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三十二話

 爆風と破片を浴びながらも向かってくるゴブリンの群れに、ナナシは怒りに身体が震えた。

「糞が」

 ナナシが苛立ちげに呟く。

 ゴブリンの群れは肺から絞り出すような、 咆え狂いながら前進を続けている。

『ロバート・デニーロ』が扱っているM224 60mm 迫撃砲の砲弾は、容赦なくゴブリンの群れに降り

 注ぐ。

 それでも密集して接近してくるゴブリンには、『キアヌ・リーブス』が扱っているブローニングM2重機関銃が吠えたて、薙ぎ倒していく。



 M203 グレネードランチャーを装着したM16A1を装備した『ブルース・ウイルス』隊から、

 数百()、 ドットサイトを搭載した大型自動拳銃デザードイーグルを装備している

『ドルフ・ラングレン』隊から数百()が飛び出し、それぞれの銃器の引き金を絞りながらゴブリンの群れに向かっていく。

『アビリティ』の影響なのか、恐ろしい程の射撃の腕で次々と仕留めていく。

 中には銃を使わずに、素手で闘っている『召喚人』の姿もあった。

 壮絶な憎悪と怒気を放出しながら、ゴブリンの腹に内臓が潰れるまで拳を叩き込む『ドルフ・ラングレン』やゴブリンのの背後から両掌を合わせる形で両手を組んで手首や前腕を喉にあて、へし折れるまで

 絞め上げている『ブルース・ウイルス』の姿もある。

 至る所でゴブリンの死骸が散乱しているが、それでも湧いて出てくるようにゴブリンはいた。

 咆え狂いながら向かってくる。



 隊列を組んだ『ドルフ・ラングレン』数百()が、大型自動拳銃『デザードイーグル』を構え、

 咆え狂いながら向かってくるゴブリンの群れに照準を向けながら引金を一斉に絞り、撃ち殺していく。

 正確無比な射撃で、次々と銃弾を浴びて、ゴブリンは死体になっていく。

『ドルフ・ラングレン』の一()が、懐から手榴弾一個を取り出す。

 不敵な笑みを浮かべながら右手で安全レヴァ―を抑えたまま、歯を使って安全ピン・リングを抜く。

 右腕をグルグル回して勢いをつけておき、その手榴弾を地面でのたうち回っているゴブリンの

 群れの方に向けて投げた。

 空中で安全レヴァ―が弾け飛んだ。



 手榴弾は弧を描いて、のたうち回っているゴブリンのすぐ近くに落ちた。

 落下と同時にその手榴弾は爆発した。

 手榴弾の破片を浴びて、次々と死体と化していく。

『ブルース・ウイルス』の一()は眉間に皺を寄せながら、ハンドシグナルで合図をする。

 その合図と共に、『ブルース・ウイルス』数百()と『ドルフ・ラングレン』数百()

 隊列を組んで、早歩きで前進を開始する。






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