表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/86

二話

 


 見渡す限り瓦礫の山と廃墟、村人の悲惨な死骸が転がっていた。

 付近で蠢いているのは、『ゴブリン』の群れだ。

 その一角で、銃声が響き、『ゴブリン』の耳障りな奇声が響く。

『ゴブリン』の群れが、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()集団に束になって襲い掛かっていた。

 アクション俳優(ドルフ・ラングレン)五人組は、歯を剥き出しにして襲い掛かってくる

『ゴブリン』に容赦なく、ウィンチェスターM1866の銃弾を撃ち込んでいく。

 撃たれた『ゴブリン』は、あるものは貌が千切れ、頬を抉られる。

 アクション俳優ドルフ・ラングレンは眼にもの止まらぬ速さで、操作しながら弾を薬室に

 送り込み、 自動式に劣らぬ速さで撃ちまくる。



 襲い掛かってきた『ゴブリン』の群れは、グシャグシャになるまで弾を叩き込まれ、緑色の液体をまき散らしながら、襤褸雑巾のような格好で地面に転がる。

「横一列だっ!!突っ込め!!」

 そう叫んだのは、アクション俳優ドルフ・ラングレンを率いている『ナナシ』だ。

 二百や三百近くの『ゴブリン』の群れがいるが、逃げるつもりはまったくないようだった。

 群れに向かって『ナナシ』とアクション俳優ドルフ・ラングレンが走る。

 すぐに群れの中に入った、『ナナシ』は素手で『ゴブリン』を殴り殺し、蹴り飛ばす。

 どの『ゴブリン』も向かってきた。

 群れているためなのか、怯むという事はないようだった。

 耳障りな鳴き声を発して、我先に向かってくる。



『ナナシ』とアクション俳優ドルフ・ラングレンは、暴れ回る。

 その様子は、群れを殲滅することしか考えていないようだった。


()()()()()()()()()()()

 そんな決意があるようだった。



 ウィンチェスターM1866の銃弾を使い切れば、アクション俳優ドルフ・ラングレンは銃床で殴り、

 または、『ナナシ』と同じように素手で格闘を続ける者、肩から吊るしていたホルスターから

 コルトM1991A1を抜き、撃鉄を起こして銃弾を撃ち込み殺し続ける。

 戦っている姿は悪魔の踊りに似ていた。

 この土地に棲む生きものが悪霊に憑りつかれて踊り狂っている感じだ。

 殺し続けるが、いつの間にか周囲は『ゴブリン』だらけになっていた。

『ゴブリン』 『ゴブリン』 『ゴブリン』 『ゴブリン』・・・

 レンガ色の肌に赤い眼の醜悪な風貌で埋め尽くされていた。

 それでも、『ナナシ』もアクション俳優ドルフ・ラングレンは戦闘を止めない。

 そんな昂ぶっている所に、ハリウッド俳優(キアヌ・リーブス)五人組が、鬼の様な形相を

 浮かべながら、コルトM1991A1の引き金を絞り到着する。

 正確な死と破壊を『ゴブリン』の群れに送り続けた。

『ゴブリン』の群れは、顔面を吹き飛ばされ、あるいは身体に撃ち込まれて大恐慌に陥った。

 生き残りの『ゴブリン』は、後ずさるように次々と逃げようとする。

「 『リーブス隊』! 付近を捜索し、逃げ遅れはいないか確認をしろっ、『ラングレン隊』は

 周囲警戒だっ! 『ゴブリン』を近づけさせるなよ」

『ナナシ』が辺りを睥睨しながら告げ、地面にまだ死にきれていなで蠢いていた

『ゴブリン』の頭を踏み潰す。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ