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三十九話

 


 オルテガが召喚した二十隻の『()()()()』は、

 それは現代のアメリカ軍の正規空母を巨大化したようなデザインであり、全長は6()0()0()()()()ある鋼鉄の巨獣だ。

  兵装も、30mm機関砲、57mmバルカン砲、88mm連装バルカン砲、ミサイル発射機で固めている。

 また、速力も6()3()()()()で非常に速い。

  兵装は比較的に大人しいが、艦載機の量は通常空母を遥かに上回っている。

  一隻当たり200機は詰めるが、()()()()()()()()()()()()()1()0()0()0()()2()0()0()0()()()()()()()()()()()()()()()()



  300機を超えるFH-1 ファントムの編隊がルイトリア島上空に飛来し、空から上陸司令部に

 向けて 進撃するゴブリンの群れや、上陸司令部近辺で蠢くゴブリンの群れを狙っていく。

 まるで鼠を狙う鷹の様に、FH-1 ファントムの編隊はゴブリンの群れを低空から追い詰め、

 機銃弾を降り そそぐ。

  一部のゴブリンの群れは、遮蔽物を求めて森林に逃げ込むものもいたためか、進撃の

 速度が遅くなった。



 ゴンザレスは、即座に『漆黒の銃士隊』第二陣の上陸命令を出した。

  上陸舟艇からすし詰めにされていた吐き出されたのは、『アラン・ドロン』隊を筆頭に、

  『ジャン・レノ』隊、『マイケル・ダグラス』隊、『トミー・リー・ジョーンズ』隊が砂浜を

 踏みしめて上陸した。

 その中には、ナナシの『召喚剣士』の『ドワイト・D・アイゼンハワー』の姿もあった。

  上陸地点一帯は、一気に溢れかえるほどの物資と『召喚人』によって大混雑になった。

 それは、異様な光景だった。



  「これで殲滅はできるのですか?」

  冒険者ギルド職員が、遠慮がちに尋ねてきた。

  「―――――『漆黒の銃士隊』が、初めて経験する過酷な闘いなので予想はつきません」

 ゴンザレスは、短く応えた。

 これまでのゴブリン狩りは、余裕を持って狩り続けていたが、今回のルイトリア島での

 ゴブリン狩りは、 予想が出来なかった。

 上陸司令部に向けて進撃するゴブリンの群れは、送られてくる映像で判断すると、ざっと総数

 ()()()()

 もちろん本隊ではなく、前哨部隊だ。

 本隊ならこんな程度ではすまない。

  二十数億前後と思われる本隊の大半は、送られてくる映像からではまだ動きはない。



 しかし、いつ何時に『黒いゴブリン』と『蒼いゴブリン』の狂気の昂まりに呼応し、

 二十数億前後の本隊が『ゴブリンの行軍(死の行軍)』という巨大な塊となって向かってくるの

 かわからない。

「・・・・」

 眉間に皺を寄せて、いらつくゴンザレスの様子を見て、冒険者ギルド職員は、引きつった

 表情を浮かべた。

 ゴンザレスが何かを言おうとした時ファンタジーバトル(進撃の)漫画(巨人)で登場している

 衣服(調査兵団)を纏った召喚人(『チャック・ノリス』)が、ゴンザレスの傍に近づき、何か

 耳打ちをした。

 ゴンザレスは、少し驚いた表情を浮かべながら召喚人(チャック・ノリス)に視線を向けた。

 召喚人(チャック・ノリス)は、軽く会釈をすると離れていく。

「あの・・」

 その様子に疑問を抱いた、冒険者ギルド職員が尋ねた。

「どうやら、()()()()()()()()()()()()()()()()

 ゴンザレスは、何処かほっとした声で応えた。


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