【揺花草子。】<その2567:奇抜なデザイン。>
【揺花草子。】<その2567:奇抜なデザイン。>
Bさん「ダズル迷彩ってあるじゃないですか。」
Aさん「あぁ・・・うん。」
Cさん「阿部さん解説を。」
Aさん「あれですよね、昔の軍艦やその艤装に施された
白と黒の直線的で幾何学的な模様の迷彩柄ですよね。
白黒の配色はもちろん海の上では目立つし隠匿性は低いんだけれども、
複雑な幾何学模様のせいで目標との距離感とかサイズ感が
把握しにくくなるって言う・・・」
Bさん「やるねえ。なかなかいい感じの説明だったよ。」
Cさん「まとめると、複雑なパターンの塗装で
『目立たない』事を目指すのではなく
『見つかっても正確な測定を妨げる』のが目的の迷彩よね。」
Bさん「もっとも測距技術の向上や航空機の発達によって
ダズル迷彩の優位性は失われて、今はあんまり使われてないみたいだけどね。」
Aさん「まぁ・・・。」
Cさん「陸軍でも聖グロでお馴染み歩兵戦車マチルダ II で
このダズル迷彩を採用していた車両があるそうよ。」
Aさん「へぇ。」
Bさん「一説によるとシマウマのあのちょう目立つ模様も
多数集まった時に距離感とかサイズ感を惑わして
捕食者たる肉食動物を混乱させる役割があると言う説もあるよね。」
Aさん「あぁ、それ聞いた事あるなあ。」
Cさん「かのレッドブル F1 チームも新車のテストで
相手チームに情報を与えないために
ダズル迷彩のカラーリングを施した事もあると言うわ。」
Aさん「ふむ。」
Bさん「そんなわけで、独特のパターンによってサイズ感や距離感を掴み辛くし、
観測者の誤認を誘うこのダズル迷彩。
様々な利用シーンがあり枚挙に暇がありません。」
Aさん「はい。」
Bさん「ぼくが一見ちっちゃく見えるのも
このせいなんじゃないかな?」
Aさん「いやきみ別にダズル迷彩の服とか着てないだろ。
春先取り感あるパステルカラーの可愛いワンピだろ。」
ごまかせていない。




