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三十八話


―――――一方、上陸司令部周辺では、狂瀾怒涛が渦巻いていた。

ゴブリンの群れが、何かに誘われるかの様に上陸司令部に向けて進撃をしていた。

山ひだや急流の川、獣道もゴブリンの群れに満ち溢れていた。

川の水面を埋め尽くすほどの夥しいゴブリンが浮かび流れている。

入水自殺などではない。

明らかに()()()()()()()

()()()()()()()()()()ならではの、底知れぬ何かが出でいる。




上陸司令部への進撃するゴブリン群の総数は不明だった。

島内の地域から続々と集まりはじており、見当がつかなかった。

ゴンザレスは、無人航空機『RQ-1 プレデター』から逐一送られてくるその映像を見ながら、

指を銜えているはずもなかった。




ルイトリア島近海を航行している20隻の『()()()()』の飛行甲板に

エンジンの始動音が響いていた。

爆音は周囲の大気を震わせている。

「人使いが荒い」

20隻の『航空母艦』の召喚主であるオルテガは()F()H()-()1() ()()()()()()の機体を見つめながら呟く。

ルイトリア島のゴブリン活動領域に連日爆撃を開始してから少し経過しており、ゴブリンの群れがいつ

大規模な『ゴブリンの行軍(死の行軍)』を起こしてもおかしくはない時期だ。

一つの島に救助を行うのに、()()()()()()約一年ほどは

なんだかんだでかかる。



所が、『漆黒の銃士隊』は()()()()()()()()()()()

『この指名依頼には、航空戦力も必要になる。 オルテガ、『航空母艦』の()()

並行して爆撃系の航空機を召喚出来るか?』

とゴンザレスがオルテガに要求を出した。

『 『航空母艦』の()()と同時に、そんな事はやったことがない。無茶だ。

それよりも、()()()()()の到着を待った方が・・・」

と反対した。

『 コロンビア代表のサッカー選手の到着を待ってどうする? 」

ゴンザレスは、そう告げて強引に押し切ってきた。

オルテガは、その事を思い出して頭を振る。

その間にも、『航空母艦』からはFH-1 ファントムが飛び立っていく。



――――この『異世界』に()()したのは、3人だけではない。

『特務課』の秘密武装警備員班は、()()()()()()()()()()

『異世界』に初めて()()した時も4名だ。

もっとも、良く来ていたのはナナシとゴンザレスだ。

ただ、ゴンザレスはゴブリン狩りの人数合わせで引きずられて付き合わせられた感はあるが・・・。





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