~第八十三話~
はい、約一年ぶりの復活。
続きの話となります。
あまりにも感覚があいてるので、忘れがちなのですが……
この作品のコンセプトは、百合作品なので、そっち中心で書いていければな・・・って感じです。
すっかりと寒くなった頃、俺こと南山真琴は、いつもと同じ時間に起きた。
今日は、休日では無いので、学校があるので、その準備をする前に顔を洗う為、自分の部屋を出る。
部屋を出てから、洗面所に向かい、顔を洗った後、鏡で自分の姿を確認。
寝癖が至る所にあるので、ブラシで整える事にした。
髪型を整えた後、リビングに向かう。
リビングに辿り着くと、朝食の準備をしている母親の美鶴母さんがいたので
「母さん、何か手伝おうか?」
そう聞いてみると、美鶴母さんは
「大丈夫よ、真琴、もう出来るから……まだ寝ている亜季を起こして来てね?」
「解った」
そう言われたので、妹の亜季の部屋へと行く事にした。
そう言えば……妹の部屋に入るのも、随分と久しぶりな感じがする。前に入ったのはいつだったかな……と思いながら、亜季の部屋の前に辿り着き、一応ノックしてみる。
返事が無いので、まだ寝てるのだろうと思ったが、鍵がかかってないので、部屋の中に入る事にした。
部屋の中は電気が付いていないからか、カーテンから漏れる外の光しか明るさが無いので、少し薄暗く、ベットの上にある布団が大きく丸まっているので、この中に妹がいるんだと思う。
俺は、布団を剥がして、妹の亜季に
「亜季、朝だから起きる」
そう言って見ると、亜季は「ん……」と返事した後、うっすらと目を開けた。
亜季の眼が俺を捕らえると
「あ……お姉ちゃん、おはよう……」
「おはよう亜季、もう朝だから起きよう? 母さんが朝食出来たって言ってたし」
「そう……ねえ、お姉ちゃん」
「何?」
「えっと……」
なんか亜季が顔を赤らめてもじもじしている。風邪でもひいたのか……?と思って、亜季に顔を近づけると、亜季は何故か眼を瞑った。
一体何をしているんだろう……この子は? 気になったので、亜季に
「亜季……どうしたの? 眼なんか瞑っちゃって」
「えっとね……漫画だと、こういう場合、おはようのちゅーかなあ……って……」
「……何を言ってるの、それは恋人同士とか、そんな感じの関係の人達がするようなものではないの? ほら、母さんが呼んでるから、行きましょう」
俺がそう言うと、亜季は小さい声で「解った」と言って、一緒に行く事になった。
移動中、小さい声で「お姉ちゃんとなら、したいのに……」って聞こえてきたんだけど、ここはスルーした方がいいのかも知れないな……亜季と一緒にリビングに向かうと、美鶴母さんが
「真琴、亜季、随分と遅かったけど……何してたの?」
美鶴母さんがそう言って来たので
「亜季が、変なこと言ってて、ちょっと遅くなっただけ」
そう答えると、亜季が
「変なことじゃないよお姉ちゃん、いつかやって貰う事だよ」
いつかやってもらう事って言われてもな……亜季、やって欲しいって思ってるのか……?
「……何かよく解らないけど、朝食が出来たから、食べましょうか」
美鶴母さんがそう言ったので、一緒に朝食を頂く事にした。
朝食のメニューは、思いっきり洋食で、結構美味しそうだったので、残さず食べる事にした。
食べ終わった後、美鶴母さんに
「美鶴母さん、今日は珍しく家にいるけど、お仕事とかは?」
美鶴母さんの仕事は、女優なので、結構忙しい。朝も家にいない事が多いので、朝にいる事が珍しかった。
「それね? 今日は一日お休みを頂いたのよ、オフの日って言うのかしらね? 今日は平日だし、二人とも学校があるのでしょう? 貴方達が学校に行っている間、家の掃除とかしておこうと思っているわ、いつも家の事は二人に任せっぱなしだったからね」
美鶴母さんがそう言っているけど……実際に家の事をやっているので、ほとんど妹の亜季なんだよなあ……
うん、ちょっとは家の事をしとかないと不味いかも知れない。一応女だし、家事の一つぐらい出来ないと……って思うし、まあ……それは学校から帰ったら、考える事にして、俺は朝食が終わったので、自分の部屋に戻り、着ている服を脱いで下着姿になる。
自分の体を改めて見て見ると……うん、胸が全く成長していない。ブラ付ける意味があるのか……って感じだけど、一応付けてはいる。一番サイズが小さめのサイズだけど。
でも……胸を大きくしたいなあ……とか一切思わないんだよな、女としては変わっているのかもしれない。一人称も俺とか言っているし。
まあ……考えても仕方が無いので、学校指定の制服に着替える事にした。
着替え終わった後、身だしなみとチェックして、必要な物を鞄の中に入れて、部屋の外に出る。
部屋の外に出て、玄関口に行くと、妹の亜季が待っていたらしく
「お姉ちゃん、一緒に行こう?」
そう言ってきたので、妹と一緒に外に出る事にした。
外の天気は雲ひとつない快晴だけど、冬に近づいているからか、結構肌寒い。
これは近いうちに手袋でも必要かもなあ……と思っていると、妹の亜季が手を握ってきた。
「お姉ちゃん、手を繋ぎながら歩いちゃ駄目?」
なんか可愛い仕草で言っているけど……何か意味があるのだろうか? まあ、別に嫌と言う訳じゃないので俺はこう言う事にした。
「別にいいよ」
「良かった、じゃあ……行こっか? お姉ちゃん? こうすれば……邪魔者もよって来ないと思うし……」
なんか嬉しそうだな……亜季、そして最後の方、何か小さい声で呟いていたけど……何だったんだ?
そんな事を思いながら、俺は亜季と手を繋いで、登校する事にしたのであった。




