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俺の非日常な日々  作者: 零堵
~二年目~
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~第六十五話~

夏休みに突入し、学校がないので、俺は……だらだらと過ごしていた。

いや、早めに起きてもいいのだが、別にする事はなかったので、布団の中でまったりと過ごすのもありかな? とか、思ったので、布団の中にいると

「真琴、起きなさい~」

そう言って、美鶴みつる母さんが、布団をはがした。

「うん……何……?」

「真琴、今日暇よね? いや、真琴だったら暇に決まってるわね」

なんか、暇だという事を勝手に決め付けられてるんだが?

まあ、確かに何も予定は入れてないので、暇と言っては暇なのだが……いや、宿題があるので、それをやるのもありだが……朝っぱらから宿題とか嫌だな……とか思っていたので、とりあえず

「まあ、暇だけどさ……それがどうかしたの?」

そう言う事にすると

「じゃあ、早速準備して行くわよ」

「準備って、一体何所に?」

「それは、ついて来てから解るわ、じゃあ、外に出かける準備しなさいね?」

そう言ってきたので、俺は、外行きの服を着る事にした。

最初、スカートか、ズボンにするか迷ったが……スカートより今日はズボンかな? と思ったので、ズボンを履いて、身だしなみをチェックし、準備が出来たので、美鶴母さんにこう言う。

「準備出来たよ」

「じゃあ、行きましょう、亜季あきは、お留守番だから」

そう母さんが言う。

そう言えば……亜季の姿が見えなかったけど、どうしたんだ? と思ったが

反応がないので、まだ寝てるのかも知れないかも? と思ったので、そっとしておく事にして、美鶴母さんと一緒に、出かける事にした。

そしてたどり着いた場所は

「ここって、ヤマノベ放送局だよね?」

そう、前にも来た事ある、ヤマノベ放送局だった。

一体ここに何の用なんだ? と思ったが、母さんがすたすたと建物の中に入って行くので、俺もその後をついて行く事にした。

エレベーターに乗って、三階に辿り着く。

そのフロアにいたのは

「お、真琴、久しぶり~」

「真琴さん、お久しぶりです」

前に一緒にドラマとかで競演した事のある。

暮見翔くれみかけると、三島陽子みしまようこさんだった。

「えっと、翔に陽子さんだったよね?」

「ああ、そうだぜ?」

「私の事は、陽子でいいよ? 私も、真琴って呼ぶから」

「解った、で……母さん、一体何で、自分をここに?」

「それはね……この三人で、CDデビューしてほしいのよ」

「はい?」

CDデビューですと?

「実はね? 前に真琴、学校でバンドやってたでしょ? それを音響監督に教えたら、だったら、メンバー組んで、バンドやってみたら? と言って来たのよ~でね? 新しく、翔君が主役のドラマが始まるし、そのED曲を新バンドでやってみようってなった訳、で、今日、そのレコーディングしようと真琴を呼んだのよ」

「ええ? いきなり?」

「真琴、やってみようぜ? 俺はもちろん、Okだぞ?」

「私もよ? でね? 私も、そのドラマに出てるのよ、二人で歌うのもいいけど、トリオでもいいかな?って思ってね? で、美鶴さんに言ってみたら「じゃあ、真琴もバンド経験あるし、参加させようか?」ってなった訳」

「そうなんだ……と言うか母さん、勝手に決めないでよ?」

「ごめんごめん、で、真琴、引き受けてくれないかしら?」

俺は、そう言われて考える。

別にやってもいいのだが、パートは何になるんだ? と思ってしまった

「別にやってもいいんだけど、自分のパートって何になるの?」

「真琴、バンドではベース担当だったでしょ? だから、ベースやってくれない?」

「だったら、いいけど」

「じゃあ俺は、ボーカルやるよ、陽子は、ギター頼めるか?」

「任せといて、ギターなら昔、やった事あるから、大丈夫よ」

「決まりね? でね? その曲なんだけど、作詞・作曲は私がやったわ」

「ええ!? 母さんが!?」

「ええ、前にやった事あるし、こういうの得意なのよ」

うん……本当に何者なんだ……母さん……

「じゃあ、バンド結成したから、バンド名だけど……何がいい?」

母さんが、そう言ったので、俺達は、三人で話し合いをして、結果はというと

MKYマーキーにします、三人の名前の頭文字から取りました」

「解ったわ、じゃあ、早速レコーディング会場に行くわよ」

そう美鶴母さんが言う。

こうして、新しいバンド、MKYマーキーが、誕生したのであった。

「ここで、レコーディングするわよ?」

美鶴母さんが、そう言うので、改めて部屋の中を確認してみる。

俺達がいる場所は、ヤマノベ放送局の一室で、レコーディング用なのか、マイクが置いてあった。

部屋も別れていて、収録現場と、休憩場所? みたいなスペースがあった。

「じゃあ、三人とも、準備してくれる?」

そう母さんが言うので、俺達は準備する事にした。

部屋の中に楽器が置いてあったので、陽子がギター、俺が、ベースを持つ事にした。

一回鳴らしてみると、なかなかいい音が出て、問題はないようだった。

「あ、ああ~マイクのテスト、どうだ? ちゃんと入ってる?」

翔がそう言って、マイクのテストをした。

「Okよ、じゃあ、これが楽譜ね?」

そう言って母さんから、楽譜を渡される。

俺達三人は、その楽譜を見てから、俺と陽子で演奏して見る事にした。

演奏が終わった後、陽子が

「うん、Okかな? 真琴はどう?」

「問題はないかなと思う、陽子も上手に弾けてたんじゃないか?」

「そうかな? じゃあ翔? ボーカルの準備、大丈夫?」

「おう、任せとけ」

「じゃあ、本番の収録を始めるわね?」

そう母さんが言ったので、演奏をスタートした。

演奏はスムーズに出来て、翔が歌いだす。

歌声は、ミスる事無く歌いだしに、成功し、無事に演奏が終わった。

演奏が終わると

「はい、OK、バッチし収録出来たみたいよ?」

「それは、よかったです、ね? 真琴、翔」

「ああ、そうだな」

「じゃあ、もう弾かなくていいって事かな?」

「そうね、あとはこの作った曲だけど、タイトルをどうする?」

「そうだな……真琴、陽子、何かいいアイデアはないか?」

「アイデアねえ……アップテンポの曲だったから、スマイルハッピーデイズってどう?」

「お、なんかいいな? 真琴は?」

そう言われたので、俺は、こう答える。

「それでいいと思う」

「じゃあ、決まりね? 曲名は「スマイルハッピーデイズ」バンド名はMKYって記しておくわ、真琴、付き合ってくれてありがとね? 今日は、もう仕事ないし、一緒に帰りましょうか?」

母さんが、そう言ってきたので

「あ、うん、解った」

「真琴、帰るのか? 俺と陽子は、まだ仕事あるから、ここでお別れだな? じゃあな?」

「私も、お別れね? 真琴、さようなら」

「あ、うん、さようなら、二人とも、じゃあ母さん、帰ろうか」

「ええ、そうね」

そう言って、俺と母さんは、家へと帰る事にしたのであった。

帰る途中、気になったので、母さんに聞いてみる。

「母さん、作った曲って、いつ発売されるの?」

「発売は、約一週間後ね、人気が出るかどうか解らないけど、まあ結果次第ね」

「そうなんだ」

と言う事は、もし売れて、スタジオとかでバンドとして、参加する事もあるのかもなあ……と、そう思いながら、家へ着くと

妹の亜季あきが、出迎えてくれて、今日の出来事を話すと

「お姉ちゃんが参加したバンド? 絶対に聞くね!」

と、そう言ってきた。

こうして、俺の一日が、終わったのであった。

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