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俺の非日常な日々  作者: 零堵
~二年目~
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73/83

~第七十三話~

夏も終わりに近づき、俺は・・・・・・ある場所に来ていた。

その場所というのは・・・・・・

「真琴、どう?凄いでしょ?」

そう言っているのは、アイドルの蓮城麗華れんじょうれいかで、俺は、麗華と一緒にいるのである。

何でいるのかと言うと、事の始まりはこうだった。

朝起きて、夏休みの宿題も終わっているので、今日はどうしようかな……と思っていると

美鶴みつる母さんが

「真琴、今日は暇なの?」

と聞いてきたので

「うん、バイトもないし、暇かな?」

と答えると

「じゃあ、真琴? 一緒に行く?」

「行くって?」

「実は、私と麗華ちゃんが出演するドラマの撮影で、観光地に行く事になってるのよ?で、真琴も行ってみる?」

と言って来た。

俺は、どうしようかな? と迷い、まあ、何も予定を入れていなかったので

「うん、いく」

「じゃあ、決まりね? 早速支度しましょう」

そういって、支度をして、電車に乗り、辿り着いた場所は、海が見える海岸だった。

そこにいたのは、ドラマに出演するキャストと監督、撮影を手伝う人とか沢山いて、その中に麗華の姿もあった。

麗華は、何故か水着姿で、白いビキニタイプの水着を着ている。

「真琴、久しぶり」

「久しぶり、麗華……水着姿なんだ」

「ええ、今日の撮影で使うみたい、で、終わったら泳ごうと思ってね? あ、真琴の分もあるから、水着着る?」

「いい、自分は、今日は母さんの見学でついて来ただけだから」

「そう、じゃあ、見ててね? もうそろそろ撮影を始めるみたいだから」

「わかった」

そう言って、俺は撮影の邪魔にならないように、見学する事にした。

ちなみに何のドラマの撮影なのか? と教えてもらったら、「サマーバケーション」という、恋愛ドラマらしい

麗華の役が、主人公に惚れるヒロインの役で、美鶴母さんが、主人公の母親の役だった。

何で海岸で撮っているのかというと、今日の撮影は主人公とその家族とヒロインが海に遊びに来ているというシーンの撮影だった。

「では、本番行きま~す」

と、監督が言って、撮影が始まる。

主人公の男を見てみると、知らない人だった。

いや、よくテレビで出てるかもしれないけど、俺には全く興味がなかった。

撮影は、順調に進み、監督が「休憩入ります」といって、キャストの皆さんが休憩に入ったみたいだった。

俺は、美鶴母さんに

「お疲れ様」

と声をかけると

「ええ、どうせなら真琴も出ればよかったのに、なんなら監督に言いましょうか?」

と言ってきたので

「い、いいよ」

「そう?」

そう話していると、主人公をやっていた男が話しかけてきた。

「お疲れさまです、美鶴さん」

「お疲れ様、今日の撮影はなかなかよかったんじゃないかしら?」

「そうですかね? ところで……その子は?」

「私の子供の真琴よ? 真琴、この人が主役の赤崎徹君よ」

「赤崎です、よろしく」

「えっと、真琴です」

「さっき、麗華さんと話してたのを見かけたけど、知り合いなのかな?」

「私と真琴は、親友よ」

いきなり麗華がやってきて、そんな事を言ってきた。

「あら、いつの間に仲良くなったの? 真琴」

「結構前からだよね? 真琴」

「そうなるのかな?」

「ええ」

そう話していると、監督が

「そろそろ撮影入ります、準備して下さい」

と言ってきたので

「じゃあ、撮影に戻るわ、真琴、見ててね」

「うん」

「じゃあ、行きましょうか? 美鶴さん」

「そうね」

そう言って、再び撮影が始まるみたいだった。

「さあ、本番始めます」

監督らしき人がそう言って、撮影ガ始まる。

俺は、このドラマに参加する事は無く、見学する事にした。

「シーン20アクション!」

そう監督が言って、ドラマの撮影が始まった。

今、撮影を行っているのは「サマーバケーション」と言うドラマで、主役は、さっき紹介して貰った赤崎徹とか言う奴で、麗華が、ヒロイン役で、美鶴母さんが、主人公のお母さん役と言う設定だった。

「宗太、あんまり羽目をはずさないようにね?」

「分かってるよ、母さん、美希、行こうか?」

「ええ」

どうやら、赤崎徹が、宗太と言う役で、美鶴母さんの役名が解らなくて、麗華が美希と言う役みたいだった。

撮影が順調に進んで、監督が

「はい、OKです、では十分間の休憩を入れた後、再び撮影を開始します」

と言って、どうやら撮影を一時中断するみたいだった。

とりあえず俺は、美鶴母さんの所に行って

「お疲れ様」

と言うと、美鶴母さんが

「まあ、ミスも無く順調に進んだみたいね、この後も頑張るわよ、真琴、終わったら何か食べに行きましょうか?」

「ほんと? うん、そうしよう」

そう話していると、監督が

「はい、十分間の休憩終わりです、では撮影を始めたいと思います」

と言ったので、俺は邪魔にならないように、物陰に行く事にした。

そして再び撮影が始まり、台詞を間違える事もなく、スムーズに進み

時間が過ぎていって、監督が

「はい、Okです、今日の分はこれで全て、撮り終えました、皆さん、お疲れ様でした」

そう監督が言って、キャスト陣が「お疲れ様でした」と言ったので、どうやら撮影が全て、終わったみたいだった。

撮影が終わり、美鶴母さんが俺の所にやって来て

「じゃあ、着替えてくるわね? ここで待っててね?」

と言って、ワゴン車の中に入って行った。

とりあえず言われたとおり待っていると、ワゴン車から出てきたのは、着替え終わった美鶴母さんと、麗華が出てきた。

「お待たせ、真琴、じゃあ行きましょうか」

「うん、あ……もしかして、麗華も?」

「ええ、私もご一緒するわ」

「そっか、じゃあ行こうか? ところで……何所に食べに行くの?」

「さっき、監督に教えてもらったんだけど、この近場に美味しいラーメン屋があるみたいだから、そこにしましょう? 真琴、それでいいわよね?」

「うん、別にいいよ」

「じゃあ、行きましょう」

こうして三人でラーメン屋に行く事になった。

海辺から数分歩くと、お店が見えて、客が並んでいるのが見えたので

結構人気な店なんだ……と思った。

二十分ぐらい並んで、店内に入り、ラーメンを頼んで食べてみると

かなり美味しく、これなら人気が出るのが解るなあ……と思ってしまい

残さず完食、麗華も気に入ったらしく「悪くないわね」とか言っていた

食べ終わって、外に出ると、人が集まってきて

母さんと麗華に「サイン下さい」とか言っていた。

そっか……芸能人だから、サインを求められるんだな……と思っていると

「サインお願いします」と俺にもサイン色紙を渡してきた。

何で?と思いつつ、期待の眼差しで見てきたので、仕方が無くサインをすると「ありがとうございます」と言って、去って行った。

「真琴もサインを求められるとはね? ファンとかいるんじゃないかしら?」

「そう?」

「そうなんじゃない? まあ、真琴、ちょっとかっこいいしね?」

「麗華まで何言ってるの、かっこよくないと思うけど」

「いや、かっこいいわよ、少なくとも、私はそう思うわ」

「そう……」

「遅くなって来たし、帰りましょうか? 真琴」

美鶴母さんが、そう言って来たので

「うん、そうする」

と言うと、麗華が

「じゃあ、私はここで別れるわね? また暇が出来たら、一緒に遊びに行きましょうよ」

「うん」

「それじゃあね」

そう言って、麗華が離れて行った。

麗華と別れた後、電車に乗り、山野辺市に戻って、自分の家に戻ると

「お帰り、お母さんとお姉ちゃん」

と妹の亜季が、出迎えてくれた。

「撮影も無事に終わったし、次の撮影は先になるわね……真琴、また一緒に来る?」

と聞いてきたので、こう答える事にした。

「ううん、留守番してるよ、今度は亜季を連れて行ったら?」

と言うと、亜季が

「うん、今度は私が行くよ? お母さん」

「そう、じゃあそうしましょうか」

「じゃあ、部屋に戻るよ」

そう言って、自分の部屋に戻り、ベットにダイブした。

今日はなんか疲れたな……と考えていると、うとうととして来たので

軽く寝る事にして、瞼を閉じる事にした。

こうして、今日の一日が終わったのであった。

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