【揺花草子。】<その2602:じゃあ一緒に行くよう。>
【揺花草子。】<その2602:じゃあ一緒に行くよう。>
Bさん「数的優位を作りたい。」
Aさん「・・・何・・・?」
Cさん「えっまさか知らない?」
Aさん「いや知ってますよ?」
Bさん「それじゃ説明してみて。」
Aさん「いや・・・だからあれですよね。
前戦への速いパス回しやカウンターからのスピーディーな攻め上がりで
相手のディフェンスラインが整うよりも早くアタッキングサードに侵入して
得点の可能性を広げるって言う・・・
相手のディフェンスよりもこっちの攻撃の人数の方が多いと言う
有利な状況を作り出す・・・」
Bさん「何だ、分かってるんじゃない。」
Cさん「ちゃんと理解できてるじゃないの。」
Aさん「いやそれ自体は解ってますよ?
でもそれが今この場で表明される意味が解んないって事なんです。」
Bさん「それじゃ次はそこを考えてみて?」
Aさん「え?
えー・・・うーん・・・。
まあリーグ戦も始まって2節終わって・・・
あ、この話数が公開される頃には3節も終わってるのかな。
でもまあ、開幕2戦を終えてぼくらの贔屓するチームは
未だ勝ち星に恵まれてないから、
あれかな、数的優位を作れるようなスピーディーな展開を指向して欲しいと言う
戦術に対する注文って事かな?」
Bさん「まったく違う。」
Cさん「まったく違うわね。
阿部さんのそう言う当てずっぽうで乗り切ろうとする姿勢には辟易するわ。」
Aさん「情報量少ない中で必死に考えて捻り出したのに酷い言われよう!!!」
Bさん「あのね、ぼくらの贔屓のチームの戦況なんて今は関係ないの。
ぼくらが今こうしてお喋りしてる中でそんな突拍子もない話題になるわけないでしょ?」
Aさん「いやなるわけあるよ?
大体の場合きみらの話題の振り方はすごく突拍子もないしすごく乱暴だよ?」
Bさん「それに輪をかけて乱暴な答えだって言ってんの。」
Aさん「えぇー・・・そうかなぁ・・・。」
Cさん「阿部さんいたいけな少女に乱暴するとかって最低ね・・・。
110番って何番だったかしら・・・」
Aさん「ちょっ!!! そう言う誤解を招く言い方しないで下さい!!!
あと110番は110番ですから!!!」
Bさん「とにかくぼくらは数的優位を作りたいんだよう。」
Aさん「いやー・・・まったく解らない・・・。」
Bさん「ところで今日は天気もいいしちょっと暖かいから、
色とりどりのフルーツの載った春テイスト溢れるタルトとかが食べたいと思う。」
Aさん「あぁ、うん、良いねぇ。」
Bさん「・・・。」
Cさん「・・・。」
Aさん「・・・?」
Cさん「まだ解らないかしら?」
Aさん「・・・えっ。な・何がです・・・?」
Bさん「阿部さんが買いに行ってくれれば良いと思う人挙手。
はーいっ。」
Cさん「はーい。」
Aさん「数的優位を作られた!!!!!」
はーい。




