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俺の非日常な日々  作者: 零堵
~二年目~
78/83

~第七十八話~

出されたプリントをよーく見てみると……

字がなんか……手書きっぽく見える。

これ、翠先生が直筆で書いたんじゃねーだろうな? とか思ってしまったが……ま、翠先生がやるようにとか言っているので、とりあえず……真面目にプリントを回答して行く事にした。

時間が過ぎていき、授業が終わって、休み時間になった。

休み時間になったので、どうしようかな……と考えていると

「ねえねえ、まこ?」

そう話しかけて来たのは、同じクラスの美鈴だった。

「何? 美鈴」

「今日さあ? 授業が終わったら、遊びに行こうよ? まこ、何か予定とか入れてる?」

そう言われて考えて見る。

予定ね……授業が終わったら、家に帰るだけなので、何も予定とかは入れてはいないので、こう言う。

「別に予定は何も入れてないよ」

「じゃあ、遊びに行こう? 今日はさ~カラオケに行こうよ? 新しい曲を覚えたから、まこに披露しようと思ってるんだ~」

「新しい曲ね……それは美鈴が出してくれるの?」

「まこがそう言うんだったら、私は奢るよ?」

「……解ったよ、じゃあ、一緒に行こうか」

「よし、決ーまり、じゃあ、授業が終わったら声かけるね?」

そう言って、美鈴は教室から立ち去っていってしまった。

授業始まるのに、何所行ったんだ?って思うのだが……ま、放っておく事にして、次の授業の準備をする事にした。

準備が終わって、チャイムが鳴り、チャイムが鳴った後、美鈴が慌てて戻ってきたのを確認、美鈴が席に着くと、先生がやって来て、授業が始まった。

授業内容は、結構難しく、黒板にどんどん文字を書いていくので、ノートに書き写す作業で、ちょっとと言うか……疲れてしまった。

早く終わらないか……とか思いながら、時間が過ぎるのを願って、時間が過ぎ、今日の授業が全て終わって、帰りのHRの時間になった。

担任の翠先生が「じゃあ、連絡事項だが……何だっけ……ああ、そろそろ冬休みに近くなるが、その前にテストをやる事になってるんだった。ま……いい点取って頑張れよ? じゃあ、これで終わりとする」

そんな事を言って、HRが終わった。

HRが終わった後、帰りの支度をしていると、美鈴がやって来て

「まこ~、じゃあ、いこっか?」

「いこっかって……このままの姿で行くつもり? 着替えて集合とかしないの?」

「このままの姿でいいじゃないかな? だって、着替えてわざわざ集合するのも面倒だしさ? だから、このままの姿で行こうよ? 何か問題ある?」

「別に問題はないけど……まあ、美鈴がそう言うんだったら、そうするか」

「うん、さ、出発~」

美鈴がそう言うので、そのままの制服姿のまま、カラオケ店に行く事になった。

美鈴と一緒に教室を出て、昇降口に出ると

「あ、お姉ちゃん」

そう言ってきたのは、妹の亜季だった。

「亜季も今から帰り?」

俺がそう聞くと

「うん、丁度授業が終わった所だったから……で……お姉ちゃん」

「な、何かな」

「なんか、その人と一緒にいるけど……何所かに行くの?」

何で亜季は、ちょっと怒った風に言ってくるんだろうな?

そう考えていると

「妹ちゃん、今日は私と一緒に遊ぶ事になってるから、邪魔しないでね?」

とか言いやがった。

「! お姉ちゃんと二人っきりになんか、させません! 私も一緒に行きます!」

「……と、言っているけど? 美鈴?」

「え~~? まこと二人っきりが良かったのに?」

「二人っきりってね……別にいいでしょ? 亜季が一緒でもさ?」

「……まあ、まこがそう言うなら……妹ちゃんも一緒に行こうか」

「当たり前です、お姉ちゃんの行く所、私も行きますので」

「ふ~ん……まこ、好かれてるね」

「……それにどう言えばいいんだよ……じゃあ……一緒に行こうか? 亜季」

「うん、お姉ちゃん」

こうして結局、妹の亜季もついて来る事になって、三人で行く事が決まった。

決まったのはいいが……まず亜季に言いたい。

くっ付いて来るのはさすがに止めて欲しい。 何というか……思いっきり抱きついているので、歩きにくいし、周りも視線も凄く気になってしまった。

美鈴も、くっ付いて来るし、余計に目立ってしまっている。

俺が注意しても、二人は「別にいいでしょ?」とか言って来て、離れる様子が全くなかった。

山野辺市の町の中を歩いて、山野辺駅前に辿り着く。

駅前の近くにあるカラオケ店に、俺達が入ると、店の店員が何というか……不思議がっている風に見えた。

ま、女子高生三人がくっ付きながらお店に入るとか、異様だよな……?

美鈴が店員と相談して、部屋が決まったので、個室に移動する。

カラオケボックスの部屋の中を見てみると、ライトアップされていて、結構綺麗に見えた。

「まこ~誰から歌う?」

「……美鈴からでいいよ、自分は後から歌う事にするね、亜季は?」

「お姉ちゃんがそう言うなら、私も後にするよ?」

「なら、私が一番に歌うね~後で、感想をお願いね? まこ」

そう言って、実鈴が一番に歌いだす。

何の曲歌うんだ……? と思いながら、歌を聴いてみると……

歌詞が何というか、ちょっと変な風に感じた。

曲調もアップテンポなので、こう言うのを電波ソングと言うのかも知れない。

そんな歌を美鈴がポーズを付けながら、熱唱している。

えらいノリノリだな……と感じながら、曲が終わると

「まこ、どうだった?」

そう聞いてきたので

「どうって、とりあえず……凄い歌詞だなあとは思ったかな」

「え~それだけ? 何か他にないの?」

「他にってなあ……あ、亜季? 次、歌う?」

「うん、選曲したから次、歌うね? お姉ちゃん」

亜季がそう言い、次の曲が始まった。

亜季が歌ったのは、シスターラブとか言うタイトルの曲で、テレビモニターに出てくる出演者も、女だけだった。

曲調は、そんなに騒がしい感じじゃなく、すんなりと聞く事が出来たのだが……最後の歌詞に「お姉さま、大好きです」とあるのはいいのか?って思ってしまう。

歌が終わり、亜季が

「お姉ちゃん、私の歌、どうだった?」

「えっと……それは良かったよ? とか言って欲しいの? 亜季」

「うん、お姉ちゃんの為に歌ったから……」

あのー亜季さん? そこで顔を赤らめて言う事じゃ無いと思うのですがね?

男だったら、勘違いしちゃうような視線は、止めて欲しい……

「まこ? まこは何を歌うの?」

美鈴がそう聞いて来たので、俺は曲のタイトルが書かれている本を見て、検索する。

検索して見たが、特に歌いたい曲とか無かったので、知っている曲にする事にした。

俺がマイクを持つと、二人が

「お姉ちゃん、頑張って」「まこ~がんば~」とか言って来る。

頑張るも何もな? 別に点数とか気にしてないんだが……

まあ、知っている歌を歌い、俺が歌い終わると、次に美鈴が歌って、そんな感じに時間が過ぎていき、終了の時刻となった。

延長はしないので、そのままボックスの外に出て、店を出る。

代金は、美鈴が払ってくれるそうなので、外で待っていると、会計を済ませた美鈴がやって来て

「まこ、今日は楽しかったよ? でも……」

「でも?」

美鈴が近づいて来て、耳元で

「今度は二人っきりで遊びに行こうね? まこ? それじゃあね~」

そう言って立ち去って行った。

「お姉ちゃん……あの人に何て言われたの……?」

「……大した事じゃないよ、さ、亜季? 帰ろうか?」

「……うん」

帰る途中、亜季が「お姉ちゃんはあの人になんか、絶対に渡さない……お姉ちゃんは私のだから……」とか聞こえて来たけど、聞こえないフリをして、亜季と一緒に家へと戻る事にしたのであった。

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