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アラサーの俺がヒロインの友達に転生?ナイワー  作者: 七地潮
〜のんびりいこうよ、え?いけないの?〜
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ヒロインチャレンジの話し合い

兄にクリスティーナのことを話し、一度集まって話をすることとなった。

コウエンジの予定も聞いて、6月第二の週末に集まることが決まった。

メンバーは、兄とクリスティーナとコウエンジ、おまけのリズヴァーンと俺の5人だ。

勿論父も話を聞く。

大人代表?っていうか、色々決まった後の許可申請などは、父がやることになるので、時間がある時は同席する。


計画が実行するとしても、兄が先頭指揮を取る事にはなるので、父は口を挟まないとは言っている。

兄の初の事業になるのかな。

跡取り勉強をしながら掛け持ちでオーナー業をやるって、大変だろうね。

学生の身で皆よく頑張るよね。


俺は関係ないから参加をしないつもりだったけど、兄から

「キャシーが皆を引き合わせたのだから、参加しなさい」

と言われちゃったよ。


オーナー(予定)の兄、店舗経営者(予定)のクリスティーナ、商品卸し(確定)のコウエンジ、賑やかしの俺?

いや、リズヴァーンの方が無関係者だよね。

よし、『クリスティーナの応援者、キャスティーヌ』って事にしておこう。



当日、誰もが初対面ではないので、挨拶は軽く済ませた。

それから兄がコウエンジに、どう言った形態で店に関係していく予定なのかを詳しく説明する。

フランチャイズってのが無い世界だから、説明に苦労していたよ。

きっと俺の方が詳しく説明できるだろうけど、成長のためにも兄に一任ですよ。

決して面倒だったからじょないよ。


そしてクリスティーナが、自分の現状、貴族位を取り消されたあとの生活のために、何か仕事を探そうとしていた事などを包み隠さず話した。

そして、やるのならどのような物を、どう言ったターゲットに販売するかのレポートまで準備していた。

さすがヒロイン、優秀だよ。


兄の話を聞き、クリスティーナのレポートを読んだコウエンジが、

「少し長くなるかもしれないが聞いてくれ」

そう言って説明を始めた。


コウエンジの家はあくまでも海運業であって輸出業ではない。

その為商品や人材、原材料を運ぶだけ。

んー、トラックの運送業者が、倉庫から店舗へ品を運ぶけど、運ぶ以上のことはしないよ、って感じなんだろうか?


だからコウエンジ家としては、行った先々で国の特産品を紹介する。

と言っても、お茶会を開いてお菓子を食べたり、お土産に自国の品を渡すくらいなんだそうだ。

興味を持たれたら、交渉人や職人を運ぶ。

交渉成立後、依頼を受けて物を運ぶ。

なので今回も話を進めるのなら交渉人を連れてくるとのことだ。


「それと食べ物を扱いたいそうだけど、菓子は職人以外が作るのは難しいと思う。

干菓子なら輸入できるだろうけど、生菓子なら職人を数人雇って販売する事になると思う。

生菓子は日持ちしないからね。

詳しくは交渉人に聞いてもらう方がいい。

やる気があるのなら、まずは交渉人を連れてくるけど、どうする?」


クリスティーナはきっと、菓子を仕入れて売ればいいと思っていたんだろう。

俺もそう思っていた。

でも確かに生菓子を売るなら、遠い国から仕入れて販売ってできないよな。

イメージ的に和菓子って、職人さんが早朝から小豆を煮たりして、一つずつ手作りで四季折々の菓子を作っているって感じだし。

『菓子を売りたい』『はいどうぞ』なんて簡単に行くわけないとは思っていたけど、想像以上にややこしいみたいだ。


兄が暫し考えて、クリスティーナに尋ねる。

「どうしますか?

やる気があるなら、一度その交渉人という方に会ってみますか?」

クリスティーナはゆっくり頷く。

「そうですね、一度詳しく聞いてみたいです」

「交渉人はプロですから、アドバイスも貰えると思いますよ」

ニッコリとコウエンジが笑顔を浮かべる。


結果、また後日に、コウエンジが交渉人を連れてきて話を進めるかどうかを決める事になったようだ。

凄いよね、十代だよ?日本なら高校生から大学一年生くらいだよ?

いくらこの世界では成人してるからって、凄いと思うよ。

俺は途中で頭がついて行かなくなったりしたもん。


まあ新しく商売を始めようと思ったら色々大変だよね。

ネットで個人取引とかならまだしも、店を構えて人を雇い、収入を得、勿論利益もあげないといけない。

うん、俺には無理だ。

雇われるならまだしも、自分でやろうとは思わない。

兄もクリスティーナも凄いよな。

手伝えることがあれば、手を貸すくらいはしようと思う。


けど、交渉人を交えての話し合いはパスさせていただきますよ。

次回は是非当事者達だけで話し合ってください。

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