表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

繊細な我が心身

 小さい頃から大きい音が苦手だった。花火が怖かった。全身に響く重音が身体を砕くように弾けて広がる。逃げても逃げても追ってくる、多分エアピストルの耳栓を使っても尚その音は耳に侵入してくる。映画館も同様だ。密閉され、逃げられない恐怖。

 

 現在私は高校生。成長と共に大きい音には慣れていった。代償なのだろうか、小さい音が気になるようになった。例えば、貧乏ゆすりや囁き声、後ろの席の人の呼吸の音。なんでこんなの気にしちゃうんだろう、文字に起こすまで気づかなかったが普段からずっと小さいストレスが溜まってたんだな。自分さえ気づけない自分の癖、習慣、それが自分の大部分を構成しているのであろう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ