【揺花草子。】<その2539:生命線。>
【揺花草子。】<その2539:生命線。>
Bさん「そんなわけで年を明けてからほとんど毎日と言って良いくらい
余所のコンテンツの話をしているぼくらですよ。」
Aさん「いや・・・もうそれは・・・」
Cさん「『余所のコンテンツの話をしないキャンペーン』とか開催する?」
Aさん「カトリーヌさん鬼ですか!!!」
Bさん「辛うじてぼくらが毎日続けられているのは
余所のコンテンツの話をすることを厳しくは咎められないからであって、
もしそのお目こぼしも認められないとなったら
2週間ぐらいでネタが尽きて【揺花草子。】終了の憂き目を見てしまうのは
火を見るより明らかだよ。」
Aさん「2週間よりは頑張れないかな!!?
せめて3ヶ月ぐらいはなんとかならないかな!!?」
Cさん「そこは阿部さんの頑張りよね。
阿部さんも企画会議にちゃんと参加して欲しいわ。
私たちが言い出した事に良い感じに乗っかって来て
ちょっと話を回して仕事したみたいな顔されては
こっちだって良い気がしないわよ。」
Aさん「辛辣な批判をされている!!!
だってぼくを会議に入れないのは
ぼくの生のリアクションを引き出すためでしょう!!?
ぼくだってちょっとはそう言う話もう少し早く言っといてくれよって
思う時ありますよ!?」
Bさん「つまり何かな、事前に話を聞いておけばもっと良いリアクションが出来るし
もっと良い切り返しも出来るはずだって言いたいの?」
Aさん「えっ・・・い・いや、せめて心の準備が出来ればって言う話で・・・」
Cさん「リアクション芸人としての誇りはないのかしら。」
Aさん「あるかないかで言えばありませんよ?
なぜならぼくはリアクション芸人じゃないですからね!!」
Bさん「阿部さんに事前にトークテーマを知らせておく事で
得られるものと失うものを天秤に掛けると、
どちらがコスト的に有利かと言う事は絶えず自問しているよ。」
Aさん「絶えず自問しているの? とてもそうは見えないんだけど。」
Cさん「例えば阿部さんが事前に収録の内容を知っていたら何が出来る?」
Aさん「何がって・・・テーマに沿った下調べも出来るでしょうし、
今2人に何か言われるたびに『はぁ』とか『へぇ』とかしか言えない場面でも
もう少しうまい返しが出来るんじゃないかと・・・」
Bさん「つまり自分のにわか知識をひけらかすチャンスが欲しいと。」
Aさん「そうは言ってないだろそう言う言い方腹立つな!!!」
Cさん「5分前にネットで仕入れた知識を
さも昔から知ってましたどうですぼく博学でしょ歩く生き字引でしょって感じで
ドヤ顔で差し込まれるのは気分が悪いわね。」
Aさん「酷い言い分ですね!!?
そして生き字引はだいたい歩きますよ!!?
そしてそのネタどっかで聞き覚えがありますよ!!?」
Bさん「逆に、阿部さんに事前にネタを知らせない事で得られるのは、
こう言う風に阿部さんの素のリアクションを引き出せると言う事だ。
事前に知っていたら阿部さんも受け答えを用意しちゃうだろうし、
収録のダイナミズムが失われて小さくまとまってしまいかねない。
『最近【揺花草子。】つまんねーな。マンネリ化して来たな。』って言う
古参の読者層からの不興を招きかねないよ。」
Aさん「古参の読者層ってどこにいるんですかね・・・。」
Cさん「だから今のスタイルは、阿部さんの可能性でもあるのよ。
決して上手な切り返しとは言えなくとも、
下手な鉄砲の中に稀にクリティカルヒットを出す
ヘッドショットを撃ち込んでくれる可能性に期待しているの。」
Aさん「おっおう・・・そうなんです?」
Bさん「まあ普段は
桃ちゃん並みのノーコンなわけだけど。」
Aさん「結局余所のコンテンツの話してる!!!!!」
カトリーヌさんそれはちょっと勘弁して下さい・・・




