、いや俺は痴漢容疑で捕まっただけだったわ。校外部人生ゲーム大会はこうして幕を閉じた。


『もう2度とやらない!』


そう3人声を被らせるほどには人生ゲームDX2はクソゲーだった。






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