【揺花草子。】<その2618:讃えよ。>
【揺花草子。】<その2618:讃えよ。>
Bさん「新しい映画を考えた。」
Aさん「映画? 映画・・・? 珍しいね・・・。」
Cさん「昨日も話したアップルがサービス開始すると目される
独自 VOD サービスでの制作を目指しているわ。」
Aさん「その何とかして一枚噛んでやろうと言う姿勢は一体何なんですかね?」
Bさん「あのね、物語としては世紀末感溢れるヒャッハーな世界観だよ。」
Aさん「マジでか。バイオレンス系か。」
Bさん「舞台は鹿児島です。」
Aさん「鹿児島・・・でバイオレンスなの?
何だろう戦国時代とか幕末とかそう言うやつなのかな?」
Cさん「そこらへんは脚本家のさじ加減次第だわ。」
Aさん「ぶん投げた!!!」
Bさん「主人公はね、鹿児島で生まれ育った少年だよ。
その名を鉄郎と言う。」
Aさん「鉄郎・・・。銀河鉄道的な・・・」
Cさん「銀河鉄道はジョバンニとカムパネルラでしょ。」
Aさん「そっちはそうですけど!!!」
Bさん「大霊界とかの方だよ。」
Aさん「それは哲郎だろ!! て言うかそんなん良く知ってるなきみ!!!」
Bさん「ともかく、鹿児島で生まれ育った鉄郎少年。
しかし彼は自らの境遇に非常に不満があったんだよ。」
Aさん「境遇に不満・・・。
何だろう、親が酷いとか誰かに騙されて転落したとかそんな感じ?」
Cさん「そう言うのではないわ。
言うなれば生まれ育った土地に対する怒りね。」
Aさん「えー・・・つまり鹿児島と言う土地が気に食わないって言う事ですか?
何でしょう、都会志向で地方を下に見てるみたいな?」
Bさん「そう言うのとも違う。」
Aさん「えー・・・。」
Bさん「鹿児島と言えば、毎年のようにある大変な被害が発生するんだけど、
阿部さんは分かるかな?」
Aさん「毎年のように・・・って、あぁ、もしかして桜島の噴火?
降灰被害に憤懣やるかたないみたいな?」
Bさん「そうそう! まさにその通り!
鉄郎少年は鹿児島のシンボルたる桜島を、
頻発する噴火の故に幼い頃から強く憎んでいたんだよ。」
Aさん「はぁ・・・。」
Bさん「この映画のシナリオは、鉄郎少年がいかに桜島を乗り越えるかを、
バイオレンスアクションたっぷりでお送りする娯楽大作なわけ。」
Aさん「桜島相手にバイオレンスアクションって何よ。」
Bさん「そしてそのタイトルは。」
Aさん「タイトルは・・・?」
Bさん「『窓真っ黒っス
~怒りの鉄郎どん~』」
Aさん「鉄郎どん!!!!!」
降灰で窓黒くなるんです?




