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六十八話 異界⑱

 

 召喚人達の過酷な基本戦闘訓練は、3つの段階に分けられている。

  現在死に物狂いで挑んでいる召喚人達は、第1段階目の体力訓練だ。

 過酷な体力訓練は、『異世界』やゴンザレス達の『元の世界』の流れる時間で

 表すと()()()()にも及ぶ

 各種ウェイトトレーニングによる筋肉強化ともに、8週目からは錯雑地と森林を

 10km長距離走、1km障害物走、2kmの遠水が実施される。

 12週目からは、鉛の棒の重さは30キロずつ増やされ、それだけでなく

 両手にも10キロずつ鉛の棒が括りつけられる。

 さらに、それ以降制限時間が設けられ、徐々に減らされていく。

 今後合計40キロという重さに耐えながら、第1段階目の召喚人達は体力訓練を

 行う事になる。

  過酷な体力強化と並行して、召喚人達の知識に建物構造学、応急医療、

 ゴブリン戦術対策が叩き込まれる

 第2段階では、射撃訓練をメインとし素手は無論、ナイフや手に入る限りの

 道具を武器とした殺しのテクニックが叩き込まれる。

 



 ――――人工芝が分厚く敷きつめられ壁や天井には防音テックスが張られた射撃場は、

 第2段階に進んでいる召喚人達の姿があった。

 射撃場室内は、学校などの体育館内部を数十倍以上にした広さがあった

 射座には耳栓をしている()()()()()()の 

 ハリウッド俳優貌の召喚人達の姿があった

 その集団の中には、今後ゴンザレスにより実戦へと召喚されるであろう召喚人の他に、

 今まで召喚した召喚人の姿も存在している

 噎せ返るような硝煙の臭いが立ち込め、マガジンチェンジの金属音、鼓膜を聾する

 銃音が落雷の様に射撃場室内で繰り返し響く。


 銃の照準先には、20メートルほど離れたターゲットがあった。

 それは、ベニヤ材にゴブリン解部図を描いた等身大のゴブリン人形ターゲットだった。

 射撃場で召喚人達は、射撃術訓練だけでも()()()()行っている。

 召喚人達が引金を絞るのは、支給されるM16自動ライフルだけではなかった。

 現在召喚と共に追加されている銃器の他に、今後追加されると思われる機関銃、

 散弾銃、 射撃用ライフルを構えた召喚人達の姿があった



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