【揺花草子。】<その2595:負けん気。>
【揺花草子。】<その2595:負けん気。>
Bさん「バレンタインでした。」
Aさん「バレンタインでした・・・。
もう3週間くらい前の話だけど・・・。」
Cさん「阿部さんは美味しく頂いちゃったわね。」
Aさん「その言い方!!! もう少し穏当な表現を心がけてくれません!!?」
Bさん「幸いにしてこの現場は甘いものが大好きなカブトムシみたいな人達ばっかりだけど、
世の中には甘いものが苦手だと言う人もいますね。」
Aさん「人の事言うに事欠いてカブトムシ呼ばわりとか一体きみ何なの?」
Cさん「鈴虫みたいな脳みそしてるのにねえ。」
Aさん「何でそんな番組名物の口喧嘩みたいな扱いなんですか。
チリンチリン言ってなさいよとか言うやつです?」
Bさん「とにかく世の中には
せっかく女子が寝る間も惜しんでこさえたお手製チョコを
勇気を出してお渡ししようとしたのに、
『いや俺甘いもの苦手でさあ』などと言って
受け取りを拒否するような輩がいると言う話です。」
Aさん「いや・・・それはでも単に『ごめんなさい』の方便なんじゃない?
あと人によっては他人の手作りはダメって言う人もいるし・・・。」
Cさん「だったら素直にそう言えば良いのよ。
『甘いものが苦手』だなんて言って、
じゃあお煎餅を渡したら受け取ってくれるのかって話でしょ。」
Aさん「いやカトリーヌさんも半ギレ態勢やめてくれません?
なんか苦い経験でもあったんですか?」
Bさん「正直ぼく『甘いものが苦手』と言う感覚が良く解らないんです。
何と言うかもう砂糖をただ固めただけですみたいなものだったら
さすがに甘すぎてちょっと無理って言うのは分かるけれども、
ちょっとビターでちょっとスイートなほろ苦青春味のチョコでも
『甘いもの』の時点で拒絶する人がいると言う。」
Aさん「ほろ苦青春味・・・。」
Bさん「これは一体どうしてなんだろうと考えたの。
そしてぼくはある1つの仮説に思い至ったよ。」
Aさん「仮説?」
Bさん「きっと、『甘いものが苦手』だと言う人は、
少し特殊な家庭環境で育ったんじゃないか。」
Aさん「特殊な家庭環境・・・? どんな・・・?」
Bさん「親がものっすごい負けず嫌いで、
ものすごく辛い食べ物を
『うーん!甘い!甘すぎるなぁこれ!!』って
やせ我慢しながら食べるような家庭。」
Aさん「どんな家庭!!???」
甘い(辛い)。




