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【揺花草子。】(日刊版:2019年)  作者: 篠木雪平
2019年02月
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【揺花草子。】<その2583:ドキュメント2.14 #9>

 【揺花草子。】<その2583:ドキュメント2.14 #9>


 Bさん「今回のフランボワーズショコラの最大のポイントは

     セルクル型で作ったってところなんだよ。」

 Aさん「そ、そうなんだ。」

 Cさん「大きく作る方が手軽ではあるんだけれども、こう言う多層のケーキは

     綺麗にカットするのがとても難しいのよね。

     どうしても層が潰れたり混ざっちゃったりしちゃうから。

     そこでセルクル型で1つ1つ作ることでカットせずに済ませられるようにしたわけ。」

 ナカP「手間掛かってますねえ・・・。」

 Cさん「と言うわけで我々女子陣の本気は存分に見せつけられたと思うんだけど。」

 ナカP「そうですねえ・・・。

     お菓子作りがどんぐらい大変か良く解ってない阿部くんには

     充分には伝わってないかもですけど、

     ぼく的には正直度肝抜かれるレベルでしたねえ。」

 Bさん「でしょでしょ? 将来を嘱望されるパティシエでしょ?」

 ナカP「いや将来を嘱望されるかどうかは知らんけど・・・。

     えーっと、それじゃあぼくらの番かな?」

 Bさん「ちょっと! 待ってくださいっ////」

 Aさん「え?」

 Bさん「ぼ・・・ぼくから・・・もうひとつ・・・////」

 ナカP「おっ・・・そうなの?」

 Cさん「ブリジット的にはこっちが本命よ。」

 ナカP「そうなんです?」

 Bさん「ぼくからは・・・これを・・・////」

 Aさん「んっ・・・(そこそこ大きい包み・・・)

     あ、開けてみていいかな?」

 Bさん「う・うん////」


     ガサガサ


 Aさん「おっ・・・これは、マフラーと手袋?」

 ナカP「もしかしてこれも手作り?」

 Bさん「さすがに手作りではないです!!////

     いや・・・その・・・

     最近とっても寒いし・・・

     阿部さんのマフラーも手袋ももう結構くたびれてる感じだし・・・

     そろそろ新しいのに変えた方が良いんじゃないかって・・・////」

 Aさん「あ・・・ありがとう・・・////

     早速使わせてもらうよ。」

 Bさん「うん////」

 Cさん「(あらあらまあまあ)」


 ナカP「(・・・ぼくには無いんだ・・・)」


 差を付けられて来た。

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