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【揺花草子。】(日刊版:2019年)  作者: 篠木雪平
2019年01月
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【揺花草子。】<その2532:掛け算が得意。>

 【揺花草子。】<その2532:掛け算が得意。>


 Bさん「そんなわけで今年は幼女政府元年になる予定だよ。」

 Aさん「いやそんな政府打ち立てないからね? ホントやめてそう言うの?」

 Cさん「幼女の自由と権利のために地下に潜り活動している阿部さんが

     ついに日の目を見る時が来たのね。」

 Aさん「どこのレジスタンスですかね・・・。」

 Bさん「ところで今年は亥年です。

     亥年ですです。

     ごま油は人類の宝なのですです。」

 Aさん「ウリたん懐かしいな。」

 Cさん「阿部さん好みの幼女って感じだったわよね。」

 Aさん「ぼく好みとかホントやめてもらえますかね・・・。」

 Bさん「『亥年』って、『いどし』って読むじゃない。」

 Aさん「ああ、そう言われれば確かに。

     口語では普通に『いのししどし』って言ったりもすると思うけどね。」

 Bさん「『亥』は『がい』と読むけれども、

     1911年には辛亥革命と言う出来事があったよね。」

 Aさん「あぁ、歴史で習った。」

 Cさん「あれは『辛亥かのとい』の年に起こったから

     そう言う名前になっているわけだけど。」

 Aさん「はい。」

 Bさん「こう言う干支を出来事の名前に使う事は良くあって、

     例えば戊辰戦争が発生した1868年はその名の通り

     『戊辰つちのえたつ』の年。

     この『辛』とか『戊』は十二支とは違うグルーピングの『十干じっかん』。

     その名の通り全部で10種類なわけ。」

 Aさん「うーん・・・。」

 Cさん「本来『干支』って言うのは

     この『十干』と『十二支』の組合せで出来る60年周期の事を言うのよ。」

 Aさん「なるほど・・・。」

 Bさん「十二支は割と普通に覚えられるけれども、十干はなかなか覚えられないよね。

     ぼくも調べながら喋ってるけれども、

     『甲乙丙丁戊己戊辛庚壬癸』で十干。

     これは五行の『木火土金水』との対応ともなっている。」

 Aさん「ややこしさ増して来たな・・・。」

 Cさん「そう言う組合せで行くと、今年2019年は『己亥つちのとい』の年となるわ。

     十干で言えば『つちのえ』と『つちのと』が土の暗示だけれども、

     この2つは兄と弟と言う関係なんですって。」

 Aさん「へぇ・・・。」


 Bさん「つまり今年『己亥』の年は

     土属性ショタ×イノシシ幼女の年って言う事になるわけ。」

 Aさん「カトリーヌさんみたいな事言い出したよこの子。」


 だからきみらはいったい何を言ってるんだ。

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