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俺の非日常な日々  作者: 零堵
~二年目~
67/83

~第六十七話~

俺は、夏休みに突入したけど、行く所があった。

その場所というのは、秋葉にある、喫茶店、ラブ喫茶「アイライク」である。

一日のシフトを入れてるので、夏休みでも、バイト先に向かうのであった。

電車に乗り、目的地、秋葉に辿り着く。

夏と言うだけあって、結構暑い……

人も沢山いて、ちょっと鬱陶しいな……と思いながら、バイト先へ向かった。

ラブ喫茶「アイライク」に辿り着いて、店内に入る。

店内は、冷房が効いていて、かなり快適な空間でもあった。

俺は控え室に入り、自分の制服を着る事にした。

ギャルソンタイプの服を着て、鏡を見てみる。

前と違って、髪が結構伸びて、セミロングになっていたので、多少というか、女の子に見えなくもなかった。

まあ、胸のでっぱりが無く、貧乳だったので、髪を切ったら、男の子に見えるのかも知れない……そんな事を考えながら、身だしなみを整えて、ホールに出る。

ホールに出ると、俺に話し掛けて来たのは

「まこさん、おはようございます」

あっきーこと、秋村真帆あきむらまほであった。

「おはようございます、あっきー」

「まこさん、ちょっと聞いていいですか?」

「ん? 何?」

「新しく始まった連続ドラマ、「スターライト」ってあるんですけど……そこで、主役の暮見翔くれみかけるさんが「前に競演した者と三人でバンド組んで、ED作りました」って言ってたんですけど……まこさん、翔さんと競演してましたよね?」

そう言われて、俺はどうしようか……と迷った。

確かに、前に「天空カイザー」のドラマに、一緒に競演したけど……これって、話しても大丈夫なのか? とか思い、まあ、別に喋っちゃ駄目って、止められてる訳でもないし、別にいっか……と思ったので

「競演してたけど……それで?」

「それで、MKYマーキーってバンド名なんですけど、もしかして……この中にまこさん、入ってます?」

「うん、入ってるよ」

「やっぱり! そうじゃないかな…・・・と思ってたんですよ!あ、ちなみに、何のパートだったんですか? 私の考えでは、三人組なんじゃないかな?って思うんです、歌は翔さんが歌ってましたし」

なかなか鋭いなあ……この子

「自分は、ベースかな」

「そうですか~まこさん、凄いです、私楽器とか、全く出来ないから、本当に凄いと思いますよ?」

「そ、そうかな?」

「凄いですよ、あ、秘密にしとくんだったら、私、言いふらしませんけど?」

「じゃあ、秘密にしてくれる?」

「はい、解りました、あ、実は……まこさん? 今日って仕事終わったら、暇ですか?」

「う~ん……別に予定は入れてないから、暇と言われたら、暇かな?」

「そうですか、じゃあ、仕事が終わったら、また、声をかけていいですか?」

「うん、いいよ」

「ありがとうございます、あ、じゃあ、私、店長が呼んでるみたいなので、行きますね、では」

そう言って、あっきーは、離れて行く。

うん、一体俺に、何の用なんだろう? と思ったが、深く考えない事にして、俺も、仕事をする事にしたのであった。

いつものように接客をして、いつものように振舞う事にした。

相変わらず、俺を呼ぶ客は、女性ばかりで、男性客は、同じバイト仲間の東雲玲しののめあきらを呼んだりしていた。

「まこさん」

今日も、女性の客が、そう呼んだので、俺は、その呼んだ方に向かう

「はい、何ですか?」

「あの、魅惑のフルーツ盛りと、天使の微笑みをお願いします、あと、まこさんの携帯番号もお願いします! 毎日連絡したいです!」

「かしこまりました、最後のは教えられないですね、では、少々、お待ち下さい」

うん……携帯番号を教えてと、お客に聞かれたのが、これで五回目だった。

何で、俺の携帯番号を知りたいと思うんだろうな?

そう思いながら、仕事をする事にした。

時間が過ぎていき、店長の東雲紫しののめゆかりさんが

「まこさん、今日はもうあがっていいわよ?」

「あ、はい、解りました」

店長がそう言ったので、俺は、控え室に向かった。

控え室の中に入り、着てる服を脱いで、私服に着替える。

着替えが終わって、控え室から出ようとすると

「お疲れ様です、まこさん、私も、仕事、終わりました」

そう言ったのは、あっきーこと、秋村真帆あきむらまほだった。

「お疲れ様」

「まこさん、実は今日……私の家に来ません?」

あっきーがそう言って来る。

「え? あっきーの家に?」

「はい、実は……この夏に開催される、コミックマーケットって知ってます?」

「コミックマーケットなら知ってる、去年、美鈴と一緒に行った記憶があるし」

確か、その時は、無理矢理コスプレをさせられた覚えがあるな……

「なら話が早いです、まこさん、一緒に合わせで、コスプレしませんか? 衣装は、こちらが用意するので」

「コスプレね……」

俺は、どうしようか迷った。

今年もそういったイベントはあると思うし、それに、多分と言うか……絶対、美鈴がそのイベントに誘ってくると思われる。

まあ、別に嫌って訳じゃないので、やってもいいので

「まあ、いいかな」

「ありがとうございます、じゃあ、私の家に行きましょう? あ、着替えますね」

そう言って、あっきーは着ているメイド服を脱いで、下着姿になった。

改めてみてみると……自分よりあっきーの方が、胸のサイズが大きかった。

まあ、別に巨乳になりたいと言う訳ではないので、コンプレックスは全く感じないのだが……って、何考えてんだろな?

あっきーが着替え終わり、俺に、こう話しかけてくる。

「着替え終わりました、じゃあ、行きましょう」

「うん」

そう言って、俺は、あっきーの家に行く事になった。

店を出ようとすると

「あれ~? まこにあっきー? 一緒に何所行くの?」

メイド姿の美鈴が、俺達に話しかけて来る。

「ちょっと、私の家にまこさんを、ご招待しようとね?」

「あ~いいな~…/・私もバイトがなかったら、一緒に行ったのに~」

「美鈴、バイトがんばってね」

「うん、解った、まこ、じゃあ、またね?」

またね?って、学校も無いのに、何所で会う気なんだ? と思ったが……深く考えない事にして、あっきーの家へと向かった。

秋葉の町から電車に乗り、山岡と言う駅に辿り着く。

山野辺駅とは、全くの反対方向で、帰る時、結構時間かかるのかもなあ……

と、思ってしまった。

その山岡と呼ばれる町の中を歩いて、数十分

一軒家に辿り着く。

その家は、結構大きく、立派な家だった。

もしかして、あっきーって結構いいとこのお嬢様なのか? とか思ってしまう

「ここが、私の家です」

「結構、大きい家なんだ」

少なくとも、俺の家よりは、でかいと思うんだが……

「そうですか? まあ、大きいかな? とは、自分でも思いますけどね? じゃあ、部屋に案内しますね?」

そう言って、玄関の鍵を開ける。

中は、結構広く、いい匂いがした

廊下を歩いていると

「あら、お帰りなさい、真帆」

そう言ってきたのは、なんか若そうな女性だった

結構童顔で、もしかして、あっきーのお姉さん? とか、思ってしまう

「あ、ママ、ただいま」

ママと言う事は、母親なのか……美鶴母さんと比べてみて……うん、美鶴母さんは女優なので、綺麗系、この人は可愛い系って感じか……それにしても、かなり若く見えるな……実年齢いくつなんだろ?

かと言って、年齢を聞くのも失礼だしな……

そう思っていると

「あら、お友達?って……なんか見た事あるわね?」

「ママも見た事あるでしょ? 天空カイザーで、レキ役をやった、真琴さんだよ」

「え、うそ!」

なんか凄い驚いていた。

うん……一体、あっきーは、なんて俺をこの人に紹介したんだろ?

「本当に真琴さん?」

「え、ええ……そうですけど」

「そう、まさかうちに有名人が来るとは、思いもしなかったわ、真琴さんの出たテレビとか、見ましたよ? ほら、すくーる・でっとって言うドラマもやってましたよね?」

「あ、はい、そうですけど……詳しいですね」

「ええ、気に入った人のは、覚える事にしましたので、ドラマの内容ですが……結構良かったですよ、これからも出演する番組、見ようと思います」

「は、はあ……ありがとうございます」

と言っても、今の所、出演する番組とか、全くないのが事実なんだけどな……そう思っていると

「ほら、まこさん、私の部屋に行こう?」

あっきーが、そう言ってきたので、俺は、あっきーの部屋に向かう事にした。

あっきーの部屋は、思いっきり女の子の部屋だった。

ぬいぐるみやら、いろんな物が飾ってあって、結構いい匂いもしている。

「じゃあ、早速衣装合わせですけど、まこさんに似合いそうなのはっと……」

そう言って、あっきーは、クローゼットから、服を取り出してきた。

よく見てみると、色々な服装が置いてあり、結構沢山あるみたいだった。

「まこさん、これとか似合いそうです」

そう言って、取り出したのは、なんか……武士とか着そうな服装だった。

「ちなみにこれは?」

「アニメ~新旧組~風月録~の衣装です、キャラの皆が、結構いいキャラしてるんですよ? まこさんは、見た事ありません?」

「いや、見た事ないかな」

「じゃあ、アニメ貸しましょうか? 色々持ってますし」

「いや、いいよ、悪いし」

「そうですか? とりあえず、まこさん、着てみてくれませんか?」

「……解ったよ」

そう言って、俺は、用意された服を着る事になった。

数分後、着替え終わって、あっきーにこう聞いてみる。

「どうかな?」

「凄い、似合ってます! さすがまこさんです!」

「そうかな……」

「いや、本当ですよ! このキャラで、コミックマーケットに参加しません?」

あっきーが、そう言ってくる。

俺は、どうしようかと迷ったが、別に断る理由もないので

「解った、いいよ」

「ありがとうございます!」

こうして、俺は、コミックマーケットにコスプレ参加する事がきまった。

あっきーが「写真撮っていいですか?」と聞いてきたので、それを了承して

写真を撮ってもらい、元の服装に戻る事にした。

そして、遅くなってきたので、俺は、こう言う。

「じゃあ、もう帰るよ、あんまり遅いと、妹が心配するしね」

「あ、そうですか……一緒に夕飯でもと思ったのですけど、まこさんが、そう言うなら、仕方がないです」

「じゃあ、さようなら」

「はい、さようならです」

そう言って俺は、あっきーの家を出て、家に戻る事にしたのだった。

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