表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

68/86

六十七話 異界⑰

 



 そんな阿鼻叫喚を繰り広げている召喚人達だったが、途中脱落して

『無』に戻った 召喚人は1体もいなかった。

 だが、召喚人達の試練はまだ続く様だった。



 有刺鉄線の下を潜り抜けた召喚人達が、指定したゴール場所に待っていたのは

 厳しい表情を浮かべ仁王立ちをしていた 『かたせ梨乃』貌の訓練教官だった。

『ココカラハ連帯感ヲ見ル!!

 範ヲ示セ!! グループヲ引っ張レ!! 協調シテ目標ヲ達シロ!!

 言イ訳ナゾ聞カナイ!! 結果ヲ示セ!!』

『かたせ梨乃』貌の訓練教官が吠えたてた。

 その合図と共に、『石丸謙二郎』貌の訓練教官と『いかりや長介』貌の訓練教官が

 到着した召喚人達を一組のグループに分けさせた。



 息が整ってきた召喚人達は、不安げな表情を浮かべながらも泥だらけの体を

 引きずり、同じティームとなった召喚人達を眺めた。

『貴様ラ返事ハ!?』

『いかりや長介』貌の訓練教官が召喚人達を怒鳴りつけた

『Sir, yes, sir!』

 疲れ切っている召喚人が一斉にそう叫んだ

『声ガ小セェ!!』

『石丸謙二郎』貌の訓練教官が怒鳴る

『Sir, yes, sir!!』

 疲れ切っている召喚人が気合の入った声で叫ぶ



『ホンノ少シハマシナッタ、オ前達二褒美ヲクレテヤル

 各組、用意シテアル丸太ヲ取レ!!』

『かたせ梨乃』貌の訓練教官が吠える様に命じる

 死刑を宣告された囚人を思わせる様な絶望の表情を浮かべつつ、召喚人達は

 ノロノロと丸太に向かう

『丸太ヲ頭上二上ゲロ!! 繰リ返スガ、コレハオ前達ノ結束ヲ見ル訓練ダ!!

 楽ヲシヨウトスルナッ!!』

『かたせ梨乃』貌の訓練教官が吠える様に告げる。


 召喚人達は、意識を朦朧とさせながらも声を掛け合い懸命に頭上に丸太を掲げようと努力する。

 両脚に鉛の棒を括りつけている疲労の影響もあるためか、急には丸太を掲げる事はできなかった

『丸太ヲ肩二担ギ、向コウノ柵マデ行ッテ戻ッテコイ!!

 コレハオ前ラノ協調性ヲ見ル訓練ダ!! 理解シタカ?』

『かたせ梨乃』貌の訓練教官が吠える様に告げる

『Sir, yes, sir!!』

 懸命に頭上に丸太を掲げた召喚人達は、一斉に大声で応えた

『訓練歌ヲ唱和シテ進メ!!』

『かたせ梨乃』貌の訓練教官が命じた



『いかりや長介』貌の訓練教官と『石丸謙二郎』貌の訓練教官は、その召喚人達と

 一緒に歩き時折大きな声で注意や発破をかける。

 召喚人達は歯を食いしばりながらも、大声で訓練歌を唱和しながら歩き進める

 召喚人達が唱和しているのは、『戸じまり用心 火の用心』の替え歌だ

 ハリウッド俳優貌の召喚人達が、歌詞の『戸締り』や『火の用心』という所を『ゴブリン』という言葉に置き換えていたり、『月曜~日曜日』の所なども大幅に替え歌として唱和している

 光景は、何とも言えない光景である











YouTubeで『戸締り用心 火の用心』のCM動画ありますよ(W


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ