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イェンスとルジェーナ  作者: 如月あい
登場人物紹介

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30/82

登場人物紹介

最後に挿絵あり


ここまで読んでいただいてありがとうございます。

私の覚書も含んでいるため、登場人物紹介には、現時点での最新話(要するにこれより前の話)までのネタバレを容赦なく載せております。

また、随時更新します。(2015/12/29編集済み。五章完結時点までの情報)


そのため、最新話まで読まれていない方は、ネタバレをかなり含みます。

絵だけ見て先に進もうという方は、一気に下までスクロールしてください。


本編読んでいて途中で出てきたけど、ネタバレ反対、興味ない、本編読みたい、という方は、そのままスクロールして、「次の話」のボタンを押してください。




さてさて、いきなりこのページを開いた方、初めまして。如月あいと申します。


本編を読まずに目を通すことはお勧めしません(・・・・)が、登場人物で読むかどうか決めるぜ!という方は、ネタバレ覚悟でどうぞお進みください。


本編を読んでいて、こいつ誰だっけとなったときに使っていただくか、ここまで本編を読んできて、ちょっと作者の裏話につきあってやるかという方もまた、おすすみください。



なお、*というマークがついているところは、如月による裏話です。本当に本編に関係ないどうでもいい話も書いていたりします

また、本編で書ききれそうにない裏設定をのせてるので、そんなの本文に書いてないよと怒らないでください。



ここまでの注意書きを承諾してくださる方、どうぞお先にお進みくださいませ





主人公その1

イェンス・ヴェーダ

二十二歳

金髪に緑色の瞳。

大尉

正式な肩書は、ヴェルテード王国陸軍、警察部隊、第三中隊長。

ヴェーダ家という”剣の家”と呼ばれる家の出身。王に忠誠を誓う名門2家の一つで、建国より代々軍人を輩出し続けている。

ヴェーダ家は貴族の仲間入りを常に拒み続けているが、軍の中で出世のスピードは貴族並みに優遇されている。

抜群の身体能力、洞察力を持ち、頭の回転も速い。

沈黙はできるが嘘はつけない。

ルジェーナの無茶は見過ごせず、振り回されてばかりいる。本人は無意識にルジェーナを守ろうとして、冷静に考えれば最善手でない行動にでることもある。

自分の考えは相手がたとえ第一王子であってもはっきりと言える。

規則に関してはほどほどの寛容さがあり、同僚が居眠りをしているのを見過ごしたり、ベラの意向に沿って、彼女をただの友人としてあつかったりする。


金髪をかきむしったり、舌打ちするのが癖。


ルジェーナの正体を知った後は、彼女が追い求める真相を明らかにすべく、隣に立ってともに戦うことを決意する。


*最初はもっと生真面目な堅物にする予定だったんですが、パーシバルにその役目は振りました。というのも、実はもともとルジェーナの性格を、今のベラみたいなツンデレ系にする予定だったので、イェンスもそれに合う(と如月が思う)性格にしていたんです。

ところが、ルジェーナの性格がしっくりこなくてプロローグを三つも書いてみて、今の感じが一番いいかなと思ったので、イェンスもそれに合わせて補正されました。

でも結果的に、今のイェンスのが好きです。

唯一の後悔は、彼を金髪にしたので、パーシバルを金髪王子キャラにできなくて残念でした。でもそれに気づいたときは、もう五万文字も書いていて、黒髪イェンスを自分で想像できなくなっていたのでやめました。





主人公その2

ルジェーナ・アストロガノフ

本名シルヴィア・ソレイユ・ミル


二十一歳。

淡い紫色の髪と目

腕のいい調香師パフューマー。調香師としての腕前はもちろん、彼女の一番の能力は嗅覚。その鋭敏さは超人的。

実はその嗅覚はオムニポテンスという一族の血を引くが故であった。

そして不穏なにおいを嗅ぎつけると、すぐに首を突っ込んでしまう。

彼女の名乗っている「ルジェーナ」という名前は、すでに他界してしまった双子の片割れの名前。

本名はシルヴィアで、ミル大佐の娘。

公にはシルヴィアとルジェーナの母親であるユリアが、父であるミル大佐を毒殺したことになっており、それが原因でユリアは処刑されている。

しかしながらシルヴィアは母の無罪を信じており、父を殺し、母に濡れ衣を着せた人物を探している。

ベラにはすべての事情を話している。

最初、イェンスには話さないでいたが、彼を巻き込む覚悟を決め、「絶対に自分のために死なないこと」を条件に、彼の協力を仰ぐことにした。

しかしイェンスの告白は、途中で遮った。事態に収拾がつくまではイェンスの気持ちを受け取らないと決めている。



*イェンスのところでも書きましたが、ルジェーナのもともとの性格は今のベラのような感じでした。

ちょっと高飛車でとんがってる感じ。でも前述したとおりの理由で変更しました。

ルジェーナのようなヒロインは久しぶりで、シネラリアの女神のマリエ以来かなと思います。(知らない方もかなり多いでしょうが宣伝もこめて書きますよっと)

かなり王道ヒロインっぽいはずです。けっこう強いですけど、でも、こう、ヒーローが助ける余地のある、可愛げのあるヒロインといいますか……。

私の書くヒロインはたいてい超強くて、男の手は借りなくてもいけるぜ!って感じの子が多くて……しかもいつもたいていクールな女の子。

ルジェーナは、わりと明るくて、可愛い……ですよね? きっとそうです。はい、次。

ちなみに初期設定では、ルジェーナは蛇好きで、香水屋の真ん中にある植物に大蛇が住んでて、イェンスがそれをみて内心恐怖っていうのがありました。

ただし永遠とその設定が活きなさそうなので、カットしました。ちょっと残念。




準主人公その1

ベラ

十八歳

本名、イザベラ・エノテラ・ヴェルテード

銀髪に赤い瞳。(ただし外に出るときは目立つので小麦色に染めている)

ヴェルテード王国の第三王女。母親は第一妃。

抜群の聴覚を持つ。

気を許した人には素を見せるが、それ以外には徹底して冷たい。相手によって、高飛車な態度をとるときと、人形のように無表情に徹するときがある。

王女の持てる権力は惜しみなく使う。

連射式小型銃(ピストル)や、小型の照明など、ヴェルテード王国の最先端技術を駆使した道具を使う。

非常に頭がよく、人の心の機微も読める。

ただしパーシバルを前にすると、まったく心も空気も読めないし、言葉が足りなかったり余計だったりする。

敵とみなしたものには非情なところもあり、王女という立場柄、自分の身を守る、あるいは友人の身を守るためなら、相手を殺すことを一切いとわない。

ルジェーナを一番大切な友人だと思っており、彼女の秘密のすべてを知る。

また、実の兄であるリシャルトが嫌い。会うたびに地味な嫌がらせをしている。

母親との確執から、被害妄想的に他人と距離を感じており、人付きあいは得意とは言えない。



*初期設定では、ベラがルジェーナとイェンスを引き合わせる予定でした。性格も、ルジェーナがもともと偏屈だったので、ベラは妖艶なお姉さんキャラにしていました。ルジェーナより実はベラのほうが三歳も年下です。

キャラは、「あらぁ……いい男ぉ……わたしと遊んでくれなぁい?」っていうセリフをしゃべりそうな設定をしていました。そして王女として話すときだけまともになる予定でした。でも、ベラは今のほうが絶対いいと思ってます。

彼女を想像するとき、如月の脳内では北欧系のシルバーブロンドの美女が、赤い口紅を塗ってカメラに向かって勝気に笑っているイメージをしています。ここに来るまでそんな想像は一切できなかったという方には、如月の描写力が全然足りていないことをお詫びします。

 




準主人公その2

パーシバル・セネヴィル

二十三歳

黒髪に深い藍色の瞳。

少佐

セネヴィル侯爵家長男にして、第三王女イザベラの婚約者候補。正式に婚約をする予定なので、実質は婚約者。

第三王女イザベラ付きの近衛。

ベラのことを大切に思っているが、生真面目な性格ゆえに、彼女に砕けて接することができない。

しかし緊急事態になると、つい昔の癖でベラと呼び捨ててしまう。

頭も切れるし、軍人としての戦闘能力も申し分ない。

ただしベラの言った”運命の人”発言以降、ベラの運命の人がイェンス、つまりベラはイェンスが好きなのだと誤解している。



*堅物ですが、ベラのために動くので、意外と規則は破ります。

ベラの相手ということで、本当は金髪のキラキラ系の見た目にしたかったのに、前述の理由でできなくなりました。そしてうっかり最初は銀髪にしていたら、銀髪は王族だけ設定をしたくなったので、あきらめて黒髪に落ち着きました。

どうでもいい話ですが、シネラリアの女神という話のレンと奇しくも同じ髪色、目の色になりました。

パーシバルって名前は、貴公子っぽくて気に入ってます。




ベラの実兄

リシャルト・エノテラ・ヴェルテード

二十三歳

銀髪に青い瞳

第一王子で、非常に有能な人間で、次期国王に最も近いとされている王子。

彼が優秀すぎて、イザベラはいつも正当な評価がもらえなかったと感じており、そのためリシャルトは嫌われている。



*この人はかなり不憫なひと。ちゃんと妹を大切にできるお兄ちゃんですが、優秀すぎて、妹にひがまれる。

 ただベラが成長していけば、リシャルトとの確執は必ず埋まるはず。

 作者としては、このキャラはずっと良い兄を貫いてほしいですね。




レナルド・シャブルー

リシャルトの側近、近衛。

茶髪に明るい青色の目。

愛想がよく比較的いつもにこにことしている。

視野が広く、人の心の機微にも長ける。相方のヴァルターが妄信的にリシャルトに仕えているのは対照的に、彼はリシャルトに苦言を呈することもある。

妹がおり、それがベラのもとに派遣されていたシュゼット。彼女は養女に出されてはいるもののレナルドとは定期的に連絡を取っていた。ところがそれをイザベラに見抜かれてシュゼットはイザベラの侍女をクビになる。



ヴァルター

リシャルトの側近、近衛。

リシャルトに妄信的に仕えている。リシャルト至上主義すぎるので、ちょっと他人には冷たく、見えていない部分がある。


*戦闘能力はレナルドよりも高い。ただ、彼の猪突猛進すぎる性格が、彼の出世を少し遅らせている。という話は本編に入れられなさそうなのでここで暴露。




アルナウト・ミル

通称、ミル大佐。

有能な軍人だったが、妻に毒殺されたと公式には残っている。

盾の家とも呼ばれるミル家の当主でもあり、国王に忠誠を誓っている名家。




ユリア・ヴァン・ミル

ミル大佐夫人。

王宮の薬師だった。

夫殺しの容疑をかけられ死刑が課せられた。



*アルナウトとユリアの夫婦については、語りたいこともありながら、ここではあまり触れないでおきます。

彼らについては、物語が進んでいくうちにわかることも多くあるはずです。



エドガール・ヴェーダ

イェンスの父

実は、ユリアが彼にとっての初恋の人。

ただしその時にはすでにユリアはアルナウトにぞっこんだったので、その恋は実ることなく消え去った。

アルナウト・ミルの死てある程度のこと、またユリアの死の真相について知っており、町でルジェーナを見かけたとき、すぐにユリアの娘シルヴィアだと分かった。


*彼女の妻であるライラという人物は、ショートカットで、明るくて、勝気だという設定まではしているのですが……出すところがなさそうなのでここで書いておきます。名前だけは登場しているのですが……どうにも本編出場は厳しそう。




ベラの侍女

シスラ

若い侍女で、ベラを主として慕うとともに、不器用な彼女の恋を応援している。


オーガスタ

ベラの侍女の中では最年長。ベラとの付き合いも最も長い。彼女のお人形時代も少し知っている。


クララ

ベラの侍女。思ったことはすぐに口に出す。侍女として少し落ち着きがないが、ベラに対する忠誠心は本物


セシリー

ベラの侍女。冷静で頭が切れるので、クララのつっこみ役のようになっている。



*二人に絞っておけば良かったかなと後悔したことも実はあるのですが……なんだかんだ四人みんな書いていて好きになりました。




イェンスの同期


ミーナ・ハーシェル少尉

短い髪の女性で、諜報部隊所属

ジュールに恋心を抱いているが、鈍すぎるジュールに常に玉砕し続けている。


*ミーナはけっこうがんがんアピールするのですが、相手が悪い。悪すぎる。酒場での絡みは気に入ってます。あそこまでいってもわからないっていうのは、鈍すぎだけど、この二人はもうこのままくっつかないでいてほしいな、と思ったりもします。



ジュール・ブリュノー少尉

茶髪でよく寝癖をつけている。

治安維持部隊所属。

多少不真面目なところはあるが、階級は少尉。


*ジュールは天性の鈍感男。おそらく、如月の書いた小説の中で最も鈍感な男でしょう。ミーナの恋は、作中では報われない予感です。




ニーベルゲン中尉。

イェンスの部下にして、右腕。歳は三十。

髪を短く刈り上げていて、どことなく強面。でも声は穏やか。

階級が下でも、年の功によりイェンスに思わぬ知恵を貸す。

実は彼はユリアの最期に立ち会った唯一の人物。

彼女の最期の言葉をイェンスに託した。


*この人は第一話で登場するのですが、地味に重要な役割を担ってもらいました。




ルジェーナの友人

スカーレット・イーグルトン

蜂蜜色の髪


大商家イーグルトンの娘。

彼女は有名な調香師の噂を聞きつけてルジェーナの店に来店。ルジェーナを探していた。

気位が高く、高飛車かつ高慢なところもあるが、その分、責任感も強い。

彼女はミル大佐に頼まれてエドガール・ヴェーダに手紙を渡したことで、その命を狙われている。


*この子出してから、ベラのキャラと自分の中でとうかき分けていくかに葛藤しました……。口調が似てるから本当に難しい。




【王族名前一覧】


国王

名前を出さなくていけそうなので略。


第一妃 エノテラ

第一王子リシャルトと第三王女イザベラの母親。


*彼女に関してはこれからのお話でちょっと出てくるので、あまり書かないで置きます。ベラが歪むことになった一番の原因。



第二妃 カルミア

第一王女イルメリ、第四王女カトリーナ、第二王子ルカーシュ、第三王子パトリクの母親。


気位が高く着飾るのが好き。他国から嫁いできた人間で、肌の色はあさぐろく、髪も黒い。

長子相続が当たり前の国から嫁いできたので、ヴェルテード王国の制度、誰かが次期国王に指名されるか、あるいは嫁ぐ、臣下に下るかしないかぎりは、王子王女全員が等しく第一王位継承者である、ということに納得がいかない。


*三人のお妃さまのエピソードはこれから物語に絡んでくるのですが、この人は、物語が進むと、ちょっと印象が変わるかもしれない……と作者的には思います。



第三妃 クレマチス

第二王女、第四王子、第五王女ヴィクトリアの母親。


彼女はルジェーナを助けたが、理由は不明。そしてなぜか彼女はユリアが作って夫婦で共有していた幻の香水を所持しており、それをルジェーナに渡す。


*クレマチス妃は、地味に重要人物です。三人のお妃様の中で、意外とこの人が最もキーパーソンかもしれません。




*また、王女、王子に関しては、主要人物以外はちょっと現段階ではあえて細かく書かないでおきます。ルカーシュとか書こうかと思ったんですけれど、もう少し話が動いてからにします。




下にルジェーナ、イザベラ、二人のイラストを貼っていますがイメージを壊したくない方はここで次のページへお願いします。




ルジェーナ

挿絵(By みてみん)


イザベラ

挿絵(By みてみん)

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