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俺の非日常な日々  作者: 零堵
~二年目~
66/83

~第六十六話~

俺は、夏休みに入ったので、のんびりと家で過ごす事にした。

まあ、夏休みの宿題があるのだが、それはあとでやればいいかな……と思っていたので、家で、ごろごろと過ごすのもありか……と思っていたのである。

そんな感じに過ごしていると、俺の持っている携帯が着信したので、出てみると

「やっほ~まこ、元気にしてるかな?」

そう言って来たのは、同じクラスで、親友の栗谷美鈴くりやみれいだった。

「元気にはしてるけど、一体、何の用?」

「まこ、今日さ? 暇?」

「暇と言っては、暇だけど……一体何?」

「じゃあさ? プール行こうよ? 今日って、結構暑いしさ? プール行ったら、気持ちいいって」

「プールね……どうしようかな」

「だって、まこ、今日、暇なんでしょ? これから、予定とか入れてるの?」

「いや、別に予定は、何も入れてないけど」

「じゃあ、問題ないじゃん」

「……分かった、行くよ」

「じゃあ、決まりだね? 水着もって、待ち合わせは、山野辺駅で集合ね? 遅れないでよ? まこ」

そう言って、電話が切れる。

遅れないでって……時間を言ってないんだが?

まあ、今から行って、いなかったら、美鈴に電話すればいいだろう……と、思う事にして、早速、準備をする事にした。

準備が終わって、家に誰もいなかったので、外に出て、家の鍵を閉める。

外の日差しは、カンカンに照りつけていて、美鈴の言ったとおり、結構、暑かった。

集合場所が、山野辺駅だったので、山野辺駅に向かう。

山野辺駅に辿り着くと、もう既に、美鈴の姿が見えた。

「遅いよ? まこ」

「遅いって、時間言ってなかったじゃないか、美鈴」

「あれ? そうだっけ」

「そうだよ」

「まあ、いいよ、ちゃんとまこ、来てくれたしね? じゃあ、行こうか?」

「ところで、今日、行く場所って、どこなの?」

「プールって言ったから、今日は、山野辺市民プールに行きましょう」

「了解」

そう言って、俺と美鈴は、山野辺市民プールに行く事になった。

山野辺市民プールは、駅からそんなに離れていなく、ちょっと歩いただけで

辿り着いた。

夏休みというだけあって、家族連れや、学生が結構、多くいたりして、結構賑わっていたりしている。

俺と美鈴も、その中に入り、早速更衣室に向かった。

更衣室のロッカーの中に着ている服を脱いで、水着に着替える。

なんか視線を感じたので、辺りを見渡すと、何故か美鈴が、こっちを見ていた

「何してんの? 美鈴」

「いや、なんか……まこの水着って、新鮮だなあ……ってね? ほら、去年は、バイト仲間で海に行った時、まこだけ、水着着なかったでしょ?」

「そうだっけ?」

「そうだよ、それにしても……まこ、なんかかっこいいね」

「そう?」

「うん、でね? 私のは、なんと……ビキニタイプなのだ!」

そう言って、美鈴は、俺に水着を見せてくる。

なんで、俺に見せるのが謎なんだが?

「ねね、どう? 似合ってる?」

「似合ってはいるけど……胸が小さいかな? あと、そういうのは普通、男の人に言うもんじゃないの」

「それはしょうがないでしょ! ちっとも育たなかったんだからさ!、そう言うまこだって、貧乳でしょ? まあ、その水着だと、似合ってるけどさ?」

「自分は、これでいいと思ってるよ、あんまり胸大きいとか、嫌だと思うしね」

「ふ~ん……あ、着替え終わったから、そろそろプールサイドに行こうか?」

「そうだね」

そう言って、俺と美鈴は、プールサイドに向かった。

プールサイドに行くと、かなりの人数がいて、丁度、休憩タイムだったらしく、プールの中に、誰一人、入ってなかった。

監視員らしき人が、プールの中に飛び込み、泳いでいく。

よく見てみると、あの人、すごい鍛えられてるな……こっからでも、泳いでる姿がよく見えた。

「あれ? まこ、もしかして……ああゆう人がタイプ?」

なんか変な誤解されてる気がするので

「そんなんじゃないって、ただ、すっごい鍛えてるな……って思っただけ」

「あ~ほんとだ、あれだと、オリンピックとかにいそうだよね」

「でしょ? ただ、見てただけだよ」

そう話していると、監視員の人が、プールから上がって、メガホンで、こう言って来る。

「休憩タイムは終了です、次の休憩タイムは一時間後とします、飛び込みは禁止です、皆さん、きちんと守って下さい、それでは、皆さん、どうぞ!」

そう言って、首から下げている笛を、ビーーーと鳴らした。

「あ、入ってもOkみたいだね? じゃあ、入ろうっか? まこ」

「うん」

そう言って、俺と美鈴は、プールで遊ぶ事にしたのであった。

「まこ~さ、泳ごっか?」

「そうだね」

そう言って、プールの中に入る。

水温は、結構いい感じに設定されているらしく、ちょっと冷たい感じがした。

「ここって、競泳用のプールと流れるプール、あとウォータースライダーがあるけど、やっぱり、流れるプールはいいねえ~」

そう言って、手を動かしながら、美鈴は、そう言ってくる。

「うん、確かにそうかも」

ゆったりと流れているので、泳ぐ必要がなく、十分ぐらいで、一周する感じだった。

「ねえねえ、まこ? 後一周回ったら、競泳用のプールに行って、泳ごうよ?」

美鈴がそう言ってきたので、俺はと言うと

「りょ~かい」

そう言って、美鈴と一緒に、一周ゆったりと回る事にした。

一周回って、流れるプールから出て、競泳用のプールへと向かった。

そこに向かうと、結構な人が、クロールや、バタフライで泳いでいたりしているので、俺達もその中に入り、まず軽く、泳ぐ事にした。

美鈴が平泳ぎで二十五メートル泳いで、俺が、背泳ぎで二十五メートルを泳ぐ、泳ぎ終った後

「まこ、競争しよ? ジャンルは、クロールでやらない?」

そう美鈴が言って来たので

「りょ~かい、じゃあ、やろうか」

そう言って、スタート位置について、よ~いどんと言って、プールの中に飛び込む。

結果は、どうなったのかと言うと、数秒の差で、俺が勝った

「く~、あともうちょっとだったのに~まこ、もう一回!」

「いや、疲れたよ……一回でよくない?」

「ん~……まこが、そう言うなら……じゃあ、休もうか?」

「そうだね」

そう言って、競泳用プールからあがって、休憩できるスペースがあったので

そこで、休憩する事にした。

休憩していると

「彼女達、二人で来てるの?」

そう話しかけて来たのは、なんかちゃらい海パンを履いた男二人組だった。

うん……何なんだ? こいつら……と思うんだが?

「えっと……何ですか?」

「いやさ?俺ら男二人でさびし~のよ、だから、一緒に遊ばない?」

そう言ってくる。

うん、これってナンパか?

まあ、確かに自分達は、女子二人で来てるのだが……

美鈴の様子を伺ってみると、なんか嫌そうな顔をしていた。

俺は、小声で、美鈴に話しかけてみる。

「ねえ、これってナンパか?」

「だと思うよ? まこは、受ける?」

「いや……断るつもりなのだが」

「私もそうよ、せっかくまこといちゃいちゃしてるのに……邪魔してるんだから」

いや、いちゃいちゃはしてないぞ、たぶん……

そう小声で話してると

「で、どう? 一緒に遊ばない?」

と言って来たので、俺はと言うと

「嫌です、お断り、ノーセンキュー」

そう言ってやる事にした。

「行こう、まこ」

「ああ」

そう言って、移動する。

男達は

「あ、待てよ!」

と手を掴み掛けて来ようとしたので、俺は、その手を弾いて、足払いをかけて、相手を転ばしてから

「触るな」

と、ただ一言言って、そのまま無視した。

その姿を見た美鈴が「お~まこ、かっこいい~」とか言っている。

それ以来、男達から声をかけられる事はなかった。

ま、声をかけられるのは嫌だったから、別に問題はないな? と、少なくとも、そう、俺は思っていたのであった。

時間が過ぎて、たっぷりと遊んだので、帰る事にして、市民プールを出て行く。

帰り道

「まこ、今日は楽しかったよ~また、一緒に遊ぼうね?」

とか美鈴が言って来たので

「暇ができたらね」

と、言って、美鈴と別れて、自分は、家へと帰る事にしたのであった。

家に着くと、妹の亜季が「何所行ってたの?お姉ちゃん」と聞いて来たので

正直に何所に行ってたか話すと「私も一緒に行きたかったのに……」とか、ぼやいていた。

こうして、俺の夏の一日が、終わりを告げたのであった。

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