【揺花草子。】<その2535:苦虫を噛み潰す思い。>
【揺花草子。】<その2535:苦虫を噛み潰す思い。>
Bさん「通信量の事を特に指して
『ギガ』って呼ぶのが非常に気に食わないです。」
Aさん「あぁ・・・」
Bさん「えっなにその微妙な反応?」
Aさん「いやきみ確かにそう言う事言いそうだなぁと思ってさ・・・。」
Bさん「なんでさっ!」
Aさん「だってほらきみ Wikipedia の事を『ウィキ』って略したりする事に
とっても批判的じゃん?」
Bさん「それはそう。ものすごく言葉に鈍感だと思ってる。」
Cさん「オムレツの中に焼きそばを入れたものを『オムそば』って呼ぶのも
許せない質だものね。」
Aさん「それは気難しすぎだと思いますけどね。」
Bさん「確かに通信量の事を指して『ギガ』と呼ぶ事が気に食わないのも
Wikipedia の事を『ウィキ』って呼ぶ事に腹立たしく思う気持ちと同じだね。
あまりにも言葉を軽んじすぎ、無頓着、さらに言えば無学だと思う。」
Aさん「厳しい!!
・・・けど、きみの言い分は良く分かるけどね・・・。」
Cさん「ここで阿部さん通信量を指して『ギガ』と呼ぶと言う
今回の問題の前提を詳しく。」
Aさん「おっ・・・ここで振られて来た・・・。
えっと、あれですよね。
携帯電話とかの契約では
月間**GBまでの通信量でなん1,000円みたいな決まり方をしてて、
4G 回線で動画サイトとかを観てると通信量がどんどん嵩んでいくから、
『今月使える通信量があと*GBしかない』と言う事態になる。
また Web サイトの中には動画広告とかデータ量の大きな通信を
恒常的に行うようなところもあって、そう言うところを利用していると
『どんどん残通信可能容量が減る』と言う事態になり、
これを指す口語表現が『ギガが減る』って言うようになって来たと言う・・・。」
Bさん「うん、なかなか的確な説明だったかも。」
Cさん「つまり本来通信容量を表す単位であるギガバイトのうち、
『ギガ』だけが残っちゃって、しかもこれが『使用可能な残り通信量』の意味に
変容しちゃったと言う事ね。」
Aさん「そうですね。」
Bさん「まあ言ってもぼくらも日常会話の中で距離を指して『**まであと○○キロ』とか
重さを指して『お米1パック□□キロ』みたいな言い方は普通にするから、
そう言う省略に目くじら立てるのはそれはそれでどうなのって言うのは
無いでも無いけれどもね・・・。」
Aさん「んー。」
Cさん「それでも、単純に『キロの1,000倍』と言う『程度』を表すだけの表現である
『ギガ』に、特別に『残りの通信量』と言う意味合いが付加されるのが
言葉に対して鈍感だと批判する理由なんだけれどもね。」
Aさん「まあ、それは確かに。」
Bさん「ギガって言葉を『残通信量の単位』だと認識してしまったら、
例えば iPhone さんの 512GB モデルを見て
『1ヶ月に 512GB も通信できるの!! スゲエ!!!』とか
思いも寄らない勘違いをし出す輩も出かねないと懸念するの。」
Aさん「いくらなんでもそれは・・・
・・・いや・・・絶対あり得ないとも言えないかも・・・」
Bさん「でしょ? 言葉に鈍感であるとこう言う読解力が失われていくんだよ。
読み書きの能力は全ての基礎だからね。
高等な計算や物理化学などの難しい理論は解らなくても必ずしも困らないけども、
文章を読んで内容を正しく理解する能力、
自分の考えや物事を正しく説明する能力はどこまで行っても絶対必要だから。」
Aさん「まあ・・・それは確かに。」
Bさん「だから残通信量の目減りの事を『ギガが減る』って言い方に
この上ない憂慮を覚えるわけ。」
Aさん「はぁ・・・。」
Bさん「そう言う言葉に無頓着なの
テラムカつく。」
Aさん「その表現クッソ古い上に
きみが嫌いな物言いだよね!!???」
普段はこんな言い方は絶対しない娘です。