蓮 2
衝撃の展開2
ピピピッッッ…!
ピピピッッッ…!
ピピピッッッ…!
ピッ!
AM8:57
ファ〜ァ〜、もうこんな時間か。
………………………………………
腹減った。朝メシつくろ。
蓮は毎日自分で弁当や食事を作って食べている。
寮に入っているのなら普通であるが、蓮の場合はそうではなかった。
それは蓮が小学校最後の夏休みのことだった。
prrrrrrrrrrrrrrrr…prrrrrrrrrrrrrrrrrrrr…
れ〜ん、電話出て〜
はーい
prr
はい、堤ヶ丘です。
あ、堤ヶ丘さんですか!
え、えぇそうですけど、どうかしたんですか、
お父さんが、いゃ、堤ヶ丘 義弘さんが……
交通事故にあわれて、
亡くなりました。
そう、蓮の父は交通事故に巻き込まれて死んだのだ。
それ以来、蓮はなにも手につかなくなり、学校にも行かなくなってしまった。
当然、成績も学年がトップクラスだったのが、
今では最下位である、
しかし彼の母、堤ヶ丘 優香は
「2人で頑張っていこう!?ね!?」
と蓮を励ました。
本当は一番悲しいのは母さんなのに。
蓮は知っていた。
隠れていつも母が、泣いていることを。
しかしさらに悲劇は蓮を襲う。
「ごめん…ね…」
母も死んだ。
死因は肺癌だった。
蓮が中2の夏だった。
人が死んだ文って難しい。