【揺花草子。】<その2555:美しい口元。>
【揺花草子。】<その2555:美しい口元。>
Bさん「インフルエンザが流行ってますよ。」
Aさん「流行ってますねえ。」
Bさん「インフルエンザがバズってますよ。」
Aさん「いやバズってはないだろ。何で言い直した?」
Cさん「乗るしかないこのビッグウェーブに。」
Aさん「いやそのビッグウェーブには乗りたくないですねえ。」
Bさん「阿部さんはインフル平気?」
Aさん「今のところは特に。
普通に喉が痛いとか鼻水が出るとかみたいな風邪の症状は少し前にあったけども、
インフルって感じの派手なやつは大丈夫だな。」
Cさん「さすが阿部さん、インフルの最大の予防法である
『家から一歩も出ない』を日常的に実践しているだけはあるわね。」
Aさん「いつも言ってますけど結構な頻度でここに来ていますからね?
地下鉄とか乗ってますからね?」
Bさん「まあでもやっぱり他の人からもらっちゃうと言う感染経路が
いちばん多いのは間違いないわけで、
症状が出たあとはもちろん、症状が出る前に予防として
マスクを身に着けるのは日常的に良くある事だよね。」
Aさん「うん。」
Cさん「雑踏の中の多くの人々がマスクをしている光景は
日本の風景って感じもするわ。」
Aさん「ああ・・・諸外国では珍しいみたいですもんね・・・。」
Bさん「まあともかく、このスタジオに来る時に
公共交通機関であったり人混みであったりを通過して来なきゃいけない身としては、
ぼくもまたこの季節はちょいちょいマスクを身に着けている。
収録の時はさすがに外してるけどね。」
Aさん「まあ。」
Cさん「ところが、これが意外と困りものなのよ。」
Aさん「困りもの・・・とは?」
Bさん「去年の秋のことですが、ぼくもママンも、
スマホをご存じ iPhone XS に機種変しました。」
Cさん「私は Max のほうだけどもね。」
Aさん「そうでしたね。」
Bさん「そしてそれ以前は iPhone 7 シリーズを使っていた。
その時は個人認証のやり方が指紋認証だったわけ。」
Aさん「あぁ・・・機種変したから・・・」
Cさん「そう。機種変後の XS シリーズは
指紋認証ではなく顔認証の仕組みが搭載されているわけ。」
Bさん「これが、まあ当たり前っちゃ当たり前だけど、
マスクで顔を覆っていると認証が通らないわけですよ。
ぼくらのできるお姉さんこと Siri さんが
『あなた誰ですか知らない人ですね通報しますよ。』
とか言っちゃうわけですよ。」
Aさん「通報しますよとは言わないよね。
そのできるお姉さん過激派過ぎるだろ。」
Cさん「けれどこれは意外と由々しき問題よ。
認証を突破するにはマスクを一旦外すか、
衆人環視を恐れながらパスコード認証を通すかしなきゃいけないんだから。」
Aさん「んー。
でもまあ、それはトレードオフと言うか・・・。」
Bさん「果たしてそうだろうか。
何かを手に入れるために何かを諦めると言うのは後ろ向きではないか。
そこにイノベーションはないのではないか。」
Aさん「いや・・・そんな事言われても・・・」
Bさん「そこでぼくは考えた。」
Aさん「考えた? 何を?」
Bさん「身に着けていても顔が見える
ビニール製のマスクを開発したらどうだろうか。」
Aさん「窒息するわ!!!!!」
第一顔自体が見えるかどうかで認証しているわけではない。




