表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

73/86

七十二話 異界㉒





――――召喚人達の射撃術が一定まで上がった頃には、動かない的ばかりではなく鼠や鼬と言った

俊敏に動き回る小さな的に変わる。

次の段階へと進んでいる召喚人達は、広大な射撃訓練フロアへと進んでいる。

そこのフロアは広大で、実に4000以上の部屋があった。

部屋内部は、一切の光が存在しない暗闇だ。

その暗闇の中には至る所に落とし穴が仕掛けられていたりもする。

しかし、もっとも召喚人達にとって問題なのは、そんな暗闇の中を走り回り、俊敏に動き回る

鼠や鼬だ。

その動く標的は、射撃術が上がるにつれて難易度が高くなっていく。



至る処の部屋内からは、腹に応えるような銃撃音が轟いている。

一つ一つの部屋で、ベレッタM93R、コルトM1991A1 デザードイーグルと言った自動拳銃の引き金を絞っているのは、もちろん今後ゴンザレスにより召喚されるであろう召喚人達だ。



幾つか紹介してみよう。

007シリーズの初代ボンドガールに抜擢されてから人気が出たスイスのベルン出身の映画女優

『ウルスラ・アンドレス』

『ウルスラ・アンドレス』貌の召喚人は、ベレッタM93Rの銃口を暗闇の中を走り回っている鼬に

向け、シングルハンドで引金を絞り続ける。

一丁の銃を駆使して、半狂乱になりながら走り廻っている数匹の鼬を片っ端から撃ちまくる

頭は狙わず、できる限り手足に向けて引金を絞っている。

『ウルスラ・アンドレス』貌の召喚人が一瞬でも動きを止めたら、鼬はすかさず反撃してくる。

暗闇内に何処に設置されているかわからない落とし穴も脅威なため、慎重にのたうち廻る鼬へと接近する



70年代に公開された作品に出演し、過激な内容とマクダウェルのカリスマ的存在感は、作品のヒットとともに世界中に強烈な印象を残した『マルコム・マクダウェル』

暗闇内を走り回る鼠の気配を運よく感知した『マルコム・マクダウェル』は、何処か不敵な笑みを浮かべつつ、コルトM1991A1の安全装置を外して銃口を鼠に向ける。

真横を走り抜けようとした鼠に向けて、シングルハンドで引金を絞り弾丸を3発撃ち込む。

鼠は弾丸を浴びて破裂した。



ブロードウェイでも活躍し、その存在感、演技力、立ち振る舞い、表情、動き、その全てに観る人を

魅了した。テレビ出演も入れるとこれまでの出演作は100本を超える『エリオット・グールド』

表情と動きにも無駄なく、暗闇の中を逃げ惑う鼬を追いかける。

全力で、落とし穴に落ちないように駆け抜ける。

走りながら、デザードイーグルをシングルハンドで連射、連射。

弾丸が鼬に命中する。

暗闇の中でもこんな芸当ができるは、恐らく射撃術が高いからだろう。

―――それでも危うく落とし穴に落ちそうになったのは、言わない方が華だ。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ