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【揺花草子。】(日刊版:2019年)  作者: 篠木雪平
2019年03月
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【揺花草子。】<その2593:ガチのクレームが入ったりする。>

 【揺花草子。】<その2593:ガチのクレームが入ったりする。>


 Bさん「お相撲の掛け声で『はっきょい!』ってあるじゃない。」

 Aさん「あぁ、うん。あるねえ。」

 Cさん「試合開始を告げる合図のように思われているけれども、

     実際大相撲とかでは両力士が手を土俵についた瞬間が試合開始であって、

     行司の掛け声で始まるわけではないそうよ。」

 Aさん「あぁ・・・そう言われればそうかもですね。

     だから手つき不充分とかになったりするんですね。」

 Bさん「で、この『はっきょい』と言う言葉は、

     一般には『発気揚揚』を意味していると解釈されているけれども、

     これは昭和に入ってからの後付け解釈だそうだよ。」

 Aさん「え、そうなんだ。発気揚揚のくだりはちょいちょい聞いた事があるけど。」

 Cさん「易占いの『八卦』から来ていると言う説もあるわね。

     『当たるも八卦、当たらぬも八卦』のあれね。」

 Aさん「はぁ。」

 Bさん「これ実は『はっけ/よい』で区切るんじゃなくて、『はっ/けよい』と言う話だよ。」

 Aさん「え、何それそうなの?」

 Cさん「『早く競いなさい』と言う意味だと言う説があるわ。」

 Aさん「なるほど・・・。」

 Bさん「まあとにかくいろんな説があるんです。

     けれどもどれも推測の域を出ない。

     そんな中で、これが本命と言われる説があるよ。」

 Aさん「お、そうなの?」

 Bさん「唐代の詩人として非常に有名な白楽天。

     彼の本名『白居易』に由来すると言う説が支配的だ。

     お相撲が大好きだった彼は力士の皆さんや興行に多大な援助をしていて、

     その代わりに取組の最中に行司に自分の名前を叫ばせていたと言う。」

 Aさん「えっ・・・そうなの? それおかしくない?

     だって『白居易』を『はくきょい』って読むのは日本の読み方じゃない?

     それに相撲は日本古来の競技じゃないか・・・」

 Cさん「その通り。ちょっと考えればガセネタって判る話よね。」

 Aさん「そうですねえ。」


 Bさん「中国の拳法家の呉竜府が

     ゴルフの起源となったってぐらいの

     無茶苦茶な理論だよね。」

 Aさん「民明書房!!???」


 しかし時の小学生は信じていたのです。

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