九話
ナナシは、岩場からさら西に向かって、隊伍を組み『ブルース・ウイルス隊』、『ロバート・デニーロ隊』、『キアヌ・リーブス隊』 『ドルフ・ラングレン隊』を連れて移動を開始した。
ゴンザレスは、新しく『召喚』が出来た、『アラン・ドロン隊』、『ジャン・レノ隊』、
『マイケル・ダグラス隊』、『『トミー・リー・ジョーンズ隊』を手元に置き、岩場で待機している。
この先の近辺では、『ゴブリン』の主な活動領域だ。
しばらくして、遠くの方から轟音が響いてくる。
「 『ゴンザレス』から 「ナナシ」ヘ 『ゴブリン』と遭遇したのか? オーバー」
『異世界』へもってきている携帯型無線機で尋ねる
『『ナナシ』から「ゴンザレス」へ 『ゴブリン』の群れと遭遇し交戦している! アウト』
携帯型無線機から、緊迫した声が返ってくる。
「『ナナシ』へ 群れの中に『黒いゴブリン』 『蒼いゴブリン』の姿はあるか? オーバー」
ゴンザレスが尋ねた。
「 「ナナシ」から『ゴンザレス』へ ! 『黒いゴブリン』と『蒼いゴブリン』の姿はないっ!
これより、『漆黒の銃士隊』が道を拓く!! アウト』
鼓膜が千切れそうな物凄い発射音が、鋭く空気を引き裂いた。
『漆黒の銃士隊』の射撃は正確で、鉛弾が『ゴブリン』の身体を撃ち抜いた。
『ゴブリン』の群れの歩みが一瞬だけ止まった。
集団の数は約二十体ほどだが、この轟音で『ゴブリン』が続々と群がってくることだろう。
だが、今回の『漆黒の銃士隊』は、前回は『ドルフ・ラングレン隊』だけが持っているだけだった
『西部を征服した銃』として名高いウィンチェスターM1866を持っていた。
「撃て撃て撃て!!」
ナナシが吠えるように命じる。
『漆黒の銃士隊』は、『ゴブリン』の群れに向けて続けて引金を絞った。
銃声は付近に反響し、『ゴブリン』の群れは銃弾に身体を撃ち抜かれた。
「――――――ゴブリン狩りを始めるぞ」
ナナシは凄まじい笑みを浮かべながら、静かに告げた。
『漆黒の銃士隊』の1人当たり持っている銃弾は、五百発。
例え銃弾が底をついても、素手でも闘える。
『オウ』
『漆黒の銃士隊』のメンバーは、片言の日本語で短く応え、再装填を終えた。




