八十二話
『新手前進開始!』
前方から召喚人の声が響く
ナナシからはっきりと新手の姿は見えにくかったが、少なくともゴブリンではなさそうだった
「アンデットか!! またアンデッドなのかっ!!
いい加減に姿を出しやがれ!! 糞ゴブリンがっ!!」
ナナシは罵り声を発した
前方から複数の床を走る足音が聞こえ始めた
一瞬だったが、ナナシは何かの姿を見たような気がした
『大多数ノスケルトンガ物凄イ勢イデコッチ二向カッテキテイルゾ!!』
『ブルース・ウイルス』貌の召喚人が叫ぶ
『頭ヲ狙エ!!
近寄ラセルナ!!』
『キアヌ・リーブス』貌の召喚人がベレッタM93Rの引き金を絞り、撃発させながら叫ぶ
右手に長剣、左手に楯というオードソックスな武装したスケルトンの群れは、『カタカタ』
と言う音を口から狂ったように発しながら突進する
『ロバート・デニーロ』貌の召喚人は、ウィンチェスターM1866の引き金を絞り、一体の
スケルトンの頭を吹き飛ばす
『剣ノ腕ハ中々ノモノダ!!
油断スルナ!』
『ロバート・デニーロ』貌の召喚人がウィンチェスターM1866の引き金を絞り続けながら叫ぶ
『了解!』
『ドルフ・ラングレン』貌の召喚人がそう応じる
『RPG-7ヲ持ッテイルノハ、ランタンヲ持ッタアノ魔物ヲ狙エ!!』
『ブルース・ウイルス』貌の召喚人が叫ぶ
空中に静止している黒を基調にした傷んだローブを全身に纏い、右手に小ぶりな草刈鎌を
持つ魔物に、 鋭い風切音と共にRPG-7のロケットが飛翔して命中する
激しい轟音と爆音が響き渡った
だが、ダメージは多少与えた様だが、消滅までは至っていなかった
爆炎の中から、ぬらりとその姿を現す
ナナシは舌打ちをした




